こんにちは、おらプラです。
私だけじゃないと思うのですが、プラモの塗料の色を選ぶのって難しくないですか?
説明書に指示してある色や、プラの成型色に合わせたいのに、手持ちの塗料のうち、どれが合っているのかわからなかったり・・・
オリジナルの色で塗装しようと思うけど、どの組合せがカッコいいかわからなかったり・・・
「絶対色感」みたいなものがある人や、センスのいい人は、パッと感覚で選べるのでしょう。
でも、私はどうにも苦手です。
そこで、なんとかしようと私がやっている解決法をお教えします。
「お教えします」なんて言ってますが、全然たいしたことじゃありません。ただ、効果は絶大だと思っていますので、同じような悩みを持っている人に参考になればと思います。
ずばり、
カラーサンプルを作ろう!
です。
色選びって難しくないですか?
そもそも、色選びが難しい理由を考えてみますと・・・
似た色が多い
各メーカーから似たような色がたくさん発売されていることは、原因の一つです。
これはもちろん悪いことじゃなくて、例えば白系でいえば、
- 普通の白
- 少し青みがかった白
- 少しグレーが混ざったような白
- 茶系が入った白
- よくわからない白(笑)
などなど、とってもたくさんの種類が準備されています。
ただ、どれがどんな色なのか種類が多すぎてわからないですし、そもそも欲しい色を見ただけで、
「この色は白に少しグレーが入っているものだけど、やや茶系も混ざっている色だな」
などと、分析することができないんですよ。私だけですか?
メーカーさんがたくさん準備してくれればくれるほど、バチピタの色を選ぶことが難しくなってしまうジレンマです。
カタログの色が参考にならない
私は水性塗料ファレホを中心に使っていますが、ファレホに限らずどの塗料にも言えることがあります。
それは、カタログの色が実際の色とあまり似ていないということです。
〇〇ブラウンと、△△ブラウンを比べて、
「こっちのほうが探してる色に近そうだな?」
と思って買って塗ってみると、全然違う色で「アチャー」となったり。
カタログやネットのサンプルはあてにならない経験、みなさんもありますよね?
また、同じ名前でも、塗料メーカーによって色が違うから厄介です。
フタの色が参考にならない
同じように、塗料ビンのフタの色も、参考程度にしかなりません。
じゃあ、中身の塗料を見ればいいのかと思いきや、塗料は撹拌しないと正確な色にならないので、これも参考にしにくいんですよね。
ちなみにお店で買う時にフタを開けるのはご法度だと思われます(笑)
調色したくない・出来ない
「バカモノ!欲しい色は自分でその都度作るんだよ!」
と上級者に笑われそうですが、私は調色は難しくて出来ません。
どうやったら欲しい色に近づくのか、まったくわからないんですよね。
上で書いたように、そもそも色の分析自体ができていないので、混ぜ合わせて作るなんて不可能。
だから私の場合は、色の数が圧倒的に多いファレホを愛用して、作るキットに合わせて少しずつ色を買い足して、「調色しないでも様々な色が使えるように」したいのです。
調色出来る人がうらやましいです。
私の場合たとえば・・・(ファレホの場合)
みなさんそれぞれ、お使いの塗料で同じことを経験されていると思いますが、私が愛用しているファレホの実際の例を見てください。
白&グレー系
私が持っている白系の色を並べてみました。
左からアイボリー、ステンシル、オフホワイト、ホワイト、ホワイトグレーです。
よーく見比べると違いがあることはわかりますが、単独で見たら私にはどれがどの色かわかりません。
茶系
茶系も本当にたくさんあるので分かりづらいです。
これは一部ですが、左からフラットアース、チョコレートブラウン、キャバルリーブラウン、サドルブラウンです。
名前聞いても、どれがどんな茶色かわかりませんよね?
メタリック系
同じくメタリック系の3色ですが、これはライトスチール、スチール、ダークスチールなのですが、これは名前の通り明るさが違うだけなので、比較的頭で理解できてます。
明るいスチール、普通のスチール、暗いスチール・・・でしょ?
一発解消!カラーサンプルを作ろう
そこで、色の区別の出来ない私が、解決法としてやっているのが、本物のカラーサンプルを作ることです。
プラ板に塗っていくだけ
プラ板を切り出して、そこに、塗料を少しずつ塗っていくだけです。
つまり、本物の塗料で、正確なカラーサンプルを作ってしまおうということです。
塗料を増やすたびに追加していく
私は新しいキットを作る時に、手持ちの塗料に加えて足りない色をいくつか買って、少しずつ塗料を増やしています。
そして、そのたびに、カラーサンプルに加えていくのです。
私はなるべく色の系統別に並べられるようにしていますが、そのほうが比較がしやすいのでオススメですよ。
茶色系、白系、青系、緑系っていうふうに。
増えてくると混乱しますので、マジックかなにかで、塗料の名前を書き添えることも忘れずに。
いくつか写真載せましたが、どうでしょうか?
実際の塗料の色がわかるので、色選びがはかどるのがおわかりいただけるかと。
成型色や説明書と合わせたり
うえの写真は以前作ったザクハーフキャノンの色を決めているときの写真ですが、プラの成型色と同じような色にしたかったです。
そこで、カラーサンプルに実際にパーツを並べてみて、一番似た色を選ぼうとしました。
たしかこのときは、左のパーツがイラクサンド、真ん中のパーツがフラットアース、右のパーツがチョコレートブラウンに決めたはずです。
私はこうやって並べないと、例えば真ん中のパーツがサドルブラウンになってた可能性もありました。
色音痴でもわかりやすい、それがカラーサンプルの良いところ。
塗装のときは常に見える場所に
上の写真はズゴックの頭の塗装をしているときですが、後ろにカラーサンプルが並べておいてあるのがわかりますでしょうか。
私は塗装の前も作業中も、いつも目に見えるところにカラーサンプルを並べて置いて、部分的に色を塗り分けるときなどに参考にしています。
「この色と隣合わせで目立つ色はどれかなー?」
なんていうのが、わかりやすくなります。
自分でそう思っただけで、実際合うかどうかは別問題ですがね(苦笑)
カラーサンプル作り、試してみては?
以上説明してきましたが、つまり、
調色もできない人でも、色音痴でも、持っている塗料を全部プラ板に塗って並べれば、比較や選択がしやすいでしょ?
ってことです。
あてにならないカタログや塗料ビンのフタの色に惑わされず、実際の塗料の色のほうがわかりやすいですよ。
ということを、やっているにすぎません。
新しい塗料を買った時に少し手間はかかりますが、自分の手持ち塗料のカラーサンプルが増えていくのは楽しい一面もありますので、苦になりません。
お手軽な割に効果は抜群ですので、私と同じような悩みを抱えている人は、ぜひやってみてください。