こんにちは、おらプラです。
タミヤの1/35Ⅲ号突撃砲B型を作っています。
前回は開封して組み立てまで終わりました。
今回はピンとまっすぐに張って重量感のないゴム履帯を、リアルにたるませることをやっていきます。
ネットで調べて一番簡単そうな、
「何かを挟んでゴム履帯を好きな形にし、接着してしまう」
という方法をやってみることにしました。
使った道具
ヘッドルーペ
https://oremoplamo.com/headloupe/
ゴム履帯の長所短所
自分はこれまで連結履帯しか作っていなくて、古いキットに採用されているゴム履帯は初めて作ります。
組みたててみて、ゴム履帯の長所短所が私にもわかってきました。
連結履帯 | ゴム履帯 | |
組み立て | 複雑で面倒 | 簡単 |
ディテール | 細かい | あいまい |
重量感 | 重そうでリアル | 軽そうでリアルじゃない |
ゴム履帯は組み立てこそ簡単ですが、キャタピラ1つ1つのディテールがあいまいで、立体感に乏しいです。そして、「たるみ」が再現されていないので、重量感が感じられません。
「履帯(キャタピラ)は金属製で重いものだから、重力で下にたるんでいる」
もので、
「弾力のあるゴムベルトのようなものではない」
わけです。
新し目のキットでは、ほとんどが連結履帯を採用されている理由がわかりました。
組み立ては時間がかかろうと、リアルなほうが嬉しいのがモデラーでしょうから。
一番基本的な方法を試してみます
これからやってみる方法は、過去のモデラーさんが生み出した解決方法のなかで、一番シンプルで基本的なものだと思います。
うまくいくのでしょうか。
最初に、履帯をガイドする装甲板(名称不明)と履帯の隙間に、物を詰め込みます。
「物」はなんでもいいのですが、
- 隙間に自由に適当な量を入れることができて
- あとで撤去するのが簡単
なものがいいでしょう。
ティッシュなどが一般的だと思いますが、今回は隙間が小さめでしたので、綿棒がいいかなと思って突っ込みました。
ゴム履帯は自由にたわむので、綿棒を突っ込んだところが、まるでたるんでいるかのような形になりました。自分がリアルだと思う形になったら、あとはこれを固定すればいいという話です。
ゴム履帯を接着するとき、接着する先ですが、転輪しかありません。
転輪の上部だけ接着しても、綿棒を外すとゴム履帯は元に戻ろうとしますから、なるべく広い接触面の範囲(頂点から両側へ)に接着剤を行き渡らせるようにします。
ゴム履帯の素材は接着も塗装もプラ用で大丈夫です
念入りに乾燥させたら、綿棒を外します。
綿棒を外すと少し戻る傾向がありますが、なんとかゴム履帯に「たるみ」を持たせることが出来ました。
まあまあ重量感が増したように見えますし、戦車も格好良く見えるんじゃないでしょうか。
「履帯のたるみって、リアル感を出すのには必須なんだな」
と感じました。
もっと派手にやれば?
ただ、反省点として、もっと思い切ってたるませてから接着すればよかったと思っています。
「戻り」を想定していなくて、微妙なたるみ具合になってしまいました。
「やりすぎぐらいに強調してたるませたほうが、メリハリがあったかも」
と今では思っています。
次の機会には注意してやってみたいと思います。
次回は
次回は荷台を自作して荷物を満載してみます。
既製品の荷物を配置して、エポキシパテで布を作ってかぶせる工作です。