仮組みとは?
仮組み(かりぐみ)とは、最終的な組み立ての一段階前、
「キットの状態を見るために、一度おおまかに組み立ててみる」
ことです。
仮組みをするのはどんなとき?
キットをそのまま組み立てて、付属のデカールを貼るような仕上げ方の場合は、仮組みは必要ではありません。
ですから、もしプラモデル初心者が、キットを初めて作るような場合は、仮組みなんてややこしいことは省いて、説明書通りに組み立てるといいですよ。
仮組みをするのは、パーツがどのように組み上がるのかを目で見て把握することで、
- 修正をしたい場所がわかる
- 塗装の順序や下準備がわかる
- 改造の構想を練りやすくなる
のが目的です。
「ああ~、ここはこういう感じでくっつくのか」
「ここのスキマ気になるから、少し修正必要だな」
「ここは先に塗装しておかないと難しくなるぞ」
といった感じです。
仮組みは、今後の製作をラクにするための下準備ということですね。
仮組みの方法
仮組みは、もう一度バラす必要がありますから、
- 接着してはいけない場所がある
- ハメ込みをゆるくしておく必要がある
という注意が必要です。
仮組みは、上の写真のようにマスキングテープで止めたり、ダボ処理(ダボカット)という作業が必要になります。
【プラモデル基礎用語】ダボカット(ダボ処理)
ダボカット・ダボ処理とは?
ダボはプラモデルを組み立てしやすいように設けられている、一対の凹凸のことです。
こちらで詳しく解説していますので、わからない方はまずは読んでみてください。
ダボは、プラモデルの組み立...
ダボカット等の仕込みに失敗すると、無理にバラそうとしてパーツがパキッと壊れちゃいます。
そうなると大変、
「良いものを作るためにやった仮組みで、むしろキットをダメにしちゃった」
では嫌ですよね。
仮組みでどのような状態まで持っていくかは、人それぞれです。
改造派、筆塗り塗装派、エアブラシ派、それぞれで正解は変わるでしょう。
⬇仮組みをバラすための便利な工具もあります。安い割に出番が多い便利グッズ。
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