こんにちは、おらプラです。
プラモデル作りにはいくつかのパテが使われますが、その中で
何かを埋めるのではなく造形するために使われる
のがエポキシパテです。
その他のパテは、合わせ目を消したり、修正したりすることに使われることが多いです。
どちらかというと作業感が強い場面が多いです。
しかしこのエポキシパテは、
何かの形を作り出す造形的な使い方
をするので、楽しいパテです。
コネコネしたり伸ばしたり、自分の欲しいものを、自由に生み出す面白さ。
エポキシパテの使い方を解説しますが、できれば、その楽しさを感じ取っていただければと思います。
エポキシパテとは?
エポキシパテは、エポキシ樹脂を使った、粘土状のパテです。
指で自由に造形することが出来ますので、上手な人になると、エポキシパテだけでフィギュアや部品を作り出してしまうんです。
自分もいつかそうなりたいとは思いますが、とりあえず心配ご無用。
私のような初級者でも使いやすくて、便利なパテです。
エポキシパテの使い方
それでは、エポキシパテの使い方を解説していきます。
私が戦車に載せる装備品を作ったときの写真を使って説明しますね。
2つを混ぜると固まります
エポキシパテは、2色のパテを混ぜ合わせて使います。
2つが混ざった時点で、少しずつパテは硬化を始めます。
混ぜる比率は1:1、つまり同じ量を混ぜます。
2つを重ねて、同じ長さで切れば大丈夫ですし、多少違っても問題ありません。
2つの色が完全に混ざり合うまで混ぜます。
これが、けっこうキツイ!指先に軽い疲労感。
混ざりあった時点で硬化をはじめていますが、急ぐ必要はありません。
1時間以上は余裕でコネコネ出来ますから、じっくりと創作してください。
やり直すのも簡単ですし、気楽に。
粘土のように
あとは、子供が粘土細工をするのと同じで、好きな形を作っていきましょう。
ちぎったり丸めたり、なんでも出来ますよ。
多少硬くなり始めたほうが、形が保持しやすくて造形しやすいので、コツかもしれません。
乾燥までは半日
好きな形ができあがったら、あとはそのまま放置して乾燥させます。
説明書には8時間ほどと書かれています。
ある程度乾燥させると、
「まだ動かせるけど、くっついたりしない」
という感じになりますから、そのときに最終的な形の修正を行うのが良いと思います。
上のシートは、戦車の置く場所にあわせて、調整しました。
既製品のパーツより、ぴったりフィットできるのが良いところ
私はまだこの程度しか使えないのですが、それでも使うだけの価値はありますよ。
デザインナイフで削るのも簡単
エポキシパテは、完全に硬化してもかなり柔らかめの仕上がりになります。
デザインナイフなどで簡単にサクサク切ることができますし、もちろんヤスリがけも可能ですよ。
彫刻刀で削る場合も力が必要ありません。
塗装はプラモと同じ
塗装は通常通りプラモデル用塗料で大丈夫です。
私はよく失敗するんですが、こねる時についた指紋が残っていて浮き出ることがあります。
事前にヤスリで表面をキレイにしておくといいですよ。
エポキシパテが指に付かない工夫
エポキシパテは、手でこねるものですから、通常のパテのようにベタベタではありません。
でも、こねているうちに、多少手にくっつくようになってしまうんです。
また、机などにくっついても困りますよね。
そこで、エポキシパテがくっつかないようにする工夫をご紹介しておきます。
キッチンペーパーをしく
エポキシパテを使うときは、作業するところにキッチンペーパーを敷くといいですよ。
エポキシパテはキッチンペーパーにはくっつきにくいんです。
今回のように薄く伸ばして使いたいときなどは、キッチンペーパーでサンドして潰しながら伸ばしていくのも方法です。
メンソレータムをつけながら
また、指にメンソレータムをつけながら練ると、エポキシパテが指に付かないので便利です。
別にメンソレータムじゃなくてもいい(オロナイン軟膏とか)ですが、身近なもので試してみてください。
ヌルヌルすればいいので、見当が付きますでしょ?
これはもう必需品というくらいです。
エポキシパテを柔らかくする裏技
エポキシパテは、粘土のような硬さですが、コネコネしているとけっこう疲れます。
また、細かい部分を作るときは、
「もっと柔らかかったらいいのにな」
と思うものです。
そこで裏技・・・というか常套手段ですが、熱すると柔らかくなります。
ライターで直接炙るのは危険ですが、鉄板の上でチャッカマンで炙るなどしてやってください。
やけどにはご注意を。
エポキシパテは簡単・自由・面白い
エポキシパテは、簡単で、自由で、楽しいパテです。
あわせ目消しや修正などの「やらなきゃいけない」から使うものじゃなくて、「やりたいこと」に使うパテだということが、一番の違いだと私は思っています。
コネコネ、ネリネリ、楽しい時間なんですよね。
プラモデル作りが好きな人なら、絶対に楽しいと保証しますよ。
なにより、キットにはない、既製品にはない、自分だけの作品に仕上がるので、上手い下手関係なく満足感は高いです。
一個買うと大量に使えるので、手元に置いてくといいですよ。
放置してもダメにならないのでご安心を。
ところでこのお方はなに?
ウサギでしょ!「U」ってちゃんと書いてある
ウサギって鼻が赤だったっけ?
上で紹介した戦車の布、後で見るとツッコミどころが多くて、失敗例だと思ってます。
私も少しは上達したのかな?(笑)
エポキシパテで布を作るコツとポイントを別記事に書きましたので、そちらもぜひ。
エポパテとは逆に「埋める」が得意なポリパテに関してはこちらをどうぞ。