フルハルって?ウォーターライン?初心者を悩ます艦船模型の違い

キット選びの基礎知識
スポンサーリンク

こんにちは、おらプラです。

私が初めて艦船模型を作ろうとしたとき、よくわからなかった言葉があります。

  • フルハルモデル
  • ウォーターライン
  • 洋上模型

です。

私のように「違いもわからない」人は少ないでしょうが、ただでさえハードルが高いとイメージされてる艦船模型ですから、初心者の人の壁を少しでも取りのぞきたい!

ま、そういう私もまだ1個しか作っていない初心者なんですが(笑)

スポンサーリンク

艦船模型の分類

フルハルモデルとウォーターライン

分類
フルハルモデル
洋上模型 ウォーターラインシリーズ
その他

表にまとめるとこんな感じになります。

艦船模型は大きく2つに分けられて、フルハルモデルと洋上モデルになります。

私達がよく目にするウォーターラインシリーズというのは、洋上模型というもののうち、日本の模型メーカー数社が共同で作っている統一ブランドなんですね。

ウォーターラインシリーズが有名で一般的なので、日本では「洋上模型=ウォーターライン」と呼ばれています。

フルハルモデルとは?

(画像出典:タミヤ公式HP)選んで作れるモデルもあります。

フルハルモデルは、英語で書くと「full hull model」です。

hull(船体)をfull(全部)再現しちゃったmodel(プラモ)というわけです。

洋上模型とは?

洋上模型とは、船が海面に浮かんでいる姿を再現したもので、艦底の赤い部分を少しだけ残して、そこより下をザックリと省いたものです。

ウォーターラインとは?

ウォーターラインと通称呼ばれているものは、正式にはウォーターラインシリーズといいます。

日本の静岡県の模型メーカー3社、タミヤ・アオシマ・ハセガワが協力して展開している統一ブランドです。

どの船をどのメーカーが作るかは、くじ引きで決めたそうですよ。

ウォーターラインシリーズは1/700スケールで統一されていますので、どのメーカーのものを並べてもOKです。

フルハルモデルはこんな人に

私はタミヤの1/350雪風を作りました。選択式でしたがフルハルモデルとして作りました。

私が最初に作ったタミヤの1/350駆逐艦雪風は、フルハルモデルと洋上模型を選んで作れたのですが、私はフルハルモデルとして作りました。

スクリューとか

船底の形とか

フルハルモデルの良いところは、なんといっても船全体が再現されていることです。

スクリューとか船底の形など、全部目に見えるのがいいですね。

フルハルモデルは直接置くことは出来ませんので、台座の上に飾ることになります。

キットに付属してきますが、金属や木材で質の高いものに変えて飾るのもオツですね。

「これが、大和だ! これが赤城だ!」

と抜群の存在感がありますので、

「ジオラマというより船単体として展示したい」

という目的にはフルハルモデルが優れていると思います。

フルハルモデルは手頃な1/700に加え、大きくて迫力のある1/350などスケールも豊富なのもいいですね。

ウォーターラインはこんな人に

(画像出典:タミヤ公式HP)ウォーターラインはまさに海に浮かんでいるかのよう

ウォーターラインシリーズ(洋上模型)は、船底が真っ平らなので、棚やジオラマに置くと、まさに海に浮かんでいる姿そのもののようです。

ジオラマとまではいかなくても、海っぽい色紙の上に置くだけでも、艦隊のように見えますよね。

いくつもの船を並べて飾ると雰囲気アップ間違いなし。

男心をくすぐるではありませんか。

ただ、1体1体を眺めるなら、フルハルモデルに一歩譲るかもしれません。

難易度はほぼ一緒

選択式は艦底のパーツを変えるだけ

ちなみに、

「フルハルモデルとウォーターラインはどっちが初心者向け?」

という疑問があると思いますが、

「難易度はほとんど一緒。だから初心者でもどっちの選択肢もあり」

だと思います。

大雑把に言えば、艦底のパーツが違うだけで、スクリューや舵などの組み立ての有無だけです。

塗装の手間もちょっと違うかもしれませんが、なにしろ、

艦船模型の大部分は洋上の部分

なので、誤差の範囲です。

お好きな方を選んで問題ないと思います。