こんにちは、おらプラです。
いろいろなプラモに手を出して楽しんでいる雑食系ですが、まともに飛行機を組んだことがありません。
以前ブルーインパルスを作って「そこそこうまく出来た」と喜んでいたのに、なんと羽根が左右傾いてて飛行機として大失敗作ということに気づいてしまったのです。
「一度はまともに飛行機を完成させたい!」
と選んだキットがタミヤのF-35AライトニングⅡです。
どうせなら大きな飛行機作ってみたいということで、1/48にしました。
作りやすさが抜群というタミヤさんの最新キットですし、なんとかなることを祈ります。
プラモ棚に大きな戦闘機が並ぶ姿を想像して頑張りました。
キットについて
飛行機まともに作れないくせに、考えることだけは一丁前です。
「なんか1/72の飛行機だとさ、いろいろなところが省略されてるでしょ?どうせならデカいやつでしょ、デカいやつ!」
そう思ってたときに、ホビーショーの動画でこのキットを紹介してたんです。
「接着しなくても組立てられるくらい、恐ろしいほどパーツ誤差がないタミヤの神業キット」と。
私、戦闘機と言うとトムキャットとかイーグルとかがせいぜい浮かぶ程度の知識なので、F35はよく知りません。
「変な模様が書いてある、モノクロで地味な戦闘機」という印象です。
好きじゃないけど、作りやすいのなら作ってみるかと、魂を感じない動機で選びました。
開封して目を疑う
他の1/48の戦闘機がどれくらいか知らないのですが、第一印象は「パーツ多い」でした。
「自分史上こんな大きなパーツ見たことない!」
と興奮しましたが、よく考えると1/350戦艦長門の船体はもっと大きいかと一瞬で冷静に。
このキットは、機体と羽根が一体成型なので、絶対に羽根は左右対称に完成します。
つまりブルーインパルスの二の舞にはならないことが確定してます。
キャノピーは開閉状態を脱着できるように、2つ付属してます。
このF-35は、ステルス性能(敵のレーダーにひっかからない)のための模様が全体に付いています。
キットには巨大なデカールシートが付属していて、これを全部貼ると再現できるのです。
私はこんな大量のデカールを貼る自信と根気はありません。上手な方たちはデカールを利用せず、全部マスキングしてエアブラシということをしてるようですが、私はマスキングもしたくないので、全部筆塗りしてみることにしました。
パーツ表面には模様が凹凸で再現されています。(実機はパネルが貼ってあるらしい)なので塗り分けも一応可能だと思うのです。
戦闘機って細かい文字が大量に書き込んでありますよね。あの圧倒的情報量が格好良さの一因でもあると思います。
当然デカールは膨大です。これらは頑張って貼るしかないので、やはりステルス模様だけは絶対に貼りたくないです。(その結果、デカール以上に苦労した感はある。筆塗りは愚業)
組立て開始です
いきなりですが、このキットのパーツの合いがどれほどすごいのか例をお見せしましょう
エンジンのノズルのようなパーツですが、ダボピンを目印にパーツをはめ込むと、スッとあるべき場所に収まってくれます。
本当に接着しないでもピッタリ収まっていますし、目を離すとどこがパーツだったか見失いそうなくらいですよ。こういうのが、キットすべてのパーツで実現されてるんです。
タミヤのキットはいろいろ作ってきましたが、過去最高のパーツ精度と組立て方法と感じました。
「これ知っちゃったら、もう過去のキットには戻れないんじゃなかろうか?・・・知らんけど」
今回は透明じゃなく黒い流し込み接着剤を使うことにします。これ、どこまで接着剤が流れているかわかるので、飛行機のような繊細なプラモにはいいですよ。
前輪の格納庫など、機体の内側に当たる部分は、白で塗装されています。
組立てた後では塗りにくいので、塗装を先にしておくべき場所があります。
飛行機モデルは、組立てと塗装(デカールも)を交互に考えながらやっていく必要があるので、頭がつかれますね。
前輪格納庫、コクピット、ラダー格納庫など、作ったものから機体にはめ込んでいきます。
コクピットはパイロットや椅子などは後付けですが、おおまかなものはやはり固定してしまいます。
コクピット周辺は黒で筆塗りしてありますが、私の場合は最後に塗っても大丈夫だったかもしれません。
作りながら機体を学ぶ
コクピット後方左右に、空気取り入れ口があります。
パーツ精度はすごいので、まったく問題ないとはいえ、一応組立て順序には気を配ります。
全体を一気に接着するのではなくて、ボディ面になるところを先に固定してしまって、あとから後部を接着します。
少し隙間が出来ているように見えますが、接着するとぴったり収まります。
ただ、万が一こちらを優先すると、知らないうちに前方に段差ができる可能性もゼロではないので、この方法が安全かと思います。
最後部にはフィンのようなパーツが付きますし塗装指示も書いてあります。
これ、まったく見えないところですが、ちゃんと造形もされています。
「ここまで作らなくてもいいのでは?」
と思うのですが、プラモデルを作ることで実機の構造を知るというのはタミヤ伝統のポリシーと本で読みました。
このF-35はステルス機なので、敵のレーダーを反射してはマズイのです。空気取り入れ口の奥にある回転するフィンは、レーダーをすごく反射してしまうので、空気取り入れ口からネジ曲がったダクトが伸びていて、後方で1つにまとまりそこにフィンが設けられているんだそうです。(説明書による)
完成すると見えなくなる場所ですが、こうして再現されていると面白いですよね。
ちょっと前まで何も知らない素人が、少しずつステルス機のことが分かっていく、これもプラモデルの素晴らしさ!(いいわけ)
次回は
次回は組み立ての続きの様子です。
機体内部を仕上げて、機体の形ができるところまで進めば、そこで塗装に移ることになります。