こんにちは、おらプラです。
タミヤの1/35、JSU-152を作っています。
前回まで、履帯をロコ組みして失敗したり、ベルト式履帯をたるませたりしながら、組立てを終わらせました。
これから塗装をしていきますが、今回やってみたかったことは、
- 「識別帯を筆塗りする」
- 「識別帯がハゲた感じをマスキングゾルでやってみる」
の2つです。うまくいくかな?
最近お気に入り「サフでB&W」
⬆の本を読んで試しにやってみてから「戦車模型はこれでいく」とお気に入りの塗装方法になっている「B&W(ブラックアンドホワイト)」、今回もやっていきます。
これまでの自分より一段うまくなれた気がして、本当にいい塗装法だと思ってます。やったことない人はぜひ一度どうぞ!
全体に黒サフをかけてから、次に上の方から白サフをスプレーしました。
私は前後左右斜め上からシュッと一吹きずつやってるんですが、真上はどの方向からも合計4回かかるので、一番白くなります。これがいい塩梅だと思っています。
その後、ファレホの白黒グレーで全体をモノクロのグラデーションっぽく塗っていきます。毎回書いていますが、本当ならエアブラシが向いている工程ですが、私は筆塗りしてます。
最初に、一番光の当たるポイントや、突起物などにメリハリをつけるために、白を塗ることにしてます。
絵心ないので、光の明暗の塗り方がイマイチわかっていないのですが、基本的に上を明るく下を暗くというふうに決めて塗ってます。グラデーションの綺麗さはエアブラシとは雲泥の差ですが、筆塗りの筆跡がかえっていいアクセントになっているのではと、自分では感じてます。
プレウェザリング
B&W塗装では、本塗装の前に「プレウェザリング」として汚し塗装もしてしまいます。
本を読んだときは「その後に塗装するから意味ないのでは?」と思っていましたが、これがいい感じになるということがわかってきました。
スポンジを使ってチッピングをしたり・・・
ファレホウォッシュのグレーを使って、ウォッシングをします。
いわゆるスミ入れのようなウォッシングとは別に、液垂れ汚れのように残すウォッシング(といえるのかどうか?)をしました。
本では油彩絵具を使っていますが、私はこのファレホウォッシュが使いやすくて使うようになりました。
本塗装
本塗装はかなり薄めたファレホで行いますが、今回はリフレクティブグリーンという色を選びました。目分量で適当な薄め具合ですが、5倍程度でしょうか。水でシャバシャバにするので、ウォーターパレットではなくて100均の使い捨てパレットを使いました。
水で薄めすぎると、ほとんど色が着かないことがあります。
今回もそうでしたが、「薄いぶんには重ね塗りすればいいだけ」なので薄めのほうが安心です。
B&W塗装では、下地を透けさせて残すことが何よりも重要なので、濃くて塗りつぶしてしまうことだけは避けなければいけないんですよ。
本塗装は緑のフィルターを掛けることが目的みたいなものですから、ジャバジャバと乱暴に塗料を広げていくだけです。シャバシャバの塗料なので筆ムラなんて付けたくても付かない状態です。
B&W塗装の本塗装は気落ちがいいですよ。子供が画用紙に乱暴に色を塗りたくっていく気持ちに近いと思う。
まだ白っぽい感じがしたので、3回目を塗って終わりにしました。
識別帯の筆塗り&マスキングゾルでハゲ
このキットには、ナンバーと識別帯がデカールで付属しています。
ただ今回は識別帯を塗装でやりたいので、ナンバーだけ貼りました。
識別帯は戦場現地でラフに塗られることが多くて、剥げたり傷ついたりしていることが多いようです。デカールだと綺麗すぎて面白くないと思いますので、今回はマスキングして筆塗りしようと考えました。
デカールの大きさを参考に、マスキングテープでマスキングしていきました。
このまま識別帯を塗ればいいのですが、今回はハゲや傷を付けたいので、マスキングゾルを使って出来ないかテストしてみます。
細い筆などでハゲや傷にしたい部分に、マスキングゾルを塗っていきました。
今回は爪楊枝を使ってみました。
今回やってみて思いましたが、マスキングゾルはあまりに細い傷のような塗り方は出来ないみたいです。慣れが必要?
今回は大きなハゲを中心に塗りました。
マスキングが終わったら、ファレホの白で筆塗りしました。
識別帯は現地で塗るので、筆ムラがあって当たり前というようなものです。
ですから一見汚く見えても「味」として解釈可能です。
マスキングを剥がしてみたら、なかなかいい感じに出来ました。
まず、デカールと比べて凹凸(パイプなど)にも塗れるのでいい感じです。
ハゲについては、おおまかな形状にしか剥げさせられませんが、細かいキズなどはこれから書き込んだりしていくことで、いろいろなハゲ具合が混ざって良くなる気がします。
マスキングゾルだけでOKとはならないけど、一つの表現として使えそうです。
単色の車体なので、白い識別帯と赤い星がとても目を引きますね。
ぐっといい感じに見えてきました。
識別帯をアップで見ると、いかにもラフな塗装という感じがして、車体と差があって面白い感じになりました。
車体色のリフレクティブグリーンという色に少しグレーを混ぜて、ワンポイントにしたいところに塗ってメリハリを付けたいと思いました。
油彩絵具でドッティング
真っ白な識別帯と綺麗なままのデカールを、車体の塗装となじませるために、油彩絵具でドッティングをおこないました。
白を中心に黄色と青を少しだけ散らばらせました。
最近ドッティングにいいよと教えてもらった筆「平丸筆」を使っています。
自分はゴッドハンドのものですが、平丸筆というのはくっきりとした筆目が出にくいので使いやすいです。
全体的に退色表現が加わったし、フィルタリングのような効果でデカール等も馴染みました。
OVM等の塗り分け
ここで、予備履帯やOVM(スコップなどの装備品)を塗り分けておきます。
戦車模型もそれなりに作ってきて、OVMの塗装もかなり手慣れてきたように思います。
昔はどこが木製でどこが金属製なのかもわからなかった・・・。今見るととんでもない色を塗っているものがあります(笑)
木の色も物によって変えてみたりしてます。
金属も銀色っぽいもの、黒っぽいものがあるので塗り分けてますが、正しいかどうかはまだわからないモノがたくさんあります。
次回は
次回は最終的なウェザリングをして仕上げて完成です。