T字定規はWAVEのHT385がおすすめ「薄くてコンパクト」

組立・工作道具
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こんにちは、おらプラです。

みなさん、T字定規って使ってますか?

私は最初は持っていませんでした。プラモキットをただ作る上では、必要ないものでしたし、金属の定規は持っていたので、代用できるかなと思ってました。

でも、プラ板を切ったりして多少のディテールアップ工作などをするようになって、その重要性に気づいたのです。

今では「替えが効かない」便利道具だなと思っています。

プラ板工作だけじゃなく、スジボリにも便利に使えるんですよ?

今回はT字定規とはなにかを説明した上で、私が一番いいと思っているWAVEさんのHT385の良さを解説します。

なぜこれがいいのか? 他のT字定規との違いは?

作業がはかどること間違いなし!

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T字定規とは?

文字通り「Tの字」型の金属製定規です

直角がかんたん

T字定規は文字通り「Tの字」型に定規を交差させて固定してある金属製の定規です。

交差が直角になっていますので、平行線や直角の線を正確にだせるわけです。

プラ板カットがはかどります

ペンで線引きをすることはもちろんですが、金属製なのでデザインナイフをあててカットするときに傷つくことがありません。

樹脂製とかだと、定規自体がそのうち摩耗したり痛みそうでしょ?

プラモ工作では、プラ板を思うような形にカットするときに役立ちます。

スジボリにも

後述しますが、じつはスジボリのガイドとしても使いやすい場面があります。

これも直角に交わったところが役立つわけで、平行線や直角のスジボリが簡単になります。

そして金属製なのでガイドテープなどのようによれたりしません。

T字定規の使い方

それでは、基本的なT字定規の使い方を、2つの例で紹介します。

プラ板カットと、スジボリです。

プラ板カットをやってみよう

「プラ板から1cm四方の正方形を作って」

と言われたら、あなたならどう作りますか?

考えてもらいたいのですが、T字定規がなかったら、けっこう手間がかかりますよね。

しかも正確に直角が出るかどうかは微妙なところで、たいていは「ほぼ正方形」に切り出すのがやっとでしょう。

T字定規があったら・・・

①基準となる直線でカットする

②端を直線でカットする

②基準線と直角に、端をカットする

②でカットしたところに1cmのメモリをあわせてカットする

③ ②でカットしたところにT字定規の1cmのメモリを合わせて、カットする

これで幅1cmの短冊状のプラ板が出来ました。

④短冊の端に1cmの目盛りをあわせてカットする

④その短冊の端に1cmの目盛りを合わせてカットする

これで1cm四方ですべての角が直角な四角形(1cm四方の正方形)が出来たことになります。

ビューティフル~

今回は正方形でしたが、長方形はもちろん、これをベースにしていろいろな形のプラ板を切り出すことが出来ます。

  1. 直線であること
  2. 平行線を簡単に引けること
  3. 垂直線を簡単に引けること

これはディテールアップ工作で避けては通れない基礎の基礎になります。

在庫のプラ板がぜんぶ基準線が出来ているので便利

さらに、いつもT字定規でカットしていると、あまりのプラ板がすべて直角の出た長方形になりますから、次に使うときは①の「基準線カット」が必要なくなります。

T字定規で正方形を切りだす手順

もしもT字定規がないと、全部定規で1cm測って、それを線で結んで平行線にして・・・なんてやることになりますから、②以降のカット全てが「正確に直角かどうか微妙」な結果になります。

とっても手間なことを、T字定規で簡単にしかも正確になるんですから、言うことなしだと思いませんか?

スジボリに使ってみる

スジボリのガイドとして

金属製ですから、スジボリのガイドとしても便利です。

プラ板じゃないパーツでも、ひっかけるところがある形状ならば、T字定規を使ってかんたんにスジボリをする事ができるかもしれません。

パーツの端にT字定規の段差をかける

パーツの端に、T字定規の段差を引っ掛けることができれば、指でしっかりと抑えることで、スジボリのガイドとして使うことができます。

「え?簡単にズレちゃうんじゃないの?」

と思うかもしれませんが、「スジボリ自体は軽く何度もなぞるのが上手なコツ」だということを考えれば、力を入れるのはT字定規を抑えているほうの指だけなので、案外ズレないものなんですよね。

キレイに掘れた

繋げればこのとおり

ただ、勘違いしてほしくないのは、

「T字定規がスジボリのガイドとして優秀というわけではない」

ということです。

T字定規が使えるパーツ形状だったり、場所だったり「条件が揃えば手軽にガイドできますよ」っていうだけで、毎回使うものではありません。

「ガイドテープ貼らなくても、ここはT字定規でパッとやれそうだな!」

という感じです。この可能性を頭に置いているだけで、案外使える場面って多いのですけども。

WAVE・HT385がおすすめな理由

さて、T字定規の便利さを説明した上で、

どうしてWAVEのHT385が使いやすいのか?

ということを解説したいと思います。

これはもちろん私の選択なので、違うという方もいるでしょう。

プラモ製作にちょうどよい「小ささ」

全長10cm

短いほう片側2.5cm

WAVEさんからは、T字定規は大小2つ出ていまして、これは小さい方です。

この小さい方がいいなと思う理由は、私が、

「プラ板を10cm以上の大きさで切り出すことがないから」

です。

ジオラマとか作る人は別として、ほとんどの人は10cm以内の小さなプラ板を切り出して使うんじゃないでしょうか。

大は小を兼ねるといいますけども、プラモの作業台の上では、小さい方が取り回ししやすいと感じます。

また、スジボリガイドとして使う場合も、手のひらに収まるサイズじゃないと保持しにくいのです。

一番薄いんじゃないかな?

T字定規は薄さも重要

私が知っている限りでは、WAVEのT字定規が一番薄いです。

厚さ約0.6mm

T字定規は薄いほうがいいの?どうして?

定規より薄いものを切る場合に定規が浮いてしまうんです

それは、定規より薄いプラ板を切るときに、定規が浮いてしまうからです。

隙間が出来ると、ナイフの刃が微妙に斜めに入ってずれたりする原因にもなります。

ですから、T字定規の厚さ(短かいところ)は、なるべく薄いほうが使いやすいのです。あまり薄すぎてペラペラなのもどうかと思いますが、そんなものはないでしょう。

T字定規はここの切り欠きが大切

あとこれはT字定規ほとんどがそうかもしれませんが、交差するところに切り欠きがあることで、デザインナイフの刃が端まで届き、切りやすい工夫です。

T字定規は使うとやめられませんよ

以上、

  1. T字定規はどのようなもので、どのように便利なのか
  2. WAVEの小さい方HT385がおすすめな理由

を解説してきました。

じつはT字定規っていうのは、1、000円もしない比較的お安い道具です。

高価なものなら、必要かどうか慎重に判断して買うべきですが、このくらいならダマサれたと思って買っても痛くはないでしょう?

持っていない人は、ぜひ使ってみるべきです。ケチってる場合じゃないですよ。

これからプラ板を使って工作してみたいと考えている人、

「もうこれなしではやる気しない」

と思うほど、簡単でしかも正確に出来ますから、使っていてください。

面倒さがなくなれば、楽しくデザインや工作に集中できます。