こんにちは、おらプラです。
ボークスの1/100レジンキット「ルミナスミラージュ」を作ります。
鮮やかなピンク色がメインで、細かい塗り分けは少ない機体なので、缶スプレーでメイン塗装をやります。残りはいつもどおりファレホの筆塗りでやる計画をたてました。
機体について
FSS内での最強MHであるナイトオブゴールドを、急遽間に合わせで女子高生仕様(?)に改装した機体がルミナスミラージュになります(笑)
私は重量級のゴツいMHが好みなのですが、この機体は正反対ですね。
それがボークスの作例展示で観たときに、
「あ、女性的なラインで一風変わってるなあ。しかもバスターランチャー肩で担いでるのが面白い」
と一目惚れしました。
ピンク色とか、ハートマークとか、お花のマークとか、
「もしかして自分のプラモ人生最初で最後の経験になるかも?」
と楽しみながら作りました。
ちょうど再販するタイミングがあって、ゲットできたのもラッキーでした。
パーツ切り出し&処理
パーツチェックは購入時すぐに済ませてありますので、まずはパーツを切り離して処理をしていきます。
もしレジンキットの製作手順について知りたいのであれば、ダッカスの記事でレジンキットの製作手順や注意点を初心者向けに解説していますので、まずはそちらを参考にしてもらえればと思います。
購入後から完成までわかりやすいかと思います。
この製作記事では詳細なところは省いています。
レジンキットには、派手にパーティングラインが出ていたり、表面がアレている場合がありますので、ひとつひとつチェックしながら修正していきます。
レジンキットを作るのはこれで4体目になります。
「まだまだ、全然」というレベルでしか作れませんが、製作の手順については慣れてきたかな?
レジンキットを作ると「ヤスリがけの勉強になるな」といつも感じます。
早く削りたいところ、慎重に形を切り出すところ、ヤスリの使い分けとかいろいろなパターンのヤスリがけをさせられますからね。
こんなごっついゲートも見慣れてきました(笑)
最初の頃は「なんで目立つ表側についてんだよ!」って腹立ってましたが、こういうものだと思えてきてしまった。
原型を崩さないように(切り飛ばしすぎないように)ギリギリまでニッパーで切除します。
ヤスリがけを楽にしようとあまり攻めすぎると、失敗の可能性が高くなってしまうので注意ですね。
形状にもよりますが、私は金属ヤスリでだいたいの形を削り出していきます。
よく削れる金属ヤスリは、速くなめらかに削れますし、なにより平面が出てエッジもビシッとしたままなのでレジンキットでは大活躍です。
私のように技術のない人間は、最初から紙やすりやスポンジヤスリに頼ると、エッジが丸まってしまいます。
パーツ洗浄
パーツの整形が終わったら、パーツを洗浄します。
まずはレジンウォッシュ(使いまわし4回目)を入れたタッパーに30分ほど漬け込みます。
製造時にパーツに着いた離型剤を落とすためですが、ヤスリカスなども落ちてキレイになってくれます。
使いまわしても見た目はあまり変わらない感じですので、いったいどうなったら捨てるべきなんでしょうか? 取説では5回くらいは大丈夫らしいのですが。
レジンウォッシュのあとは、台所の中性洗剤で洗って、キレイに洗い流しました。
小さいパーツがいくつかあるので、間違って捨ててしまわないか不安でした。
バスターランチャーにつけるパーツ、顔の両側のツノが一番小さかったですね。
仮組みと軸打ち
軸打ちしながら仮組みを進めていきます。
私はここで、ツノとフェイスカバーは頭部に固定(軸打ち後瞬着)してしまいました。
固定したほうが楽か、別の方が楽か、自分なりの塗装工程を想像しながらになります。
胴体のパーツを見ていると、「さすがレジンキット」と感動することができます。
レジンキットはポーズが固定で、しかも女性型らしく背骨がセクシーにクネッています。
これを通常のインジェクションキットで再現するのは無理ですよね。(直立させたときに背骨が曲がってしまうのはおかしい。かといって背中がクネる関節を仕込むことは不可能だろうし)
原型師のセンスをそのままコピーして手元で観れるのが、レジンキットの最大の魅力と自分は感じます。
このキットでは貫通式の軸打ちをする場所があったので、紹介しておきます。
貫通式の軸打ちは、3個以上のパーツを1本の軸で繋げてしまう方法です。
中間のパーツが薄い場合に使います。
原型師も同じように軸打ちをしているので、よく観察するとわかりますし、特別難しいものでもありません。
「ほほう、ここは貫通させるんだな?」
とわかった時は、なぜか嬉しくドヤ顔になってしまいます。(初級者あるある?)
両太ももと股間を繋げるところも、貫通式にしました。
股間のパーツが薄いからやったのですが、穴あけの位置が原型と合わなかったので、もしかすると原型はやっていないのかも。
ちょっと不明ですが、個人的にここは貫通式のほうが楽だと思いました。
下半身を仮組みしましたが、この時点で特徴的な女性立ちがビシッときまっています。
これこれ、これがレジンキットの良さなのよ~。
原型師が作った100%のポーズがそのまま作れちゃうんだからなあ。
各部の関節を動かしてポージングを作るのが苦手な人って居ると思います。私もそうです。
「なんか完成見本と違うんだよなあ?」ってね。
原型師の造形とは別に、デザイナー永野護のデザインを味わえるのも嬉しい。
肩の装甲が、いわゆる肩から一歩外に飛び出ててるのには驚きました。
肩自体は華奢な女性なのに、大きな肩パット入れてるみたいなスタイル。ゲルググのようでゲルググではないって感じ?
右手の平と右肩には、バスターランチャー固定用の軸打ちをします。
肩、手のひら、ひじの3点でトライアングルを形成します。
一度組むと接着なしでも十分固定される精度の良さでした。
全体を仮組みしたら、もう一度バラバラにします。
塗装のときに合体していたほうがいいものは固定してしまいます。
次回は
次回はサーフェイサーをスプレーして、塗装に入っていきます。
塗装は缶スプレーを使ってメインのピンク色と、バスターランチャーのオレンジ色を塗ります。
ピンクを何色にするのがいいか悩みました。(エアブラシと違って缶スプレーは選択肢が少ないのです)