パーティングラインとは
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2023/04/OVRD4003.jpg)
パーティングライン
プラモデルは、射出成形という製造方法で作られています。
オス・メスの2つの金型で出来た空間に、溶けたプラスチックを注入したあと、固めて作ります。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2023/04/p-line01.jpg)
プラモデルの製造「射出成形」
そのときに、どうしても金型と金型の間にスキマやズレが出来てしまいます。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2023/04/p-line02.jpg)
金型のスキマにはみ出たプラスチックがパーティングライン
そのスキマに溶けたプラがはみ出してしまうのですが、それがまるでラインのようになるので、パーティングラインと呼ばれます。
合わせ目との違いは?
プラモにとっては邪魔なライン状のものということで、たまに「合わせ目」と間違われることもありますが、
- 「合わせ目」・・・パーツ同士を組み合わせた時に出来るライン
- 「パーティングライン」・・・パーツを製造する時に出来るライン
と全然違うものです。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2023/04/awaseme099-160x90.jpg)
【プラモデル基礎用語】合わせ目・合わせ目消し
合わせ目とは?
パーツ同士がくっついたライン
プラモデルのパーツを合わせると・・・
そこには線が出来てしまいます。
これが「合わせ目」と呼ばれます。
接着剤を使う使わないに関係なく、必ず合わせ目...
ゲートを通ってパーツを1周します
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2023/04/pl01.jpg)
パーティグラインの絶対原則
パーティングラインには絶対的な原則があります。
- パーティングラインは必ずゲートを通り
- パーツの外を1周するように出来る
パーティングラインを探したければ、ゲートから探し始めるのがいいですよ。
通る場所は複雑
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2023/04/pl02.jpg)
目立たない工夫
パーティングラインは邪魔なものですので、なるべく目立たない場所を通るように工夫されています。
パーツの角を通ったり、完成後に表に出ない場所を通ったりさせているんです。
ただし、上で書いたようにパーティグラインは必ずあるものなので、消えているわけではありません。
パーティングラインが目立たないと思って消し忘れると、塗装後に見えてきて「アチャーッ」となることもありますので注意しましょう。
パーティングラインは消したい
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2023/03/R0005623.jpg)
パーティングライン(赤線)
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2022/12/R0004335.jpg)
エッジかと思ったら
パーティングラインは、合わせ目消しと同じで、プラモデルの完成度を上げたいと思えば、必ず消したいものです。
本来無いはずのラインだからです。