こんにちは、おらプラです。
タミヤの1/48飛行機P-38Jライトニングを作ってます。
前回は大部分の組み立てを終わらせました。
これから塗装をしていくのですが、今回ちょっと試してみたいことがあります。
「銀塗装の下地を変えて試してみたい」
のです。
飛行機の銀色は金属の色
銀色の理由
飛行機で銀色ピカピカのやつって見たことありますよね?
あれは銀色の塗装をしてるのではなくて、金属むき出しの色つまり材質の色だというのです。
鉄は鉄色、アルミはアルミ色、ジェラルミンはジェラルミン色ということです。
背景としては「制空権取っちゃってコソコソする必要がないから」という理由で、「勝ってる側」の飛行機だと理解していいみたいですよ。(P38はアメリカの戦闘機)
カッコいい作例
飛行機プラモの作例で、銀色なんだけど装甲板やパーツごとに微妙に違う銀色で塗り分けられているのを目にします。あれ、超カッコいい!
つまり、「金属の材質が違うからいろいろな金属色で塗ったほうが自然」ということなのでしょうが、理屈は抜きにしてシンプルにあれはカッコいいものです。
「どうせ銀色の飛行機作るんだから、アレいっちゃう?」
という欲求が出てきちゃったのでした。
銀色は下地で変わる
飛行機のような広い面積のところに、筆塗りで銀色を塗るのって難しいと思います。
私は最初からスプレーでやるつもりでしたが、違う銀色のスプレーは準備するのが大変。色々調べてみると、銀色のスプレーで塗装する場合、下地をいろいろ変えることで違う銀色になるらしい。
「うん、これでやってみよう」
まずはマスキング
まず、適当に場所を選んでマスキングしました。
見てもらえばわかりますが、私はマスキングが面倒で嫌いなので、直線的でやりやすい場所だけを選んでやっています。
あと、別パーツになっているフラップ(羽根の昇降舵)は取り付けていないので、そこも塗り分けることになります。このキット、他にも別パーツになっている装甲パネルがあったのですが、気づくのが遅く接着してしまったのが後悔です。
つやあり黒スプレー
マスキングが終了したら、全体をツヤあり黒でスプレーしました。
「銀色の下地は黒がいい」というのはよく聞くハナシですが、本当なのでしょうか?
乾燥してマスキングテープを外すと、上のようになりました。
これで、下地が「ツヤあり黒」「成形色」の2種類になりました。
私は普段ファレホの筆塗りですので、基本つや消しのものしか目にしないのです。
時々こうやってスプレーの均一で美しい塗面、とくにツヤツヤなものを見ると、
「はあ~キレイだのう」
と声が出ます。スプレー代も高つくし、エアブラシ買って筆塗りと使い分けたら楽しそうだなとムズムズします。
それはさておき、こちらもマスキングテープを剥がしてフラップを取り付けて、これで2種類の下地になりました。
3種類目の下地
これから3種類目の下地を作りますが、そのためにマスキングをします。
パーツに彫り込まれたディテールのパネルラインを囲うようにマスキングします。
なにかの開閉口のような四角い場所も囲ってみます。
私は実機の材質の違いとかまったく考慮せず、ただ適当にやってます。本当はダメだと思います。
マスキングしたら、そこを2000番のヤスリでこすっていきます。
ヤスリを掛けることで、マスキングしていないところがザラザラになる=つや消しになります。
ここでヤスリ過ぎて下地のプラが出てしまってはダメなので、かるーく優しくやりました。
「下地が同じ黒でも、ツヤ有りとつや消しでは銀色が違ってくる」
ということを利用した方法です。
一般的に行われているようですが、本当にうまくいくのか?
今回の下地は3種類
今回私が試してみた下地は上の3種類になります。
- つや有り黒
- プラ成型色のまま
- ヤスリで粗したつや消し黒
です。
この上から1種類の銀色でスプレーするだけで、3種類の銀色表現が出来る・・・はずです。
塗装結果!あれ?
ちなみに私はラッカーを屋内で使うことは禁止されているために、水性塗料の筆塗りをしています。
でも時々、サーフェイサーやクリアーコート、ラッカーの缶スプレーによるベース塗装、をすることがあります。
その時は家の外にある物置へ行って、そこでやってます。
スキマだらけの木で自作した物置なのですが、一応風は防げますし、汚れても文句は言われません。
ただ冬はメチャクチャ寒い。マイナス10℃でスプレーしてます(笑)
話がそれました。
銀色でスプレーしていくと、たしかに下地によって銀色のノリが違うようです。
これはまだ1度目なのですが、重ねて行ったときにどうなるか?が問題です。
結果はこうなりました。
まず、黒スプレーをしたところと、プラ成形色では、あきらかに違いが出ました。
が、つや有りとつや消しで違いがわかるかというと、あまりわかりませんでした。
一般的にみなさんがやっている方法なので、方法自体は間違っていないとして・・・
原因として、
- スプレーが下手
- ヤスリ掛けがイマイチだった
などが考えられますが、正解はわかりません。
とにかく今回は、2種類の塗り分けしか実現できませんでした。
次回は筆塗り塗装
次回は残りの塗装の様子です。
これからはいつもどおりファレホの筆塗りです。