ファレホの種類について説明します

塗料・塗装道具
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こんにちは、おらプラです。

私は水性塗料ファレホを使って、筆塗り塗装でプラモデルを楽しんでいます。

今では少しだけわかるようになりましたが、ファレホを初めて使う時は、

ファレホの種類が多すぎてわからない!

と感じました。

どれを買えばいい?

どれを買ったらダメ?

ファレホを初めて使う人に、種類の違いについてアドバイスさせてください。

ただし、「筆塗り塗装」視点での解説になります。

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ファレホとは

ファレホとは、スペイン製の水性塗料です。

溶剤の臭いや弊害に悩まされることなく、しかも、圧倒的な数のカラーがそろっています。

日本でも「気に入っちゃって、ファレホしか使わない人」が増えていて、私もその端くれです。

ファレホのシリーズ(種類)について

シリーズ(種類)が多い!

ファレホはシリーズ(種類)が多くて、名前も直感的にはわかりづらいです。

ガンプラにはどれがいいの?

筆塗りにはどれがいいの?

私は初めて買う時、

「名前がこんがらがって、わけわからなくなってきた」

と悩みました。

最初はわかりづらいです

でも、ファレホのシリーズは、慣れてしまうとシンプルで、とてもわかり易いです。

最初が鬼門なんです。

セットものもあります

また、ファレホにはセットものも販売されています。

例えば、「第二次大戦のドイツ軍砂漠迷彩セット」というのがあったら、その当時のドイツ軍の戦車を作るなら、必要なカラーがそろっているというわけです。

ファレホ・シリーズ解説

筆塗り視点でのまとめ

まずは、筆塗り視点で、ファレホのシリーズを表にまとめてみました。

シリーズ 筆塗り 粘土 ひとこと
モデルカラー 10 ファレホの基本シリーズ。筆塗りに最適。
モデルエアー 5 エアブラシの基本シリーズ。じつは筆塗りにも適しています。
ゲームカラー 7 アニメのような鮮やかな色がそろっている。
ゲームエアー 5 ゲームカラーのエアブラシ用。筆塗りにも。
メカカラー 7 ロボットなどに最適な鮮やかでクッキリとしたシリーズ。

※粘土はモデルカラーを10として、小さいほどシャバシャバです。私感です。

ファレホの見分け方ポイント

ファレホのシリーズを見分ける時に、頭においておくといいポイントをあげておきます。

すべての基本は「モデル」

「モデル」とつくシリーズは、ファレホの基本シリーズです。

モデルカラーは筆塗りの基本シリーズ、モデルエアーはエアブラシの基本シリーズということです。

「エアー」はエアブラシ用

「エアー」のつくシリーズは、エアブラシ用に作られています。

基本的には、エアブラシに最適な濃度に希釈してあるものと考えてください。

「メカ」「ゲーム」は鮮やか

「メカ」「ゲーム」は、鮮やかでクッキリとした色が中心にラインナップされたシリーズです。

リアル感のある戦車ならモデルカラー、ガンプラならメカカラーという感じと思ってもらえば、最適な色が選べると思います。

筆塗りで使えないファレホシリーズ

ファレホには、筆塗りには使えないシリーズというのがあります。

私は詳しくありませんので、公式サイトから抜き出してご紹介します。

  • モデルカラーのメタリック塗装系カラー(アルコール系)
  • メタルカラー(水性アクリル系)
  • シフターズ

これらは、筆塗りでは均一に塗ることが出来ないために、エアブラシでしか能力を発揮しない特殊なシリーズです。

各シリーズ容器外見

ファレホの各シリーズは、容器のラベルで見分けることができます。

私が使っているものを紹介します。

モデルカラー

モデルカラー容器

ファレホの基本シリーズらしく、シンプルなラベルです。

上部に「70.910」と書いてありますが、

ファレホのすべてのカラーはこの5桁の数字と対応

しています。

70910=モデルカラーのオレンジレッド

ということです。

まずはこのシリーズだけを使っても、なにも不足はありません。

これだけで200色以上ありますから!

微妙に違う容器もあるんですが、意味は不明

モデルエアー

モデルエアー容器

モデルエアーは、目立つ書体で大きく「Air」と書いてあります。

私は最初、エアブラシのエアーなのか、飛行機用という意味のエアーなのかわかりませんでした。

下の「パンツァー(戦車)」があるせいで、

「ファレホは塗る対象別にシリーズになってるの?」

と混乱したのです。

パンツァーエース

パンツァーエース

戦車用の微妙な色がそろっているシリーズです。

「PANZER」と言う文字がありますから、一見して戦車用とわかりやすいです。

色の名前も、「アメリカ軍の迷彩用の緑」というように、とても具体的な名前が付いています。

戦車を作る人にとっては、色を混ぜて作る必要がないので便利なのでしょう。

半面、戦車以外に使う時は、色を実際に見て選ぶ必要がありますね。

「モデルカラーの戦車用のカラーバリエーション」と考えてください。

ゲームカラー

ゲームカラー容器

でっかく「GAME」という文字が目立ちます。

ゲームやアニメに出てくる絵や、フィギュアのような、はっきりくっきり、鮮やかな色です。

後述のメカカラーとの違いは、私にはよくわかりません。

ガンプラとかにも合いますし。

ゲームカラーインク

ゲームカラーインク容器

ゲームカラーインクは、ゲームカラーをもっとシャバシャバにしたもので、ウォッシング用だそうです。

実は私は、ゲームカラーとゲームカラーインクの違いがよくわからず、ハッキリ言って買い間違えました。

ガンダムの赤をこれで塗ろうとして、ぜんぜん上手にいかないので、

「おかしいなあ?」

と思いつつ塗った、苦い思い出があります。

こんな派手な色でウォッシングするのは、たぶんフィギュアを塗る人だろうと思います。

メカカラー

メカカラー容器

アイアンマンっぽいロボットの顔が描いてあるのがメカカラーです。

ガンプラやロボットなど、くっきりと鮮やかな色がそろっていて、

「ロボをロボらしく仕上げる」

ための塗料です。

メカカラーのメタリック系はいいよ!

とくに、メカカラーのメタリック系は、とても良い金属感が出ます。

筆塗りでメタリック系なら「メカカラー」絶対オススメ!

モデルウォッシュ

モデルウォッシュ容器

ウオッシング用のファレホです。

カラーによって下部の模様が違いますが、それが仕上がりに近いのか私には判断できません。

たとえば上は「ヨーロピアンダスト」というものですが、下部の模様のようにはならないと思います。

ゲームウォッシュ

ゲームウォッシュ容器

ゲームカラーのウォッシング用です。

ファレホ選びのアドバイス(筆塗り)

ファレホは並べるだけでもニヤニヤできます

ファレホのシリーズについて説明してきましたが、

「なんだかまだモヤッとしてる」

人も多いのではないでしょうか。

私も少しずつ買い揃えながら、使って試して、理解している途中です。

ですが、いくつかアドバイス出来ることがありますので、お伝えしたいと思います。

※プラモ筆塗り視点です。

  1. 基本的には「モデルカラー」「メカカラー」から選ぶべし!
  2. どうしても無い色は「パンツァーエース」から補うべし!
  3. ウォッシングは「シリーズ関係なく」色で選んでよし!
  4. 金属感出したい時は「メカカラー」のメタリック系が抜群!
  5. 「エアー」系は筆塗りできるが、わざわざ選ぶ理由はないかも!

現在、私程度が言えるのはこれくらいです。

ファレホはシリーズは多いですが、プラモデルを筆塗りする場合ですと、

「モデルカラー」と「メカカラー」から探せばOK

なので、案外シンプルです。

もちろん、それでも色数はすごいので、選ぶのは苦労(楽しみ?)するかもしれませんが。

シリーズがなんとなく理解できれば、簡単なものです。

あとは、ケタ外れに多いファレホのカラーを楽しんでください。

おらプラ
おらプラ

ファレホを知るまで、スペインと塗料って結びつかなかったなあ

奥さん
奥さん

私も・・・スペインって進んでるんだね