戦車の上のモノ(OVM)の塗装がわからない人はこの本読んで!

戦車
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こんにちは、おらプラです。

戦車模型を作ることが増えてきたのですが、最初というか今でも、よくわからないことが多いです。

それは、

「戦車の上にある道具をどう塗装したらいいかわからない」

ことです。

斧とかハンマーとかなら知ってますが、戦車専用の工具なんて見たこともないので、

  • どんな材質なのか知らない
  • 今では使わない材質があるので知らない
  • 何色に塗られていたのかわからない

んですよ。

どんな物なのかわからないので、もちろん、それに似せて塗装することができないんですよ。

箱絵を見たり、ネットで調べたり?

でも、案外見つからないものです。

そこで読んでほしい本があります。

それは雑誌のバックナンバーですが、絶対役立つ1冊です。

とくに私のように戦車プラモ作り始めの人にはネ!

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戦車の上にあるモノの色がわからない

OVMといいます

戦車の上に乗っている工具類は「車載装備品」といって、通称OVM(On Vehicle Material)と呼ばれます。

知らない工具・知らない材質

斧とかスコップといった、今でも日常で使う道具はなんとなく雰囲気はわかりますよね。(でも実は色が想像と違ってたりする)

しかし、戦車にしか使わない道具・・・例えば大砲の中を掃除するクリーニングロッドとか、ジャッキ台とか、どんなものか知らないでしょう。

パーツの形は見ればわかるけど、下手すると金属なのか木製なのかすらわからないものがたくさんあります。

さらに、私も今でこそわかりますが、ベークライトという材質なんていうまったく未知の材質もあったりします。

そんな状態で塗装なんてできるはずない。塗装の腕以前の問題なんです。

私の失敗例

このペンチみたいなものの色が

私が昔作った失敗例を見てください。

上の写真にあるペンチみたいなもの(ワイヤーカッターといいます)は、私が想像で塗装したものです。

なんとなく「金属に木製の柄が付いているんだろうな」と想像しました。

これはこれで、知らない人が見たら本物っぽく見えるかもしれませんが、実はまったく違う色をしてるものでした。

金属はもっと黒っぽい鉄で、柄は先ほど名前を出したベークライトという材質でできています。

全部適当塗りです

アーマーモデリング2022年6月号「ポイ塗り」

アーマーモデリング2022年6月号

最初のうちは「こんなものでいいか~」と思っていましたが、そのうち正しい塗装をしたいというか、せめて本物の色を知って塗りたいと思うようになりました。

そのときに見つけた本がこれです。

専門の別冊とかじゃなく、雑誌アーマーモデリングのバックナンバーでした。

現代人にはわかりにくいモノの色を塗る

この本は「本物の色を知っている人がいかに上手に塗るか?」ではなくて、「本物の色はこんな色でした。だからこう塗るとうまくいいじゃない?」と、一歩前から教えてくれるのです。

こういう本を求めていた人、多いんじゃないでしょうか?

工具や素材の本当の色がわかります

私は雑食系モデラーで、戦車に特別詳しくありません。

それこそ最初の頃は、戦車のことをなんにも知らずに作っていました。

でも、そんな私でさえ、この本の情報でかなりのことを一通り知ることが出来たような気がします。

「全部は網羅してるとは言えないけど、通常必要なものは全部載ってますよ」

という感じでしょうか。

写真が満載

先ほどのワイヤーカッター

まず一番うれしいのは、実物の写真が必ず載っていることです。

上手な人が塗ったものとか、イラストではなくて、本物。

しかもたいていは使い古したものなので、汚れ具合とかも参考になります。

工具の構造も説明

消火器

また、工具がどのような構造をしているかも解説してあります。

例えば消火器ですが、どこまでが本体で、どんなホルダーにはまっているのかがわかるんです。

「あ、ここって別のものだったんだ!」

って、プラパーツだけ見ててもわかりにくいですよね。

軍別に解説・・・現代版も

その上で塗装の仕方をアドバイス

本物の写真があり、わかりにくいものは構造を解説し、そのうえでようやく「どうやって本物っぽく塗るか?」アドバイスしてくれます。

一例ですが、「布はこう塗りましょう」じゃなくて、「この時代のここに使われている布は硬い布なので、こんな塗り方が本物っぽい。だからこう塗りましょう」とまで説明してくれます。

ほんと親切でわかりやすいですよー。

あと、同じ幌布でもドイツ軍のもの、アメリカ軍のもの、現代版のものなど、違いを教えてくれます。

まだ手に入りますよ

ホントはこんな色なのか

私はこの本を読んでから、OVMの塗装も本物っぽく塗れるように頑張ってます。(出来ているとはまだ言えないな)

少なくとも、それがどんな材質で、どんな色をしてるかわかったうえで「それに近づける努力」を出来てるので、そのうちうまくなるんじゃないですか?(笑)

これって大きな違いだと思います。本物を知らないことには、ずっと想像で違う色を塗っていくわけですからね。

上でも書きましたが、これはバックナンバーですので、そのうち手に入りにくくなるでしょう。

まだ手に入りますので、戦車模型まだ入門したての人は、ぜひ読んでみてください。

戦車の上にあるOVMの塗装、どう塗ればいいかわかりますよ!