こんにちは、おらプラです。
現在のガンプラはスナップフィットといいまして、
「接着剤を使わなくても組み立てることが出来る」
ようになっています。
パーツとパーツを、パチンッとはめ込むだけでいいんですね。
ところが、はめ込むのは簡単でも、バラす時はそうはいきません。
仮組みしてあとで塗装する場合とか、間違って組んでしまった場合とか、バラす必要にせまられることがありますが、それがなかなか大変な仕事。
そこで、あらかじめ準備工作しておくことで、バラすのを簡単にするのです。
それを、ダボ(穴)加工と言います。
一般的に3種類の方法があるのですが、初心者にはどれが簡単なんでしょうか?
私なりの結論を書きたいと思います。
ダボ(穴)とは?
まずはダボとダボ穴を見てみましょう。
差し込む棒が「ダボ」、差し込まれる筒が「ダボ穴」です。
これが対になっていて、パチンッとハマるわけですね。
ものすごく精度が高いのに驚かされます。
接着剤が要らないなんて、昔は考えもしなかったなあ
加工をしないと・・・
ちなみに加工をしないと、パーツをバラすのが大変です。
ナイフの刃が欠けたり、パーツが壊れたりする可能性が大です。
ダボ(穴)加工は3種類
ダボ(穴)加工は一般的に3種類あります。
青いパーツのダボ穴に、赤いパーツのダボが差し込まれると考えてください。
ダボの長さをカット
最初の方法は、ダボを半分くらいにカットして短くします。
ニッパーなどでパチパチ切っていくだけですから、とっても簡単です。
私は失敗してかなり短くしてしまったことがありますが、それでもなんとか保持力は残って組み立てできましたよ。
逆に長過ぎるよりはいいかもしれません。
ダボ穴に切れ目を入れる
次の方法は、ダボ穴の入り口を数カ所(3~4箇所)切込みを入れて、ダボ穴が広がるようにする加工です。
ダボ穴の入り口をニッパーで切ります。
それによって、ダボ穴が広がるようになるので、ダボを差し込んだ時に多少の余裕ができるわけです。
この方法も、失敗がないと思いました。
バラす時に、4等分されたダボ穴の一部が割れて取れたことがありましたが、それでもちゃんと組み立ては出来ますよ。
ダボ穴の口を広げる
最後の方法は、ダボ穴の入り口をすり鉢状に広くして、保持力を弱める方法です。
パーツをバラす時に、まっすぐにしか引き抜けないダボを、やや斜めにグリグリと引き抜けるようになります。
デザインナイフを回転させてグリグリとやれば、簡単にすり鉢状になります。
トリマーなどのドリル形状のものがあればいいのですが、手っ取り早くデザインナイフでやる人が多いと思います。
ダボ穴の径が違っても、道具を変える必要がないですし。
入門書には「全部やれ」と
ちなみに私が最初に読んだ入門書には、
「3種類全部やっておけ」
と書いてありました。
たしかにそれがベストなのかもしれませんが、ハッキリ言えばめんどくさいです。
どれか1つでもちゃんとバラせますし、「せめて2つだろ」と私は思います。
あんたが面倒くさがりなだけじゃないの?
そうかもしれないんだけど、わからないんだよね。みんなちゃんとやってるのかなあ?
3種類やってみた感想
私は3種類全部やってみました。
っていうか、最初は3種類全部やってましたから。
それが、少しずつ横着に、手抜きをするようになったのです。
私の感想を箇条書きにします。
- 「ダボをカットする」のは、切ったプラがどこかへ飛んでいくので片付けが面倒だった
- 「ダボ穴をグリグリ」とやるのは、キリキリとデザインナイフの刃がたてる音が苦手だった
- 同じく、デザインナイフの刃がすぐにだめになりそうだった
- どれも効果は変わらないし、難しいものはなかった
というわけで、私は1つの方法だけを毎回やるようになったのでした。
私は「ダボ穴に切れ目」がベストでした
私にとっては、「ダボ穴に切れ目」の方法がベストでした。
他の2つの方法は、ちょっとした欠点があったから、これになっただけです。
ほんの些細な欠点ですから、特に優劣はないと思っていますし、使い分けるのもありかと思います。
ご自分で一番好みの方法が判断できるまで、全部の方法をやってみるのがいいかもしれません。
私は「ダボ穴に切れ目」、初心者の人にはおすすめです。