こんにちは、おらプラです。
プラモデル製作には、ウェザリングという手法があります。
まっさらな新品のようなきれいな塗装に、使用感を追加で表現することで、中古品のような古びた印象にすることです。
例えばガンプラですと、いくつもの戦場を乗り越えてきた歴戦のモビルスーツのようにするんですね。
さて、ウェザリングにはいろいろな方法がありますが、初心者に一番簡単なのがタミヤのウェザリングマスターです。
実際に私もそうなのですが、
- 筆&塗料より技術がいらない
- やり直し・修正が簡単
という理由で、とても便利です。
ウェザリングに初めて挑戦するなら、断然ウェザリングマスターがおすすめです。
使い方などくわしく紹介します。
お手軽・簡単に、あなたのプラモをカッコよくしましょう。
ウェザリングマスターとは?
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4375.jpg)
一見、女性の化粧品?
タミヤから発売されているウェザリングマスターはどういうものなのでしょうか?
粉を練り固めたもの
入れ物からすでに女性の化粧品のようですが、実際に化粧品のようなものです。
さまざまな色の粉が練り固められたものが、3色セットになっています。
片方がスポンジ、もう片方が筆になったものが付属しています。
豊富!ウェザリングマスターの種類
プラモデルによく使う色が、3色ずつまとめられて、Aセット、Bセットというふうにラインナップされています。
セット | 色1 | 色2 | 色3 |
A | サンド | ライトサンド | マッド |
B | スノー | スス | サビ |
C | アカサビ | ガンメタル | シルバー |
D | 青焼け | 赤焼け | オイル |
E | 黃 | 灰 | 緑 |
F | チタン | ライトガンメタル | カッパー |
G | サーモン | キャラメル | マロン |
H | ペールオレンジ | アイボリー | ピーチ |
米海軍 | ダルブルー | サビ | ライトグリーン |
※G、Hはフィギュアの肌色用です。
※米海軍=WWⅡ米海軍機セット
すべてを使い分ける人もいるのでしょうが、個人的にはA~Dがあれば十分すぎるかと思います。
実際、私はBセットとCセットを最初に買い、あまりに使いやすいのでAセットとDセットを揃えました。(現在GとHも買い足して使用中~)
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2023/10/figukao099-160x90.jpg)
ウェザリングマスターの使い方
それでは、ウェザリングマスターの使い方を説明します。
付属のスポンジ筆でこすりつける
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4376.jpg)
スポンジの方でこすり取る
使い方はかんたんです。
付属のスポンジ筆で、パレットから使用する色をこすり取ります。
あとは、それを色(粉)をつけたい所に置くだけです。
塗りつけるというより、ポンポンと乗せる感じがいいです。
一度、いらないパーツなどで練習するのもいいですね。
基本的には、パーツの角に色を乗せていきますが、これは筆で塗料をウェザリングするときと同じです。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD5004-1.jpg)
初めてでもこれくらいできました
私は初めてのウェザリングから使っていますが、上のガンダムのシールドは、角にススを乗せていき、部分的にシルバーを追加しました。
そうそう、色は重ねていくことができますし、パレットの上で混ぜることもできます。
名前(色)は参考です
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4374.jpg)
色に名前はついていますが
タミヤさんは色がわかりやすいように、名前をつけてくれています。
でも、もちろん名前のとおりに使う必要はありません。
私がよく使う「スス」は、べつにススが付くところじゃなくても万能に使えるということです。
あくまでも参考にということですね。
ウェザリングマスターはやり直しできる
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4999.jpg)
ちょっと変な感じにつけすぎた
ウェザリングマスターはただ粉をつけているだけなので、やり直しや修正が簡単なんです。
水をつけたティッシュで拭き取ると、簡単に取れるので、やり直すことが出来るのです。
ウェザリングって、気持ちよくて「ついついやりすぎちゃう」んですよね。
そして気づくと・・・
![おらプラ](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/in257830106301101213334.jpg)
あちゃーウェザリングやりすぎた~
![奥さん](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/in257830106301101213339.jpg)
うわっ汚らしい。なんかボロっちいっす。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD5001.jpg)
濡れティッシュでサッとリセット
これが塗料との一番違うところだと思います。
初心者が筆でやると、塗りたくった筆の跡がわかってしまったり、つけ過ぎたりする失敗が必ずあります。
そして、もう取り返しがつかないので、困っちゃうのです。
最後はトップコートしましょう
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4689.jpg)
なんらかのコートで表面を保護します
粉がとれてしまうのは、欠点でもあります。
手で持って触っているうちに、知らないうちに取れてしまうんですよね。
そこで、表面にトップコートをほどこして、粉を保護する必要があります。
別売りのスポンジ筆が便利
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4372.jpg)
別売りのスポンジ筆、細いのは欲しいかな
付属のスポンジは便利ですが、水が垂れたようなスジを書いたりするときに、もう少し細いのが欲しくなります。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4373.jpg)
さきっちょが細いのでラインを書けます
初心者のウェザリングには最適です
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD5006-1.jpg)
初心者にはおすすめしたい!
私は初心者ですから、上級者のことはわかりません。
ただ、
「初心者がウェザリングするなら、簡単で・修正できる、ウェザリングマスター最高!」
と思います。
しかも、4セットそろえれば、かなり長い間使うことが出来るでしょう。
まずはどれか1つ買って、試してみてはいかがでしょう?
初心者向けとは書きましたが、もしかすると上級者でも最高なんじゃないかなあ・・・。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2023/10/figukao099-160x90.jpg)
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2023/10/dryb099-160x90.jpg)