こんにちは、おらプラです。
私は筆塗りでプラモデルを楽しんでいますが、時々スプレーを使うことがあります。
下地のサーフェイサー、トップコートの仕上げが多いですが、バイクや車などのツヤツヤ塗装が大切なキットのときも、スプレーの力を借りています。
エアブラシもそうですが、スプレーはやっぱりキレイで滑らかな塗面が出来るのでありがたい。
ところが、初心者がスプレーすると案外難しくて、失敗することがあります。
対してベテランさんたちは上手なのはもちろんですが、みんな「ある対策」をやってます。
当たり前過ぎて、誰もいまさら教えてくれない、それはスプレーに5円玉を挟むこと。
簡単すぎて説明の必要もないかもしれませんが、実際にみてください。
初心者がやるスプレーの失敗
一気に色をつけたくて・・・
スプレーを使う時、初心者の方が失敗する原因は、
一度に大量にスプレーしてしまうから
です。
基本は「少量ずつ何度もスプレーして色をつけていく」のですが、ついつい、大量に吹き付けてしまうんですよね。
気持ちはよーくわかります。
「全然色がついてないぞ?このままじゃムラになったりするかも?」
と感じて、
「もう一往復、いや、もう少しだけ・・・」
となっちゃうんです。
吹きすぎてタレる
スプレーは一度に吹き付けすぎると、塗料がタレてきてしまいます。
上の写真、たっぷりと塗料がのったところ(上側)は一見キレイに見えますが、余った塗料がタレてきてしまっていますよね。
これが、スプレー吹き付けすぎによる失敗の典型例です。
そもそもスプレーのノズルが・・・
そもそも、スプレーのノズルの口が大きいのも原因です。
指でプッシュしたときに、ノズルから出る塗料が多すぎると思います。
上手な人ならば、半プッシュとかで調整出来るのでしょうが、初心者にはそんな微妙なタッチは難しいですよね。
簡単で誰もがやってる解決法
さて、実はスプレーを使う人は、みんなやってる対策があるんです。
それはとても簡単な方法ですが、
ノズルをプッシュしたときに、出る塗料の量を少なくする
ことが出来ます。
つまり、器用な人が指先でやっている、微妙なタッチ(半プッシュ、1/3プッシュ)が、誰でも出来るようになるんです。
スプレーに5円玉を挟むだけ
方法は簡単で、スプレーのノズルに5円玉を挟むのです。
これはどういうことかと言うと、
ノズルを全力でプッシュしても、5円玉の厚みが邪魔になって、半分くらいプッシュした状態で止まる
ということです。
そう、家にある5円玉を1枚持ってきて挟むだけで、誰でも確実にスプレー噴射の半プッシュを習得できるというわけです。
効果てきめん!
上の写真は、スプレーをテストしてみた結果です。
上から順番に、
- わざと何度もスプレーしてタレさせたもの
- 通常のノズルで全プッシュで1回スプレーしたもの
- 5円玉はさんで全プッシュで1回スプレーしたもの
です。
スプレーをするときに、何度か往復させて塗料を吹き付けていきますが、一度に出る塗料の量が少ないほど、見極めが簡単になります。
たとえば大量に出る場合には、
「もう少しスプレーしたほうがキレイそう」
と思ってもう一度やると、そこで許容量を超えてしまって塗料がタレてしまう場合でも、少量しか出ない場合には、同じ状態からタレ始めるまで、2、3回の猶予があるということです。
「あ、これ以上スプレーするとヤバいかも!」
という状態がわかりやすいわけですね。
いずれにしろ、吹き付けすぎるとタレるのは一緒ですけどね
まとめ「スプレーには5円玉はさめ!」
また、もう一つ良いことがありまして、
5円玉挟むとスプレー塗料の節約にもなる
ことです。
これは、パーツに当たっていないところで、塗料が無駄に空気中にばら撒かれるのを防いでいるからです。
これは実験していませんが、やってみると感じられると思います。
以上、初心者のみなさん、そして運悪く今まで耳にする機会のなかったみなさん、スプレーするなら絶対に5円玉をはさみましょう!
良いことづくめで、やって損はない方法ですから。
スプレーはエアブラシに比べてコスト的にダメと言われますし、吹付け具合の調整も難しいものです。
かといって、エアブラシには手を出さない、出せない環境の人もいるはずです。
スプレーを少しでも便利に、安価に使いこなしましょう!