ドライブラシのやり方「一番ダメなミスと、失敗しないおすすめ方法」

初心・初級者
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こんにちは、おらプラです。

プラモデルの塗装やウェザリングで使う手法の1つにドライブラシがあります。

初心者にもそれほど難しくないわりに、効果的にプラモがかっこよくなるので、オススメの手法です。

ただ、初心者がドライブラシをすると、一見上手く出来たようでも上手な人から見れば、

「あ、ここは惜しいなあ」

と見えてしまうミスがあります。

今回は、ドライブラシでよくやるミスと、それを簡単に解消できるオススメの解決法を紹介したいと思います。

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ドライブラシとは?

最初に、ドライブラシとはどんな手法なの簡単に説明します。

ドライブラシとは、筆先に塗料をつけた後、ティッシュ等で大部分を拭き取ってしまいます。

そして少しだけ塗料が残った状態で、プラモデルのパーツにこすりつけると、エッジだけに塗料がつくのです。

エッジが強調されると単純に見た目がよくなりますし、サビや塗装ハゲのように見えます。

これがドライブラシです。

①筆先に塗料をつけて

②拭き取って塗料を落とす

③もっと落とす

④パーツにこすりつける

例えばこんなエッジが・・・

こんな風に強調されます

ドライブラシで絶対やってはいけないミス

ドライブラシには、絶対にやってはいけないミスがあります。

それは、筆の動きが見えてしまうことです。

筆の動き?

ここにドライブラシをかけてみます

ここにドライブラシをかけてみます。

青く塗装したパーツに、わかりやすいように白い塗料でドライブラシをしてみますね。

ドライブラシでやってはいけないミス

⬆これがドライブラシで絶対にやってはいけないミスです。

初心者のみなさん、どうして失敗なのかわかりますか?

これは、ドライブラシのときに動かした筆の動きが見えてしまっているのです。

矢印を入れてみます

本当ならば、パーツのエッジにだけ塗料が残っている状態にしたかったのに、エッジ以外にも塗料がついてしまったんですね。

エッジ以外に塗料がつくと、ガシガシこすりつけた筆の動きにそって塗料が残ってしまうので、つまり「筆の動きが見えている」状態になってしまうのです。

「あ、筆をこういう風に動かしてやったんだね」

それがわかってしまうということは「本物っぽくなくプラモデルだとバレてしまう」ことになりますよね。

これがドライブラシで絶対にやってはいけないミスです。

原因は塗料の残りすぎですが・・・

原因ははっきりしていて、

「塗料を拭き取るのが足りず、残りすぎた状態でドライブラシをしてしまったから」

です。

でも、それはきっと誰もがわかっているのです。

ただ、ドライブラシは思っている以上に塗料が残っていてしまうことが多くて、その調整が失敗に繋がっちゃうんですよね。

おらプラ
おらプラ

ティッシュに全然付かない状態にしたのに、それでも残りすぎの場合があるんですよ~。こまったもんだ。

「経験積んで練習するしかない」

とも言えるのですが、実は初心者でも最初から絶対に失敗しない方法があります。

それを紹介します。

ドライブラシを失敗しない方法

ウェザリングマスターを使いましょう

ドライブラシを絶対失敗しないためには、塗料じゃなくて粉(タミヤ・ウェザリングマスター等)を使いましょう。

ウェザリングマスター付属の筆

ウェザリングマスターって文字通りウェザリングに使うことが多いのですが、エッジ強調のためのドライブラシにもよく使われます。

さっきの塗料を一度拭き取って

筆でこすりつけるのは同じ

ウェザリングマスターに付属してくる筆には、毛のものとスポンジのものがありますが、初心者は毛の方を使ったほうがいいでしょう。

同じく白色で効果を試すために、Bセットの「スノー」を使います。

おらプラ
おらプラ

「スノー」だから雪と思いがちですが、それにとらわれず色として選んでOKですよ。

エッジ周辺に白い粉がついて目立つように

やり方は塗料のドライブラシとまったく同じです。

筆先に粉をつけたら、エッジにこすりつけるだけです。

ところが1つ大きな違いがあって、それは、

「粉が付着するだけなので、塗料のように方向性がない」

ことなのです。

塗料は線になりますが、粉は点であって線になりません。

だから筆の動きが絶対に見えないというわけです。

わざと多めにつけてみました

わざと粉を多めにつけてみましたが、粉がついてはいるものの、方向性はない(筆の動きが見えない)ですよね。

簡単に払える

しかも粉が付着しているだけなので、ハケやティッシュで簡単に払ったり拭き取ることが出来ます。

これでエッジだけに白い粉が残り、ドライブラシを上手に行ったのと同じになりました。

ドライブラシを使いこなそう!

トップコートなどで完全固定

ウェザリングマスターは粉なので、そのままでは取れやすいので最後にトップコートしたほうがいいでしょう。(触らないならしなくてもOK)

ドライブラシを塗料で行うと、慣れるまでは塗料の残り具合の調整が難しいですし、慣れても油断するとすぐにミスしちゃいます。

その結果、ドライブラシで絶対にやってはいけない「筆の動き」を察知され、「いかにもプラモ」という印象になって出来栄えが下がってしまいます。

初心者の方は、ウェザリングマスターのような粉をつかうことで、簡単に「上級者が上手にドライブラシをやったような」効果をゲットすることが出来ます。しかもリカバリーも自在で心強いですしね!

やってみてね!

タミヤのウェザリングマスターは、他にも色々使えますから、持っていて損はない便利アイテムですし、一度試してみてはいかがでしょう?

ドライブラシでエッジが目立つだけで、プラモの出来はグッとアップします。

「ドライブラシがうまくいかないんだよなあ」

と悩んでる人や、

「そもそもドライブラシのミスに自分では気づいていない」

人も、粉を使うことで解決できます。

ドライブラシを初心者でも簡単に出来る魔法の粉ウェザリングマスターです。

【ウェザリングマスターの使い方】初心者も失敗しない・修正出来る
ウェザリングマスターを愛用しています。初心者でも簡単ですし、技術が要らないし、なにより失敗してもリセットできるのが心強いです。使い方や修正方法、種類などを解説しています。初心者が初めてウェザリングに挑戦するなら絶対おすすめ!