こんにちは、おらプラです。
初めてのカーモデル挑戦ということで、フィアット500Fを作ってきました。
前回はボディの研ぎ出しをなんとか終えて、あとは最後の組み立てだけです。
完成写真を見ながら製作を振り返って、
初めてカーモデルを作って今正直思うこと
を書いていきます。
これからカーモデルを作ってみたいと思っている方に、楽しさの一部でも伝わればいいなと思います。
残りは組み立てるのみ
ボディを磨いてからじゃないと付けられないパーツ(ウインカー、バンパーなど)は、別途塗装したり準備は出来てます。
なにせボディのクリア層の乾燥待ちは長いので、余裕持って作業できますね。じつは他のキットも作ってたり。
ボディをシャーシにつけると、窓の内側に触ることが難しくなりますので、綿棒でゴシゴシと指紋を消しておきました。
クリアパーツについた手垢って結構目立つのです。
以前飛行機のキャノピーで失敗した思い出があります。
これで完成です。
ちっちゃくて可愛い車ですね。一昔前の軽自動車みたいなものか。
出来はともかく、なんとかまともな車のカタチになって嬉しいです。
初めてカーモデルを作って思うこと
カーモデルの難しさ
作り上げてみて第一に思うのは、
「カーモデルって難しい」
ってことですね。
その「難しさ」っていうのは、一言で言うのは難しいので、ちょっと細かく書かないと誤解されそう。
ガンプラでも戦車でも同じですが、説明書通りに組み立てるだけと、塗装などをするものでは、難しさって違うじゃないですか?
カーモデルだって同じで、説明書どおりにパチ組みするだけだったら、特別むずかしいものではないと思います。
カーモデルが難しいなと感じたのは、
当然のように塗装まで要求される
ということが原因だと思うのです。
塗装なしのガンプラではそこそこ見映えがするのに、塗装なしの車はまったく見映えがしません。
「このガンプラ、パチ組みだけどカッコいいね!」
と言われることはあっても、
「この車、パチ組みだけど、塗装しないの?」
と言われちゃう。
カーモデルに限らず、スケールモデル全体に言えることかな。
ただ逆にもう一つ思ったことがあります。
他のプラモってセンスが要求されるけど、じつはカーモデルはセンスが必要ないのかもしれません。
塗装は美しく塗ることがベスト、ツヤツヤになることがベストで、それにはすごいテクニックと根気が要求されるので難しいのですが、反面、「上手な汚しテクニック」とか「センスあふれる塗装の色選び」とか「かっこいいスジボリのデザイン」とか必要ないんですよね。
語弊あるかもしれませんが、言いたいこと伝わるでしょうか?
「職人である必要はあるけど、芸術家である必要はない」
ってこと。
キットを正確にキッチリ仕上げることが大切で、そのために様々なテクを身に着けている。それがカーモデルの人たちではないかなと思いました。
研ぎ出し
今回ボディの研ぎ出しというものに挑戦してみたのですが、ある程度は出来たのですが、上級者の作例を見る限り、まだまだ全然足りないことがわかりました。
「こんなものでいいか」
ってなってしまうんですよ、私は。
妥協しちゃうし、根気が続かない。
今後カーモデルを作ることがあっても、毎回これぐらいの仕上げで満足しそうです。
つまり、カーモデルは向いていないと言えるかもしれません。
面白さ
カーモデルには、市販車だけじゃなくF1などのレーシングカーや市販車改造ものなど、色々分野があります。
車って身近な乗り物で、構造もある程度わかるものです。
サスペンションがどう動くか、これはラジエーター、これはマフラー、というふうに、実物のことがわかるのが面白いですね。
戦車や飛行機では、かなり勉強していないと意味がわからない構造物が多いので「わけもわからず」作っている事が多いです。
車は実際に動かなくても、実際の働きがわかりますからね。
今回のフィアットでも、「フロントサスペンションが板バネ自体がアームのように動くらしい」というようにわかってきます。現代の車では絶対使わない仕組みだあ、ってね。
レーシングカーなら最近の技術がわかって、もっと楽しいかもしれません。
また、
「あの名車が好きだった・・・買えなかったけど」
というような、憧れのマシンが手に入るのもカーモデル(バイクも)の魅力でしょうか。
私にはとくに思い入れのある車はないクルマ音痴なのですが、自分が乗っていた車や乗っている車のプラモがあったら、作ってみたいと思うかもしれません。
以上、初めてカーモデルを作った感想でした。
「自分にはあまり向いていないプラモだな」というのが正直な気持ちです。
でも、車に興味がある人や、丁寧に仕上げる行程が好きな人には、これ以上なく面白いのでしょうし、それは私にも十分伝わってくるものでした。
プラモはいろいろ、人もいろいろ、みんな自分にあった好きなものを作ってるんでしょうね。
カーモデル、1度は作ってみてよかったと、思ってます。
読んでくださってありがとうございました。