こんにちは、おらプラです。
プラモデルをお手軽にカッコよくディテールアップする方法が、デカールを貼ることです。
塗装の上でも無塗装でも、デカールを貼ると情報量が増えて、完成度が上がりますよね。
キットに付属するものだけでもいいのですが、最近のガンプラは簡単なシールしか付いていませんし、
「もう少し増やしたいな」
と感じたときも、別売りのデカールを利用するしかありません。
今回は私がハマっているデカールを紹介したいと思います。
プー熊谷さんというプロモデラーさんが展開しているブランド「プーズモデリングワークス」のなかに、
ベルテクス・デカール
というものがあるんですが・・・これがとっても便利でカッコいいわけですよ。
「いやいや、かっこいいデカールは他にもいろいろあるよ?」
と言うかもしれませんが、これはデザイン以外にもいいポイントがあるんです。
ずばり、
暗い色の上に赤いデカールを貼ったときにちゃんと赤色がきれい!
なんですよ。
実際に見れば納得してもらえますから、どうぞ~。
ベルテクス・デカールとは
ベルテクス・デカールは、プー熊谷さんが展開するブランド「プーズモデリングワークス」で作っているデカールです。
後述しますが、豪華なプリントと使いやすいカッコいいデザインが特徴です。
いろいろなプロモデラーさんがデザイン
プー熊谷さんが1人でデザインしているかというとそうではなく、数人のプロモデラーさんが参加してデザインされているようです。
私がいいなあと感じるのは、
「実際に使いやすいデザインを考えているので、使いたい場所がぱっと連想しやすい」
ところです。
デカール単体ではカッコいいのに、使い場所に困るものってけっこうあったりしません?
私が過去使ったもの
ベルテクスデカールは要所をおさえた製品展開で、それほど種類は多くはありません。
例えばガンプラでも、1/100でも1/144でもどちらでも使えるようになっています。
- EXコーションデカール01(2色)
- コンビネーションデカール3種類×3色
というのが現状です。
私はEXコーションデカール2色と、コンビネーションデカール03の白をメインに使ってます。
実際に貼って違いを見てみよう
それでは、実際に貼ってみますので見てください。
サーフェイサーを吹き付けた状態のプラ板(の残り)を、テストピースとして使うことにします。
ほぼ黒のサーフェイサーです。
白
今回の実験では、白、赤、黃の3色のデカールでテストしてみますね。
まずは白からです。
白色はけっこうキレイに発色して、黒の上でもクッキリしていますね。
こちらはベルテクスデカールの白色です。
ほとんど大差ないように見えます。矢印のようなマークと文字が組み合わさっていてカッコいいですが、ベルテクス・デカールはこういうデザインが多くて、通常なら2枚組み合わせて出来るものが、1枚で済むのもいいところですよ。
結果としては、白色はあまり差がなく見えます。
実は白も差があると感じていたので意外でした。それにしてもこうして見るとサーフェイサーって凸凹すごいですね。
赤
それでは次に赤色です。
通常の赤いデカールは、黒い下地のせいで目立ちません。貼る前はあんなにキレイだったのに。
対して、見てくださいこのベルテクスデカールの赤の鮮やかさを。
下地が黒でも、貼る前の赤がそのまま発色されていて、目立ちますよね。
この違いを見てほしかった!
黄
では、同じく下地の影響を受けそうな黄色はどうでしょうか?
塗料ではあれほど下地が透ける黄色ですが、案外デカールではキレイに発色しています。
私はもっとダメかと想像していました。
対してベルテクスデカールの黄色は・・・同じくキレイですね。
差がないといえるでしょう。
ベルテクスデカールの赤がキレイな理由
実験の結果で見ていただいた通り・・・デザインが優れているところは別とすると、
ベルテクスデカールは白と黄は変わらないけど、赤の発色が抜群にキレイ
なところが売りだと思っています。
では、どうしてベルテクスデカールの赤色はきれいなのでしょうか?
私が力説しなくたって、モデラーのみなさんならおわかりかもしれませんが(笑)
普通のデカールは、赤色1色で印刷されているのに対して、ベルテクスデカールは、一度白を印刷してその上に赤色を印刷しているのです。
これを、2色刷り(多色刷り)と言うそうです。あきらかにコストがかかりそうですよね。
塗装でも下地が大切ですが、デカールも下地で変わってきます。わざわざデカール貼るところだけ下地色を変えるのも手間ですが、こうしてデカール自体が下地を兼ねていてくれるなんて、ありがたいですよねえ。
ベルテクス・デカールで簡単にカッコ良くしよう!
プラモ製作でデカールを貼った経験がある人は、きっと同じ経験(失敗)をしていると思うんです。
「かっこいいと思って貼ったデカールが、塗装の色とマッチしなくて目立たずに消えちゃった」
私は何度もあります。
また、暗い下地に白や黄色は案外OKだけど、赤はダメだよな~って、じつは実経験で知っていると思うんです。私もそういうものだとあきらめて、赤いデカールは明るい色の上だけに貼っていました。
ところが、このベルテクスデカールを知ってから、まあ赤を使うこと使うこと(笑)
だって、赤いデカールって実際カッコいいし目立ちますもの。
私と同じように感じていた人は、ぜひ1度「ベルテクスデカールの赤色」を経験してみてください。
下地が暗くてもOK。赤がちゃんと赤で発色してくれるすごさ、病みつきですよ。
そして、ついでにこのシリーズのデカールが、使いやすいデザインだということもわかってくるので、きっとファンになると思います。