こんにちは、おらプラです。
タミヤの1/35仏戦車B1bisを作っています。
前回までで塗装が終わってウェザリングをしていきます。
私はウェザリングというのが苦手で、「やりすぎて汚く」なったり「それが怖くて弱め」だったり、加減がわかっていません。気をつけてやっていきます。
今回やったなかでは、ウェザリングマスターを水で溶いて土汚れっぽくすることが初挑戦でした。
チッピング
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台所スポンジ
まずはチッピングをします。
チッピングとは「なにか硬いものが当たって塗装が剥げた跡」を表現することです。
まずは台所スポンジの切れ端を準備しますが・・・
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指でちぎって平面をなくすのがポイント
スポンジに平面があるよりも、手でちぎったような複雑な形状をしていたほうがランダム性が出ていい結果が出ます。
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ピンセットでつまんでエッジを中心に押し付ける
スポンジをピンセット等でつまんで、塗料をつけたら、ティッシュなどに押し付けて「ほとんど塗料が残らない状態」にします。よくある失敗で塗料が残りすぎてたってことがあるので、「塗料拭き取りすぎたかも?」という状態にしたほうが無難なんですよね。
塗料が少なすぎても何もつかないだけで失敗にはなりませんから。もう一度やればいいだけ。
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スポンジの次は細筆で
スポンジを使ったチッピングは「スポンジの不規則さによる偶然性」を活かすわけですけど、同じような大きさのハゲしか出来ないことがあります。
そういうときは、あとで細筆でチョンチョンと追加してやると、大小様々なハゲになってくれます。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2023/10/R0007899.jpg)
エッジなどどこが塗装ハゲやすいか考えながら
恥ずかしながら、
「エッジを強調するのとチッピングって両方やらなきゃダメ?」
と思ってたことがありましたが、今では違うんだなとわかるようになってきました。
チッピングは文字通りハゲなので、くっきりしているのでアクセントになるんですよね。ぼんやりエッジを強調するのとはやっぱり違うんですよ。
土汚れ
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ウェザリングマスターを削り取って
履帯などの土汚れをつけていきますが、お手本では専門の粉ものを使っていましたが、私はそれは持っていないのでウェザリングマスターを使うことにします。
ウェザリングマスターは粉もので、ハケやブラシでこすりつけて使うものだと思っていましたが、それを水で溶いて塗りつけると、粒子感が残っていい感じになると聞きました。
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水で溶けるんですね
スポイドで少しずつ水を加えていって、適度な濃さにします。
水が少ないとペースト状でそれはそれで使い道がありそうですが、薄めすぎると使えなくなるので、少しずつ足します。
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雑に塗りつけて
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乾くとこうなります
筆で適当に土汚れをつけたい場所に塗りつけていきました。
ただの色水っぽいのですが、乾くと少しザラザラと粉っぽさが残る感じになって、塗料とはやはり違う感じに仕上がりました。もっとペースト状にしてグシャグシャに土を付けるのもいいですが、自信がないのでサッとしておきます。
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土で汚れるところを
初めてしまったら、もう元通りにはできません。土汚れはドキドキしますわ。
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タレたようになるのはおかしいので
乾いた後を見ると、これでは土が付いたというより「土色の液体が流れた」感じに見えたのでマズイです。
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スポンジで跡を取れるか?
ウェザリングマスターのスポンジでこすり取って、ボカスようにしてみました。
塗料ではなくてあくまでも粉が付着しているだけなので、調整は効きますね。
このときスポンジは重力方向に上から下へ動かすのは基本です。
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なんとかなった?
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現状
ここまでの段階でこうなりました。
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お手本と見比べる
自分ではけっこうイケてると思って作ってましたが、どうですかね。
先にも書きましたが、上手な人の作例を見て、色とか形とか部分的に真似してきたことはありますが、最初から全体を通して真似していくのは、本当に勉強になったと思います。
この本の作例は5つほどあって、コレは最初の基本作例なので作業手順はここで終わっています。
もう少し手を入れていきますが、この先で破綻しないようにしないと(笑)
油彩ドッティング
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油彩絵具のドッティング
次は油彩絵具のドッティングをやっていきます。
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チョンチョンと点付けして行って
今回使ったのは、退色のための白と、サビっぽい茶色、埃っぽい黄色です。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2023/10/R0007918.jpg)
溶かしていく
ランダムにいろいろな色が混ざることで、汚れや太陽光での劣化などを自然に表現しようという手法です。
私はこの作業は面白くて好きです。
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重力方向に流す
上手い人はもっと色数を使っていますが、私はあまり使えません。
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サイドパネルにも味が出てきた
オレンジサビとスス
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2023/10/R0007921.jpg)
サビに変化を
油彩絵具の茶色でサビからの水跡が出来ましたが、少し変化をつけるために、オレンジを少しだけ加えることにします。
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これにオレンジを足すと
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なんかこういうサビあるよね
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2023/10/R0007924.jpg)
使われていない予備履帯もサビているはず
長く使われていない予備履帯は、かなり強くサビているはずなので強めにサビをつけておきました。
普通の履帯と対象的で説得力出てきました。
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ガンメタルを使って
履帯の地面に当たる場所を、ウェザリングマスターのガンメタを塗りつけてギラリとさせます。
これは作例では違うピグメントを使ってましたが、ウェザリングマスターでも問題ないはずです。
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履帯の地面に当たる場所をギラッと
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2023/10/R0007933.jpg)
排気管にスス
排気管と砲塔の先っちょに、黒くススをつけておきました。もっと真っ黒にしたほうが良かったかも。
スミ入れ(ピンウォッシュ)
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2023/10/R0007934.jpg)
スミ入れ(ピンウォッシュ)
最後に全体にスミ入れをします。スケールモデルではピンウォッシュと呼ぶ方が多いです。
タミヤさんのスミ入れ塗料がとてもいい感じで、スケールモデルに使うとマッチするんですよね。
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目立っていない
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ディテールが浮かび上がってきます
チョンチョンと塗料を置くと、スーッと広がったり流れていったりして、とても気持ちいいです。
リベットが多い戦車はこれが楽しくて、私はついついリベット多い戦車キットを選んでしまいます。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2023/10/R0007937.jpg)
じんわり
次回はフィギュア
戦車本体の塗装はこれで終わりです。
次回はフィギュアを塗装して載せて、完成です。
もう少しお付き合いください。