【IMS1/100破烈の人形4】胴体がグニャッとならない工作

FSS他
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こんにちは、おらプラです。

初めてのFSSプラモとしてIMS1/100破烈の人形を作っています。

前回は脚部の組み立てを行いましたが、そのときに重要だったことは、

  1. 弱い関節がグラグラしないように補強
  2. 重量バランスを整えるために右脚におもりを仕込む

でした。

しかし、じつは今回作る胴体こそが、一番ポージングが崩れる元凶だったのです。

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エネルギーソードの組立て

エネルギーソードのパーツ

先に本体以外の付属品(エネルギーソードとシールド)の組立てをしておきます。

あとで本体を仮組みしてポージングを決めますが、そのときにないと困りますので。

ソードはしっかり接着

エネルギーソードは外観は剣ですが、根本からチューブが3本腕に繋がるようになっています。

セラブレードでカンナがけ

接着後の合わせ目を消しますが、剣だけにシャープさを失いたくないので、セラブレードでカンナがけをしました。下手にヤスリがけするより、直線的でシャープさが欲しいときは重宝します。

超便利!マイクロセラブレードでらくらくカンナがけ【使い方】
マイクロセラブレードという道具を知っていますか?プラモデルのパーツをカンナがけして、パーティングラインや合わせ目を消すのに便利な道具です。実際の使い方を説明しましたので、参考になればと思います。ミスなく、作業時間が短くなります。

完成。柄と剣身は塗装後に接着します

シールドの組立て

シールドパーツはたしかに重い

破烈の人形のシールドはとても大きくて、裏表で貼り付けるためズッシリしてます。

何度も書いていますが、この重さがポージングを崩す要因の1つになっているんですね。

この状態で塗装します

今回はボディメイン色(青っぽいグレー)のところは缶スプレーで行い、それ以外はファレホ筆塗りでやります。筆塗りでこのシールドをキレイにムラなく塗る自信がなくて、モータヘッドは美しくなくてはというプレッシャーに負けてスプレーを選択しました。

慣れないスプレー塗装ですから、塗装手順を考えながら組立てていきました。どこまで接着していいのか、どうすれば簡単か?

シールドに関しては、左右別パーツになっているものを位置決めして接着し、その後裏面を外してあります。これで塗り分けが楽じゃないかと思いました。

プラモだからわかった第3の腕

このキットを作って思ったのですが、

「原作漫画ではよくわからない、MHの細かいところのデザインがわかる」

んですよね。

例えば後ろ姿のデザインはあまり見れないのに、プラモだとよく観察できるので、

「へえーこんな構造してたんだ!」

という驚きがありましたね。

上の写真は、破烈の人形がシールドを持つときに使う「第3の腕」です。てっきり普通にシールドを持っているんだと思ってましたが、あのデカいシールドの裏がこうなっていようとは!

胴体組立て

腰部

胴体は腰部と胸部に分かれて組立てますが、まずは腰部から。

ここまで組立ては問題ありません。

股関節のダンパー?

ここで脚部を繋げてみると、モモから繋がる2本のダンパー状のパーツが長すぎて邪魔なんですよ。

脚をできるだけハの字(つま先広げて)にしてみても、上の写真のようにダンパーを前後にずらさないと収まりません。

見えないので切断

どうせここは外からはまったく見えなくなるので、ダンパーをカットして収めておきました。

短く切りすぎなければ大丈夫です。はたしてここは、どこように組むのが正解なのか未だにわかっていません。

装甲板も作っておきました

破烈の人形は大量の装甲板が付いて関節まわりをガードします。

前後左右で微妙に違うので、説明書通りに並べて組立てておきました。

胸部

胸部

つづいて胸部は、何枚かの装甲を繋いでいくことで、胸部全体を形成する珍しい構造だと思いました。

ぐるりとあらゆる角度でモールドが彫り込まれている形ですから、こういう組立てにしないとモールドが浅く甘くなってしまうのかな?と思いました。

仮組みしてバランスチェック!

仮組みするとやっぱり傾いた!

胴体が出来たので、腕(組み立ての様子は次回)と脚を仮組みしてみて、シールドも持たせて立たせてみました。

すると、なるほど皆さんがおっしゃる意味がわかりました。

シールドの重さが原因で、

  1. 胴体の関節2箇所がグニャリと曲がってしまう
  2. 左腕の肘関節がもたずダラリと下がってしまう

のです。

胴体のグニャリ対策

ポーズを決める

最初に書きましたが、私は関節を補強する解決法ではなくて、ポーズを固定して関節を固めてしまうという解決法にします。

そのためにまずは「どのようなポージングで完成させるか?」を決めなければいけません。

試行錯誤してポーズが決まりました。

脚は思いっきり前に倒し、腰を突き出し背中を丸めアゴを引く、いわゆる「S字立ち」というやつですね。

この状態を崩さないように、各パーツを固定していきます。

胴体関節

腰部と胸部を繋ぐ部位

仮組みしてわかったのが、この関節の弱さです。

ポージング検討の結果、このピンは目一杯前に倒した状態で固定すれば大丈夫でした。

プラ板詰め込んで

軟質のポリパーツは通常の接着剤ではしっかり固定できないので、隙間にプラ板を何枚か詰め込んで動きを制限します。

その後瞬着でがっつり固定

そして、写真のように上のパーツをはめた状態で、パーツを瞬間接着剤で固定しました。

ここは外からは見えない場所なので、これでもかとモリモリにしました。今から思えば、パテを盛って固定しても良かったかもしれません。

これで一番弱い関節が固定され、胴体がグニャッと傾くことはないはずです。

股関節をきつく

ポリキャップは瞬着では着かないのですが

次に、脚の角度もすべて固定してしまいたいので、各関節に流し込み接着剤を入れて固定してしまいました。

ただ、股関節はポリキャップによる球関節なので、流し込み接着剤では固定できません。これは瞬間接着剤でも同じで、ポリキャップは接着できません。

でも、

「完全に接着は出来なくても、瞬着が関節に流れ込んで固まれば、キツくはなるだろう」

「簡単に動かなければそれで良し」

と思ってやってみました。わざわざ専用の接着剤を買うのがもったいなかったので(笑)

結果としては、

「何がどうなったかわからないが、股関節はまったく動かない状態になった」

ので、結果オーライです。

塗装前の様子ですが、下のほうに固定された状態の下半身があります

次回は

次回は腕の組立てです。

実際の作業は各部位を並行して進めていますので、先ほどポージングをするときに腕は出来ているわけですが、そのあたりはご了承下さい。