【プラモデル基礎用語】再販とは?

プラモ用語集
スポンサーリンク
スポンサーリンク

プラモデルの「再販」とは?

プラモデルに限った言葉ではありませんが・・・

「再販」とは過去に販売されていたものを、もう一度再生産して売り出すこと

です。

「再販売」の短縮形だと思いますが、今では「再販」としか聞きませんね。

「再販」という言葉が一般的になった理由として、現代の小売の形態や在庫状況などが関係していると思います。

昔のプラモデル在庫

プラモデルの在庫と再販のイメージ

昔は、模型屋さんにはプラモデルの在庫がずらりと並んでいて、棚に積み重なったプラモデルの箱を取り出し、眺めて、イメージを膨らませながら買ったものです。

上の図の上側のように、定期的に製造されるプラモデルが店頭から消えることがなくて、いつも在庫されている状態でした。

仮に在庫がなくても、模型屋のおじさんに、

「〇〇のプラモが欲しいから、取り寄せてください」

とお願いすると、数日後にちゃんと手に入りました。

この時代でも同じプラモを毎日製造しているわけではないでしょうが、常に在庫がある状態だったので、「再販」なんていうことを意識したことはありませんでした。

今のプラモデル在庫

ところが、今は小売店に大量の在庫を置くという時代ではなくて、「必要な量だけを必要なときに」生産するという効率を重視しています。

そのため、1つのキットを需要に応じてドバッと生産したら、次の生産まで時間があくようになりました。

  1. 生産
  2. モデラーが購入して在庫が減っていく
  3. 在庫がなくなった状態が続く
  4. 再生産して販売(再販)

というサイクルを繰り返しているんですね。

模型屋さんに行くと、在庫があるのは不人気なキットたちか、今生産したばかりで在庫が豊富にあふれているキットだけ。

再販を待ち、飛びつく

そういう状況ですから、欲しいキットがあるモデラーにとっては「再販」というのはとっても大切なイベントなんです。

「〇〇が再販される」という情報をキャッチしたら、予約したり並んだり抽選したり、なんとかして手に入れたいと必死になるわけですね。

だって、それを逃したらまたいつ手に入るかわかりませんから。

「再販」は、嬉しいイベントでもあるのですが、本来は「再販」なんて意識しなくても、欲しいキットが入手できる世界が理想とも言えますね。