こんにちは、おらプラです。
30年ぶりにプラモデル作りを再開して、ガンプラの進歩に驚きつつ楽しんでいます。
「次はどんなモビルスーツを作ろうかな?」
とネットを漁っていたら、奇妙なプラモデルを見つけてしまいました。
それはマシーネンクリーガーというシリーズだったのですが、じつはこれ、子供の頃の記憶に残っています。その頃にもプラモ屋で異彩を放っていました。
子供の頃は何のプラモかわからない・・・でも、カッコいいぞ!と思っていましたね。
「ぜひ作ってみたい!」
とポチることにしました。
マシーネンクリーガーについて
そもそもこれは何?
そもそもマシーネンクリーガというものについて簡単に説明します。
と言っても、私自身あまり詳しくはないのですが・・・。
元になるアニメがあるわけでもなく、1人のプロモデラー(横山宏)さんが、好き勝手に作った模型に、あとづけでストーリーをくっつけたものらしいです。
一見不格好なダサかっこいいロボに、同じ大きさの人間が乗り込んでいるような独特のスタイル。
未来っぽくもあり、過去っぽくもある奇妙な世界。
子供の頃からあったんです
子供の頃は、「SF3D」という名前でしたが、プラモ屋の棚に並ぶ渋い茶色のパッケージを覚えています。
「アニメでは見たことないし、いったいこれはなんだ?」
「でも、メチャクチャ渋くて格好いいぞ!」
と思っていましたね。
でも、子供の頃の限られたお小遣いでは、これを買うということはガンプラを1つあきらめなくてはいけません。
「お前、今度はどのモビルスーツ買う?」
と話し合う友達の中で、これを買うわけにはいかなかったのです。
カッコいいと思っているのはこっちなのに、ガンプラとは一緒に遊べないから作れない。
今回出会うまで、その記憶は忘れていました。
作りたいものを作る
正直、ネットでこのキットを見つけたとき、
「まだあったんかい!」
と思いました。記憶が蘇ると同時に、
「今なら作れる! 作りたいものを作れる!」
と心がドキドキしましたね。
ネットで調べて、それがマシーネンクリーガーということや、一部のマニアたちの間で愛され続けていることを知ったのです。
製作方針
キット
1/20 WAVE製マシーネンクリーガー フリードリッヒ
※マシーネンシリーズは、時々再販されては売り切れるので、在庫が少なくなるとプレミア価格になってしまいます。定価は高くないので、あまり高価なものは手を出さないほうがよろしかろうと思います。
製作方針
- ファレホ筆塗り全塗装(マシーネンは組んだ後に塗装するというスタイルが一般的らしい)
- 筆塗りでの迷彩塗装に挑戦する
- 水転写デカールは再開後初挑戦です
使った道具
タミヤ・薄刃ニッパー
タミヤ・デザインナイフ
ヘッドルーペ
タミヤ・ピンバイス(&ドリルセット)
開封「未知のキットは楽しいね」
開封すると、パーツ数はそれほど多くなくて、HGのガンプラの2/3くらいでしょうか?
ガンプラでは絶対にないような「壊れやすい」パーツがあります。
キャラクターモデルと言うよりは、戦車や戦艦というスケールモデルに近い感じだと思います。
ガンプラと違って、「これは何なのか?」がわかる物が多くて、見た目で機能がわかるあたりが現実的ですね。
ランナーには、たぶん改造で使うであろうボルト・ナットのおまけが仕込んでありました。
ナイフで切り取って貼り付けるのかな?
当然操縦者のフィギュアが付くのですが、ガンダムの顔と同じく、上手に塗れないと「あちゃー」な出来になると思います。
フィギュアの塗装はやったことないので心配です。
子供の頃にタミヤの戦車は作りましたが、塗装したことはなかったなあ。
デカールは水転写式です。
これまで作ってきたガンプラは、全部マーキングシール形式で簡単だったので、ここも要注意ポイントです。
昔よく失敗してデカールがクシャクシャになってしまったものです。
「いいや、デカールはなし!」
と、無かったことにしてました。
デカールの雰囲気もガンダムと違って、ユニークで格好いいです。
このキットはピンバイスで穴をあけるところがあります。
簡単な場所で心配ないのですが、ピンバイスは必須ですので大人なキットを作っている感じがしましたね。
組立て開始!
マシーネンは塗装を楽しむキット
最初に少し書きましたが、マシーネンクリーガーはガンプラのように、
「塗装してから組立てて、塗り分けを実現する」
のではなく、
「全部組立てて、全体を見ながら塗装していく」
というのが基本的な楽しみ方のようです。
もちろん自由なのですが、可動範囲やギミックを楽しむキットではく、ほとんど固定ポーズなのでそういうスタイルになるのだと思いました。
細心の塗り分けをするのは、キレイに塗装するためにはいいですが、作業感が強いというマイナス面があります。
ペタペタとお絵かきのように色を塗っていく楽しさは、前回のFGシャアザクで味わったので楽しみ!
組立てはシンプルです
構造自体はとてもシンプルで、昔のガンプラのように直感的です。
胴体の左右のパーツで、内部構造や装甲板などを挟んで形にするのですが、ここだけはちょっと苦労しました。
全部のパーツがちゃんと穴にハマっているか、焦らずにやれば問題ないはずです。
内部構造の関節などが見事なガンプラと違って、内部構造がなく「見た目第一」です。
脚(腕も)は何の工夫もない左右割ですから、接着後はキレイに合わせ目を消してやらなければいけません。
背中の装甲からは、エンジンの一部が露出しています。
排気管も出ていて、レトロ感感じます。
ピンバイス必須です
ピンバイスで穴をあけるように指示されます。
穴を開けるところには、ズレないようにガイドがありますので心配ご無用です。
パーツを接着する前に穴を開け忘れると、ガイドが見えずに苦労することになります。ただ実際は外から下穴(ガイド)が透けて見えますので、取り返しはつきます。
ドリルは1.0mmと1.5mmが必要です。
フィギュアは選択式
フィギュア(上半身のみ)は2種類ついてきます。
鼻と口をマスクで覆ったタイプと、素顔丸出しのタイプです。
今回は、フィギュア塗装挑戦ということで、あえて顔丸出しのタイプを選択します。
オッサンを渋い表情で塗装できればいいですが、失敗したらマスクの方に変えればいいと思っています。
パーツ自体は細かいものがあったり、穴を開けるという作業も必要ですが、基本的に組立てはシンプルで簡単なものです。
ガンプラに慣れた自分には、作風の違いで慎重になるところもありましたが、まず失敗することはない感じです。
組立て完成!
これで組立てが終了しました。
動力パイプやボディなど、接着を後回しにしているところもあります。
(後ハメ加工については次回詳しく解説します)
今回、ガンプラ(バンダイ)とは違う会社のプラモデルを作ってみましたが、会社によって、けっこう違うものですね。
違いを楽しみながら、新鮮な気持ちで組み立てしました。
なにより、子供の頃から念願のキットを組み立てできて、ワクワクが止まりませんでした。
「子供の時に作っていたら、もしかすると今ほどは楽しめなかったかも」
そう思うことにしています。
次回は、塗装を簡単にするための後ハメ加工と、アンテナの小改造を行います。