初めてのエッチングベンダーの選び方「おすすめの重視ポイント」

組立・工作道具
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こんにちは、おらプラです。

私は幅広~く(そして薄っぺらく)いろいろなジャンルのプラモを楽しんでいます。

ガンプラではあまり使いませんが、戦車や飛行機や艦船のようなスケールモデルでは、けっこうな頻度でエッチングパーツを使う場面があります。

別売りのディテールアップとして使う時もあれば、最初からキットに含まれているものもあって、使うとリアルさがグッとアップするので、うれしい気分になります。

さて、そんなエッチングパーツを曲げるときに、エッチングベンダーという聞き慣れない道具があると便利です。

「1つ専用の道具が欲しいな」

そう思っても、初めてエッチングベンダーを買う時に困るのが、

「種類いろいろあるけど、どれを買えばいいんだろう?」

という悩みです。

私はまだまだ初級者ですが、

「あ、最初にこれを使ってよかったな」

「これだけで他はいらないかも」

と思っていることがありますので、

エッチングベンダーを最初に買うときの重視ポイント

としてお伝えしたいと思います。

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エッチングベンダーとはなんだ?

エッチングパーツは板状なので・・・

曲げていくことで立体的なパーツにする

エッチングパーツは、薄い金属板に加工を施して、曲げたり組み合わせていくことで、プラでは難しい繊細なディテールを再現するというものです。

プラパーツが最初から立体的なのに比べて、エッチングパーツは板状なので、必ず曲げたり、複数を組み合わせたりする必要があります。

そこで、細かいエッチングパーツをつかんだり、曲げたりするのに使うのが「エッチングベンダー」という道具になります。

つかんで曲げて・・・

エッチングパーツは薄くて柔らかいので、ちょっと力を入れると関係ない場所でも簡単に曲がって(変形して)しまいます。

そこで、指ではなくてペンチやピンセットで丁寧に扱う必要があるのですが、やはり専用の道具は使いやすいんですよね。

エッチングベンダーの種類

エッチングベンダーには、いろいろな形がありますが、大きく分けて3タイプです。

ペンチタイプ

画像出典:タミヤ公式サイト

プラモデル製作において、一番メジャーなのが、ペンチタイプだと思います。

ラジオペンチをもっと精密にした感じと思えばわかりやすいかと。

大きさも様々です。

ミニタイプも。画像出典:タミヤ公式サイト

置き型タイプ

画像出典:modelers様(amazon)

作業台の上に置いて使うタイプもあります。

大きめのエッチングパーツを曲げる時に便利だと思います。

ただ、大量のエッチングパーツを曲げるには面倒でしょうから、大物を曲げるここぞという時に使う感じでしょうか?(使ったことなし)

ピンセットタイプ

タミヤのピンセットベンダー

タミヤさんから出ている、ピンセットベンダーというタイプもあります。

ペンチを精密にしたペンチタイプと違って、ピンセットをエッチングパーツ曲げに特化したものです。

最初に選ぶときの重要ポイント

とっても小さいパーツが多い。だからリアルなわけで

ここで、初めてエッチングベンダーを欲しいと思っている人に、アドバイスがあります。

「エッチングベンダーは大きなものはいらない。なぜなら、細かいパーツを扱うことが圧倒的に多いから」

エッチングパーツは、めちゃくちゃ細かいものが多いです。

そりゃそうです。だって、プラ成形では納得いかない場合に、ディテールアップするために使うわけですから。大ざっぱなエッチングパーツなんて欲しくもないわけです。

上の機銃なんて、10個以上パーツあるのに、せいぜい5mmぐらいしかないですからね。

これで3パーツ使ってたはず

たしかに、時々長ーいパーツもあることはあります。

艦船の手すりとか。

でも、そういうのはラジオペンチなどでも保持しやすく扱いやすい物が多いのです。

エッチングベンダーは、細かいパーツを対象にしたものを買ったほうが、幸せになれますよ。

私はタミヤさんから出ている、ピンセットベンダーというものをズバリおすすめしたいです。

これは、

  • ラジオペンチをエッチングベンダーに特化させたものではなく(通常のエッチングベンダー)
  • ピンセットをエッチングベンダーに寄せた(ピンセットベンダー)

という特徴があります。

せいぜい数mmの物を扱うのに、ペンチよりもピンセットのほうが便利なのは、直感的にわかるでしょう?

エッチングベンダーとピンセットとの違い

もちろんピンセットとしても使えます

「ピンセットベンダー?じゃあピンセットでいいんじゃないの?」

ピンセットベンダーと通常のピンセットが、どのように違うのか説明しておきましょう。

直線部分がある

直線部分があるのが特徴

ピンセットベンダーは、先のほうが直線です。

これは、エッチングパーツを曲げる時に、折れ線に沿ってつかんで、曲げるときのガイドにするためです。

曲げる線にそわせるとキレイに曲げられます

点でなく面で保持

ピンセットベンダーは面で保持する

エッチングベンダーは、板状のパーツを持ちやすいように、面で挟み込んで保持する形状になっています。

逆にピンセットは先端の一部でつかむようになっていますよね。

もしもピンセットの先端でエッチングパーツをつかんだら、曲げる時に下手すると、その一点で変形してしまう恐れがあるので、面で抑えたいわけです。

エッチングパーツの平面が歪んでしまうと、なかなか元に戻すのは大変なんですよ。

しなりが少なめ

先が厚いまま

ピンセットは先の方がだんだん薄くなって、しなりがある感じですが、ピンセットベンダーは先まで厚めで、がっしりとつかめるようになっています。

後悔しない!エッチングベンダーは細かいものを!

「初めてエッチングベンダーを買うときに重視すること」

なんて言って解説してきましたが、じつは私は最初にピンセットベンダーを買ってから、「その次」を買っていません。

「一番細かいものに特化したピンセットベンダーがあれば、他のものがいらない」

というのが現在の感想です。

他のペンチ型のベンダーのレビューを読むと、

「面倒でだんだん使わなくなった」

「精度がいいベンダーじゃないと、細かいパーツが掴みづらい」

という意見が多くて、

「そうだろうなあ、やっぱピンセット型が一番使いやすいよなあ」

と得意顔です。(⬅たまたまのくせに)

もちろん、大きなものじゃないと作業性が悪い場合もあるのでしょう。私がまだ知らないだけで。

でも少なくとも、初めてエッチングベンダーを買いたくて迷っている人は、ピンセットベンダーから始めることをおすすめします。

後悔しないと思います。

蛇足ですが、もちろんピンセットとしても使えますよ!

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