こんにちは、おらプラです。
プラモデルでスミ入れをするとき、一番よく使われるのは、『スミ入れ塗料』(タミヤ)『ウェザリングカラー』(クレオス)といった、スミ入れ専用に作られた塗料です。
ちょうどよい粘度に調整されているので、スーッと気持ちよくモールドの中を流れていきます。
でも、エナメル塗料でスミ入れをしたい場合というのもあります。
メリットについては後述することとして、初心者が悩むのは、
「エナメル塗料ってドロドロだけど、何倍に薄めればスミ入れしやすいの?」
ということだと思います。
エナメル塗料でスミイレしたい
エナメル塗料でスミイレするメリット
専用のスミ入れ塗料が売られているのに、そもそもどうしてエナメル塗料を使う必要があるのでしょうか?
答えはかんたん、エナメル塗料は色数が多いからです。
スミ入れ専用塗料は、10種類前後の色が販売されています。
黒とか茶色とかを中心に、スミ入れによく使う色が揃っていますので、それで困ることはほとんどないのですが、
「どうしてもこの色でスミ入れしたいんだよなあ」
という場合が時々あるんですよね。
エナメル塗料は塗装でも使いますから、色数がとっても豊富です。
エナメル塗料で墨入れする最大のメリットは、色を制限されることなく好きな色でスミ入れできることです。
もともとスミ入れ専用塗料が売られるようになる前は、モデラーはみんなエナメル塗料を薄めてスミ入れしていましたので、プラモ歴が長くて慣れている人は、そもそもエナメル塗料でスミ入れし続けている場合も多いです。
濃いと?
エナメル塗料はビンのままだととてもドロドロです。
当然薄めて使うわけですが、濃い状態では塗料がスムーズに流れていかないので、スミ入れができません。
薄いと?
逆に薄めすぎると、スムーズに塗料が流れていくものの、色がつきにくいということになってしまいます。
エナメル塗料でスミ入れするときは、濃くもなく薄くもない状態にして上げる必要があるわけです。
そして、その薄め具合が、初心者にはわからず、
「ずばり、希釈割合教えてくださいよ~」
ってなるわけです。
まずは5倍希釈がおすすめ
エナメル塗料でスミ入れする場合、ずばり5倍に薄めましょう。
場合により調整してください
まずは5倍に薄めて使ってみてください。
モールドの幅や表面の状態によって、多少調整が必要になるかもしれませんが、大抵の場合はうまくいくと思います。
100均の注射器便利ですよ
ちなみに私は100均で買ったおもちゃの注射器(化粧用?)を使っています。
塗料を希釈するときに、正確な割合でできますし、ポトポトと一滴ずつ落とすといった微妙な調整がしやすいですよ。
まとめ「エナメル塗料は5倍に希釈してスミ入れしよう」
まとめると、
エナメル塗料でスミ入れするときは、5倍に薄めましょう
です。
一応注意書きしておきますと、「5倍に薄める」とは「1:4で混ぜる」ことです。(1:5で混ぜることではないですよ。小学生時代を思い出そう!)
私は通常はスミ入れ専用の塗料を使い、色にこだわりたいときだけエナメル塗料でスミ入れしています。全部エナメル塗料でやらなくても、どっちでも出来るようにしておくと便利ですよ。