こんにちは、おらプラです。
タミヤ1/35Ⅲ号突撃砲を作っています。
前回までで筆塗り塗装を終えました。
今回は戦車模型におけるウェザリングの定番一工程である、油彩ドッティングを行います。
ガンプラしか作っていないときは耳にしたこともない作業ですが、楽しくてしかも効果抜群なので、個人的に好きな時間です。
使った道具
⬆アマゾンで買った格安の油絵の具セットです。24色で1000円ちょっと(笑)
100均の筆
油彩ドッティングについて
油彩ドッティングという手法は、ご存知ない方のために説明しますと、
「油彩絵の具をランダムに配置して薄くぼかすことで雰囲気をアップする汚し加工」
です。
戦車模型を中心にウェザリングの基本として使われていますが、私も気に入ってよくやってます。
センスがなくてもなんとなく不規則な汚れが出来ますし、効果は抜群なのがいいんですよね。
初めてやった時が下記事で、簡単なのがわかってもらえるかと思います。
油彩絵の具を置いていく
油彩絵の具は以前アマゾンで買った激安24色セットを使っています。
有名メーカーのものは1色で500円とかするのですが、私は使い比べたことがないのでよくわからず使っています。とくに不満はないです。
油彩絵の具を出すパレットは、ダンボールのように油分を吸い取るほうがいいらしいので、通販ダンボールの切れ端を使い捨ててます。
量はこれでも出し過ぎなくらいですが、いちいち出し直すのが面倒なので、先に使う色を全部出しています。
爪楊枝の先にちょっとつけて、それをランダムに置いていきます。
白は退色表現(塗装が色褪せること)に見えるので、ほとんどすべての場所に置いていきました。
続いて黄色ですが、これはホコリや汚れが溜まっているように見えるので、上を向いた面に置くことにしています。立ち上がった側面などにホコリはたまらないからです。
次は青ですが、私は暗めの青色を使って、これは控えめに置いていきます。
他の色の塗装に合うかどうかは不明ですが、私はジャーマングレーのような黒っぽい場合には必ず青色を付けることにしています。もちろん自分で考えたわけではなくて、上手な人が解説しているのを読んだからです(笑)
黒が青みを帯びると、金属ぽく見えるのです。
続いて、茶色を足回りに少しつけました。
土汚れっぽいかな?と思っていますが、あまり意味はないかもしれませんね。
今回はとくにクレヨンで泥汚れにも挑戦するので、ほとんど隠れてしまいますし。
油彩絵の具を置き終わったら、次は溶剤で溶かしてボカしていきます。
溶剤でぼかしていく
次に、筆に溶剤(私はテレピン)をつけて、絵の具を溶かしていきます。
溶けた絵の具はその場で広がって消えていきますが、うすーく色が残ります。
「絵の具をつけすぎたかな?」
と思えば溶剤をたっぷりつけて洗い落とせばいいですので、失敗は心配しなくていいです。だから楽しい!
上面はぼかすだけ、側面は重力方向に筆を走らせて絵の具を流します。
ランダムに置いた絵の具が様々に混ざり合って、計算していない(私の場合は、ね)いい味が出るのです。
ドッティング前後
下手な私でも、ドッティングをやるとこれだけ変わるということを見てもらいましょう。
- 黒い鉄板が白っぽく色あせている
- 青みが混ざることで鉄板っぽい
- ステップなどに黄色い汚れがつく
ような感じがしませんか?
個人的に前回よりもうまく出来たと満足してます。
上級者はもっと計算しつくされた感じでやると思いますが、適当でもそれっぽくなるのがいいところ。面白いよ!やってみて!
次回は
次回は今回初挑戦する「クレヨンでの泥汚れ表現」をやってみます。
100均のクレヨンセットを細かくして、泥のようにするのです。
泥汚れ表現用のお高い専用のパステルはありますが、自分で作れるらしいので、私は100均です。