こんにちは、おらプラです。
初めてのレジンキット挑戦として、ダッカスを作っています。
前回はレジンキットというものを買った理由など書きました。
さて、「レジンキットを買ったら、一番最初に絶対やるべきこと」があるのですが、わかりますか?
それはパーツチェックです。
「今どきの製品なんだから、パーツ不足なんてあるわけない」
「プラモでもやるように書いてあるけど、やったことないし足りなかったこともないぞ」
と思ったあなた、私も実際そうでした。
でも、実際背筋が凍る思いをしようとは・・・。
レジンキットのパーツチェックとは?
レジンキットはパーツがランナーに付いているとは限らないんですよ。
一部ランナーに付いているものもありますが、それでもせいぜい数パーツがまとまっているだけで、しかもランナーには記号もないし、パーツにもナンバーが打たれていません。
プラモデルではランナーの数がそろっていれば(例えばA~Fで6枚とか)大丈夫ですし、私の経験では工業製品のプラモデルで足りなかった経験って実際ありません。皆さんはありますか?
ですが、レジンキットはメーカーの方が手作業でパーツを詰め込んでいるために、間違う可能性が高いのです。
そのため、買って届いたらすぐにすべてのパーツが揃っているか、自分でチェックしなければいけないわけなのです。
- 足りなければメーカーに請求すると送ってもらえる
- ただし2週間以内!それ以降は知らん!
というのがレジンキットのルールというか常識となっているらしく、自分の身は自分で守るというか、面倒でもパーツチェックは欠かせないということです。
ちなみに中古品を買うと・・・
レジンキットはメーカーから直接買うように言われます。
中古品や通販には手を出すな、と。
これは「海賊版をつかまない」という面でも安全ですが、パーツチェック出来ないのも理由になるでしょう。
未開封でパーツチェックしていない場合、それをあなたが買って、パーツチェックしても遅いのです。
「あんた、それいつ買ったの?うちから出荷したのずいぶん前でっせ?今さらパーツ足りないって言われても困りますわ~。ほな、さいなら」
となるでしょう。
逆に売り主が「パーツチェック済み」として売ってたとして、それはつまり開封しているということですし、そもそもその時点で本当に揃っているかどうかわかりませんよね?
モデラーに悪い人はいないと信じたいですが、忍び寄る悪はどの業界でもいるものです。金儲けに利用する人。
パーツチェックのやりかた
パーツチェックをするときに使うのが、説明書のパーツリストです。
ボークスさんの場合はイラストでしたし、トイズプレスさんの場合は写真でした。
パーツの形状をよく観察して、
「これはこのパーツかな?」
と推理していくことになります。
上のリストではナンバーがついていますが、これは意味のない数字で、実際パーツにもランナーにもナンバーは(ほぼ)付いていないので注意してください。
私の場合は、赤ペンで1つ1つチェックを入れていきます。
ランナーがある場合
ランナーに付属してる場合は、けっこう精神的に安心感があります。
同じパーツが2個紛れ込んでいて、そのぶん本来のパーツが足りないというようなことがないからです。
これはとくに左右のあるものや、2つ対になるパーツの場合に安心なのですが、詳しくは後述します。
ランナーにナンバーが刻印してあるものもあるのですが、そのナンバー自体が潰れて見えない場合もあるから、あまりアテにはならないと思います。
ランナーがない場合
ランナーがない場合、慎重にやる必要があります。
イラストや写真だけでははっきりとはわからない、細かい形状のものがあるんですよ。
「これは○番のパーツだな?」
とチェックしたのに、
「後で出てきたパーツのほうが○番っぽくて、実はさっきのは△番だった」
とやり直したこともありました。
左右のある(対がある)場合
さて、左右でセットのパーツで、注意するべきトラップがあります。
それは、
「同じようなパーツが2個あって、1つがRだということがわかった場合に、もう片方がLとは限らない」
ということです。わかりますか?
もしかすると、両方ともRで、Lが1つも入っていない場合もあるのです。
「RじゃないからL」というのは、恐るべきトラップにはまります。
これは、ランナーに付いている場合は大丈夫ですが、ランナーに付いていない場合にはとくに注意です。(ランナーごと全部間違っている可能性すらあるので絶対ではないですが)
Rがあること、Lがあること、別々にチェックしたほうがいいですよ。
実はひとつ体験しまして
私は運良く(?)2つ目に購入した「サイレンF」で経験することができました。
私の場合「Rが1個で、Lが2個」入っていて、多めに入っていたので問題はなかったのです。でも、
「多いことがあるってことは・・・少ないこともあるってことだよな・・・」
とゾッとしました。
あらためてパーツチェックの必要性を実感したのですが、幸運だったと言うしかないですね。
最後に数チェックでダメ押し
パーツリストに全部チェックが入ったら、パーツチェックは終了です。
私は最後に、全体の数だけをもう一度チェックします。
パーツリストには必ず「総パーツ数〇〇」と書いてありますので、最終チェックの意味で。
小心者すぎるのかな?
次回は
「次回から製作に入ります」と言いながら、今回はパーツチェックについて書いたので、製作については次回からになりました。すみません。
次回はパーツを切り出したり、お湯で温めたり(?)、加工する段階に入ります。
いよいよ、レジンキットに触れる時がきました。