内部フレームとは?
内部フレームとは、プラモデルの見えないところに仕込まれた骨格のことです。
従来のプラモデルは、外装だけを形作るものでした。
しかし外観とは関係のない、人間で言えば骨格を一度作り、それに装甲などの外観パーツを付けていく構造が増えてきたのです。
私が知る限りでは、ガンプラで最初に考案され、RGやMGという上級グレードで採用されています。
構造が複雑になるぶん、パーツ数は増えてしまいますが、内部構造と外部構造を分けることで、
- 関節の可動域が増えて自由なポージングを取りやすい
- 外装パーツは外観重視の設計ができる(かっこいい)
- 外装パーツが取り外し自由なので、塗装の塗り分けがラク
というメリットが大きいです。
そのため、他のロボット系のプラモデルにも採用されるようになってきました。
内部フレームじゃない例
上の写真はFGガンダムですが、とてもシンプルなパーツ構成です。
従来はこんな感じでパーツが構成されていることが多かったです。
内部フレームの例
上のグレーの部分が内部フレームになります。
外装の装甲板が少しだけ付いている状態です。
関節の動きは内部フレームが担当しているので、外装のパーツは付随して動いているだけです。
そのため、関節の可動域が大きく出来ますし、実際のロボットの動きに近くなり、よりリアルな完成品を楽しめるのです。
内部フレームの魅力
内部フレームは、構造が複雑になる反面、製作時のメリットが多いと書きました。
しかし、内部フレームには忘れてはいけない「ロマン」があります。
それは、まるで本当のロボットを作り上げている気分になれることだと思うのです。
内部がスカスカのガンダムより、本物っぽいじゃないですか!
「どうせ見えなくなるし」
と考えてもいいのですが、内部フレームを丁寧に塗装して仕上げるのは本当に楽しいものです。
車やバイクなどで、完成すると見えなくなる内部を作るのと似てますかね?
「こんな構造になってるのかあ」
って楽しいのです。
装甲板のスキマからチラッと見える内部の機械、くぅ~、かっちょええ!
ネットでググってもらうと、外装無くてもいいくらい見事な内部フレームが見つかると思います。
内部フレームは漢のロマンなのです(笑)