【1/48F-35A】④ステルスパターンを筆塗りするという暴挙

飛行機
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こんにちは、おらプラです。

タミヤ1/48F35AライトニングⅡを作っています。

前回はマスキングと缶スプレー塗装を終えました。

めったにやらないマスキングという作業がうまく出来て、ご機嫌です。

今回はファレホで筆塗りしていきますが、強敵はF35全体に塗られているギザギザのステルス模様でしょう。

「面倒だからデカール貼りたくない」

と邪道とも言える筆塗りでやりますが、当然オススメはしませんよ。

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F35のステルスパターンについて

F35の機体全体に、機体色より明るいグレーで幾何学模様が描いてあります。

あれはステルス性能のためにレーダー吸収パネルが貼られているそうです。

生産初期の気体はパネルが塗り分けられていましたが、現在生産されている機体は機体色と同色のため塗り分ける必要がありません。

「わし、後期型作るんだから」

ということにしてもおかしくありません。

ただ、なんかモデラー的には「逃げた」感があるじゃないですか?

テクは低空飛行だけど、プライドだけは高高度を駆け巡っているのだ。

一般には、

  1. 付属のデカールを貼る(ただしリベット等のモールドが消えやすい)
  2. 丁寧にマスキングしてエアブラシ塗装する

という方がほとんどでしょう。

今回私は筆塗りしますけれど、決して良い方法ではありませんので悪しからず。

便利な専用マスキングテープセットを利用するなどして、エアブラシ塗装が理想だと思いますよ。

筆塗りのテスト

不要パーツで練習

まずは不要パーツ(マスキングでも使った「閉」用のハッチ)を使って筆塗りの塩梅を練習してみます。

細い面相筆で塗れば、段差があることもあって塗り分けは一応出来そうです。ただしこれは細めのラインの場合です。

太めのラインをどう塗るか?

厄介なのは、機体上部などにある比較的太めのラインです。

細めの筆で塗るには面積があって塗りムラが出やすく時間もかかります。かといって太めの筆では細かい箇所がはみ出してしまう。

実際に塗っていきます

細いところはまあまあ

実際に塗っていくと、やはり細めのラインはなんとか塗れます。丁寧にマスキングしたものよりもちろん劣りますが、これなら修正でなんとかなりそうです。

ガッタガタにはみ出してます

問題はやはり太いラインのところで、時間がかかる割に上手に塗れません。

そこで、思い切って平筆を使ってはみ出し上等で塗ることにしました。このほうがムラが出ないので、とりあえず塗り潰すことに専念しました。

説明書を見ながら塗りましょう

説明しておきますと、ステルスパターンはすべて塗るわけではありません。

塗らない場所もあるので、何も考えず全部塗ってしまうとダメなんですね。

塗装指示書に機体ごとの塗り分けが丁寧に例示してあるので、それと見比べながらやるのがいいですよ。

つまようじで修正していく

はみ出したところは、乾燥後につまようじで擦って修正します。

前回も少し説明しましたが、ベースカラーをラッカーで缶スプレーしたのは、このためと言っていいでしょう。

ラッカーは塗膜が強くてつまようじで軽く擦っても大丈夫。

ファレホ等の水性塗料は、つまようじで擦ると簡単にはがれるのです。

この「塗膜強さの差」を利用すれば、塗装のはみ出し修正が楽に出来る仕組みです。

缶スプレーを水性じゃなく苦手なラッカーでやったのは、この作戦を使いたいからでした。

ステルスパターンは凸モールドで段差があるので、つまようじを動かすのはガイドがあるのでイージーです。カリカリっとやるのはそれなりに楽しい作業でもあります。

筆塗りでも塗り分けできた!

尾翼はマスキングしました

尾翼は直線部分が多くてシンプルなラインなので、ちゃんとマスキングしました。

やっぱマスキングしたほうがキレイですよね

尾翼4枚、主翼前縁、フラップです。

垂直尾翼(ステルスなので垂直ではないですが)は、表裏で模様が違うのでちょっと面倒でした。

その他塗装

2色を混ぜます

その他細かい部分の塗装を簡単に書いておきます。

エンジンのバーニヤは、少し茶色がかったメタリック色です。

機体全体に色味がないので、バーニヤやミサイルがワンポイントになりますから、茶系の色味は必須でしょう。

調色は苦手ですが

こんな色でいいのでしょうか?

塗ってみるといい色に思えましたので、これでいきます。

乾くとこんな感じでした

ノズルの先の方は(間違って塗った白から)ダークメタリックに塗り直して完成です。

操縦席

操縦席は本当は「つやけし黒」「半つやブラック」「ラバー色」などを使い分けるのですが、私は全部つや消し黒で塗って、ウェザリングで誤魔化しました。

たぶん色はとんちんかんです

パイロットの服装は、自衛隊の服装を調べていないので、指示色を参考に適当に塗りました。

「ズボンは絶対こんな色じゃないだろ!」

と1人でツッコミながら塗っていました。

製作とは関係ありませんが、私はF35は格好良いと思って作り始めたわけではありません。

作りやすいと評判のタミヤの最新キットにおんぶ抱っこで、大きめの戦闘機を作ってみたいという気持ちで選んだだけでした。

色も地味だし、F14トムキャットやF15イーグルのようなスター性もないじゃないですか。

でも、このあたりでは、私F35がとても格好良く思えてきていたんですよ。

ミサイルもいろいろな形がありました

次回は

今回で塗装が終わりました。

あとは(ステルスパターン以外の)デカール貼りと、最終仕上げで完成です。

飛行機のデカールはとにかく量が多くて、うんざりする作業ですけど、貼ればやっぱりカッコいいので最後の試練と思って頑張ります。

次回もよろしくどうぞ。