こんにちは、おらプラです。
レジンキットを作る時に、私はボークス造形村の「GKサーフェイサー」を使ってます。
そもそもの理由は、プロモデラーさんが、
「昔からレジンキットやってる人はみんなコレなんだよ」
と言ってたからという、ただそれだけだったのですが、使っていくうちに、
「あ、なるほどね。これは間違いないわ」
とわかってきて、ますますこればかり使うようになりました。
レジンキットベテラン勢が使い続けてきたワケ、解説します。
レジンキットのサーフェイサー
プラモデル用のサーフェイサーはダメ
基礎知識として、プラモデル用に販売されているサーフェイサーは、レジンキットに使えないと思ってください。なかには使えるものもありますが、使用用途をよく読んで「レジン」と描かれていないものはダメです。
逆にレジン用をプラに使ってもダメ
逆もまたしかりで、レジン用のサーフェイサーを通常のプラモデルに使うこともできません。
兼用するものもあるとはいえ、プラモデル用とレジンキット用は別と考えていたほうが間違いがないでしょう。
ボークス造形村・GKサーフェイサー
さて本題ですが、古くからのベテラン勢やプラモデラーたちが、
「レジンキットには迷わずコレ」
と評価して愛用されているものがボークス造形村の「GKサーフェイサー」です。
「GK」とは「ガレージキット」のことですから、まさにレジンキット専用に作られたものだということがわかりますね。
どのようにすごいのか?
みんなが「すごい」とおすすめし、それを聞いた私のような駆け出しでさえ「たしかにすごい」というポイントはどこなのでしょう?
「吹き出し量が調整できる吹き出し口?」
違います。
「他にはない変わった形のキャップ?」
違います。
ドバッとかけてもキュッとしまる
このサーフェイサーは、乾燥するとビシッと締まったようになって、レジンキットの生命線である繊細なディテールを際立たせてくれるんです。
そもそもサーフェイサーって、薄く伸ばしたパテを吹き付けているようなものですから、下手するとパーツのエッジを殺してしまうおそれがあります。
だからプラモ初心者は「特に必要ないならなるべくサーフェイサーは使うな」と言われるわけです。
ところが、レジンキットの場合は塗装するときにはサーフェイサーをかけておくことが必須なのです。そうしないと塗料がうまく食いつかないので。
そんなわけで仕方なくサーフェイサーをかけるのですが、このGKサーフェイサーは、かなりラフにかけても、乾燥するとエッジを殺していないんですよね。ほんと不思議ですが、これは誰にでも失敗しにくいということなので助かります。
実際に私がやってみたものを参考にみてください。(ヘタで恥ずかしいですが)
実際の例
私のようにサーフェイサーをついついかけすぎてしまう人は多いと思います。
「ちゃんと隙間なくかけなきゃ」
と思うので、念入りにやりすぎてしまうんですよね。
上の写真はかけた直後ですが、せっかくのモールドの中にサーフェイサーがたまってしまっているでしょ?
ところが、乾燥するとちゃんとモールドが復活してエッジもピンピンしてます。
まるで上手な人が、十分気をつけて必要最低限の量だけを吹き付けたみたいに見えませんか?
これならせっかくのレジンキットも無駄ではないというものです。
「あれだけ余ってた液体、どこ行ったんだ?」
といつも思います。
私は筆塗り派でなるべくパーツを組んでから塗装するので、形状によっては奥まった場所にスプレーしなくてはいけません。
そんなところにまんべんなく行き届かせようとすると、間違いなくかけすぎてしまいます。
いたるところにサーフェイサーがドロリと溜まっていてひどいでしょ?
でも実は私、これでもとくに心配しなくなりました。
「乾燥すればちゃんと出来てるはず」
と思っちゃってるんです。絶大な信頼を寄せているのです(←ひとまかせ)
レジンのサーフェイサーは四の五の言わずコレ
レジンキットは数万円する高価なものですし、原型師が作ってくれたせっかくの素晴らしい造形を無駄にはしたくありません。
なるべく原型のまま再現したいじゃないですか。
それならば、サーフェイサーもレジンキットに特化した定評あるものを使うほうが絶対いいです。
長年の評価にお任せで、何もわからず使い始めましたけど、やっぱり私でさえ感じるものがあります。
レジンキットをこれから挑戦しようという人は、まずは何も考えず四の五の言わず、サーフェイサーはGKサーフェイサーを使ってみましょう。
スプレーするのが下手な人ほど、違いに助けられるかもしれません。