【タミヤ仏戦車B1bis①】開封と組立てとプチ改造

戦車
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こんにちは、おらプラです。

タミヤの1/35仏戦車B1-bisを作ります。

久しぶりの戦車プラモですが、戦車を作りたくなった理由そしてこの戦車を選んだ理由は「ブラック&ホワイト」という手法の塗装をやってみたくなったからです。

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ブラック&ホワイト?

その手法は戦車模型界では有名なホセ=ルイス・ロペス=ルイス(覚えられない)さんが考えたものらしいのです。たぶん戦車模型を作っている人には基礎知識レベルに「あたりまえ」のもののようですが、私は本で読んで初耳でした。

⬆ちなみにこの本なのですが、とても勉強になりました。

手法の詳細については実際に塗装するときに解説したいと思います。

作るキット

タミヤ1/35仏戦車B1bis

星の数ほどある戦車プラモのなかで、今回選んだのはこのキットです。

先程の本の中で、いくつかの塗装例を連続写真で解説しているのですが、その中の1つに仏のB2戦車というのが載ってました。それを探してもキットが見当たらなかったのですが、形がかなり似ているものがこのB1bisだったのです。

「絶対お手本があったほうが理解しやすいよね」

というだけの理由で選んだわけです。

製作終わったときは、この判断は正解だったと思います。

ブラック&ホワイト手法についても、各種ウェザリングについても、お手本通りに真似できるというのは助かりました。理解への近道かもなー。

パーツ数はタミヤの平均的?

履帯は全部バラバラではめ込んで作る可動履帯です。

これまでに作った戦車では、履帯はベルト式と部分連結式でした。

この戦車はなぜか1つ1つバラバラで袋詰めしてあるもので、パチパチはめ込んでいくだけで動く履帯が完成します。

タミヤのキットで他にこの方式を採用しているものは見当たらなかったので、理由はよくわかりませんが、楽しみの1つです。

組立て開始!

転輪の組立て

いきなり苦手な大量生産

組立て開始すると、戦車模型で一番嫌いな転輪の大量生産が始まりました。

最初にコレさえ終われば・・・の一心

ずらりと並ぶ転輪

今まで作った戦車は、転輪がもっと大きくて数も少なめだったのに、この戦車は細かいのが大量にくっついてます。おフランスの流儀?

合わせ目消しは少ない

太い榴弾砲

合わせ目消しが必要な箇所は少なくて、下部の太めの榴弾砲と、主砲上部の出っ張り部分だけだと記憶してます。

どっちもそれほど難しい合わせ目消しではありませんでしたが、主砲のほうは鋳造表現のような凹凸になっているので、ヤスリで消えてしまうでしょう。

あとで鋳造表現を追加しようと思います。

主砲の上部分

穴あけとか切除とか

Gはドイツ、Fは仏です。

この戦車、タミヤからは仏戦車としてだけじゃなく、ドイツ軍に分捕られた後の仕様もキット化されてます。そのため、仏バージョンとドイツバージョンでパーツを兼用しています。

ピンバイスで穴を開けるのですが、ちゃんと刻印があってわかりやすいのがさすがタミヤですね。

穴開けの後処理とリベット切除を行います

表から見ると穴あけのバリが出ていましたし、その周囲のリベットを削り取るという指示もあるので、ヤスリで工作しました。

紙やすりを小さく切って

こういうところは紙やすりを小さく切ってやるのがいいでしょう。

便利なスポンジヤスリがあっても、こういうところに工夫次第で使える紙やすりもやっぱり捨てがたいんですよね。

よし、指示通りリベットを消せた

苦労が水の泡?

転輪の横にカバーが

組立て進んでいくと、先程がんばった転輪の横に、大きなカバーをつけます。

「かなり隠れてしまうなあ。もったいない」

と思ってたら・・・

全く見えね

ほぼ完全に隠れてしまうのですよ。

「仏戦車B1bisの転輪があのような形状になっているのは、プラモを作ったヤツだけが知っているんだぜ」

などと強がってみても、横着者にはショックでした。

省略して一体成型部品で良かったんじゃないか?(←失格)

可動履帯を作る

数を数えておいて

可動履帯を組立てていきます。

ドイツの戦車の履帯とは、形が全然違います。

数を間違えないように、指示通りの数を揃えてから組立てていきます。

パチパチ簡単にはまります

最初はめ込むコツがわからず手間取りましたが、3つ4つやるとスムーズに出来るようになります。

はめ込みやすいのに外れることがない

はめ込みやすいのに、引っ張っても簡単に外れることがなかったですね。

こういうのってポロポロ外れると途端にやりづらくなるじゃないですか?

このあたりさすがタミヤ様々ですよ。

履帯が自由に動きます

履帯を巻いた状態で、履帯を動かすと転輪と一緒にクルクル回すことが出来ます。

この戦車の場合は履帯のたるみはないのですが、たるみのある戦車だとかっこよく作れそうです。

ちなみに私はこの段階で転輪と履帯と流し込み接着剤で固定してしまいました。見えないところは塗装したくないので。

装備品も充実

戦車模型で道具を付けるのは好きな作業

スコップやハンマーなどを設置していきます。

戦車に道具をくっつけると、「働く車」感が出てきてすごくかっこいいなと思います。好きなんです、この作業。

チェーンも付属してます

金属チェーンも付属してて、説明書通りに巻き付けました。くぅーかっこいい。

ちょっと追加工作したところ

主砲塔の鋳造表現

ヤスリがけで消えた部分も含めて、いつもの胡粉ジェッソで鋳造表現を追加します。

【胡粉ジェッソ】プラモに塗って情報量アップ【使い方レビュー】
プラモデルの塗装の下地に「胡粉ジェッソ」というものを使っています。ただ適当に塗るだけで表面がザラザラになって情報量が増え、格好良く面白い出来になります。使い方を紹介して、溶きパテとの違いや比較などをまとめてみました。誰でも簡単に出来ますよ。

マフラーも凹凸つけておきました

マフラーもサビた感じに仕上げたいので、同じように凹凸をつけておきました。

これだけではサビに見えないかもしれませんが、最後に粉もの等をつける下準備として効果があると思ってます。

前部のフェンダーに装備を追加

前部のフェンダーがスッキリしていたので、ジャンクパーツの中から斧とスコップを追加でつけてみました。

予備履帯

あと、可動履帯が余っているので、予備履帯として車体に取り付けました。

実はコレ、前述のお手本でここに付いていて、それがかっこよかったから真似ただけですけど。

可動履帯は好きな形状に変えられるので、予備履帯としても優秀ですね。

次回は

これで組立てとプチ工作は終了ですが、あと一つだけ、「アルミホイルで布のようなものを作って設置する」というのに挑戦したので、それを次回書きます。

これまでエポキシパテや既製品パーツを使ってきましたが、どうやらアルミホイルで布を表現するのもいいと知りました。

次回その様子です。