【プラモデル基礎用語】リターダーで筆ムラをなくす

プラモ用語集
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リターダーとは?

プラモデルで使うリターダーとは、塗料の乾燥を遅くする溶剤のことです。

日本語で一言で表すならば「乾燥遅延剤」です。

塗料を溶剤(シンナー)で薄めて使うのと同じで、塗料に少し混ぜて使います。

リターダーの使い方

リターダー配合

リターダーの使い方ですが、大きくわけて、

  • 単体でリターダーを使う
  • リターダーが配合された溶剤を使う

の2種類あります。

自分で配合・調整出来る人はリターダーと溶剤を混ぜて使えばいいですし、よくわからないという場合は、最初からリターダー配合済みの溶剤を使うのがお手軽でいいですね。

リターダー多め、少なめとちゃんと表記されていますので、買う前に調べましょう。

リターダーの効果

「リターダーは塗料の乾燥を遅くする」

と書きましたが、なぜ乾燥が遅いほうがいいのでしょうか?

「すぐに乾いたほうが、次の作業にいけるから便利なんじゃないの?」

「わざわざ遅くする意味は?」

と思いますよね。

リターダーと筆ムラの関係

例えば筆塗りをした場合ですが、塗料が凸凹になるとそれが筆ムラになります。

速く乾けば乾くほど、凹凸がそのまま残りやすくなります。

ところが、乾燥が遅くなると、その間に塗料が流動して平らになっていくのです。

それはつまり、「筆ムラが消える」ということになるのです。

エアブラシでも同様の効果があるのですが、エアブラシの場合は筆ムラはありませんよね。

ただし塗料が平らになるということは、塗装面がツヤツヤになるということですので、カーモデルなどツヤを出したい塗装の場合に便利なのです。

プラモ塗装で知っておくべき基本【表面がツルツルかザラザラか】
初級者にとって、プラモ製作で覚えることはたくさんあります。でも、プラモ表面のことを知れば案外理解しやすい事が多いです。つやあり=ツルツル、つやけし=ザラザラ。プラモ表面の状態を作業にあった状態に変える、作業をラクにするためのコツなんです。

リターダーまとめ

  1. リターダーは乾燥を遅らせます
  2. 塗面が平らになりやすく、筆ムラが出にくくなります
  3. 塗料が平らになりやすく、塗面にツヤが出ます
  4. シンナーに混ぜて使うか
  5. リターダー配合のシンナーを使いましょう

⬇「ブラシマスター」という名前は、筆塗りしやすいという意味でつけられているのでしょうね。リターダー配合のシンナーです。