【MAXサーバイン#01】開封と組立とジェッソで下地を作る

FSS他
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こんにちは、おらプラです。

今回は聖戦士ダンバインに登場するオーラバトラーを作ります。

バンダイから発売されているキットではなくて、MAXファクトリーさんから出ているサーバインというものです。

関節の構造などはなくて、完全固定ポーズのキットなのですが、そのかわりディテールは比べ物にならないくらい「カッチョいい」ものです。

自分にとって(そして多くの同年代のモデラーにとって)は、生物的なオーラバトラーのプラモに憧れた少年時代の、宿題を解決できるような夢のキット製作なんです。

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はじめに「子供の頃の憧れだったオーラバトラー」

まずは少しだけこのキットの背景をお話させてください。

昔私が少年の頃、聖戦士ダンバインに登場するオーラバトラーはとてもカッコよく、当時バンダイからもプラモが出ていました。

ところが、それらのキットはどれもノッペリとしたただのロボットのようで、生物の殻や骨格で出来ているという設定を活かしたものとは感じられませんでした。

ところが、雑誌に載っているガレージキットのプロモデラーの作例はとても生物的で、

「そうそう、これこそオーラバトラーだよ」

と思っていたのです。

ゴツゴツとした装甲、浮き出る血管、関節から見える筋肉繊維。

でも悲しいことに、テクニックもお金もない子供には手を出せる世界ではなくて、ただ眺めているだけの世界でした。

そういう当時のガレージキットのなかで、人気を集めたものの1つがMAX渡辺さんが作ったサーバインのソフビモデルだったのです。

そして、それをそっくりそのままプラモデルのキットにしてしまったのが、今回のキットになります。

スケールが違うとは言え、原型を忠実に再現することをモットーに作られていますから、

「あの憧れのオーラーバトラーの造形が、組み立てキットで手に入るのか!」

と即ポチッとしたのでした。

製作方針

キット

⬆これがPLAMAXから出ているサーバイン。関節なし。

⬆これがバンダイから出ているサーバイン。関節あり。昔のオーラバトラーキットよりは格段にイイですが・・・。

使った道具

タミヤ・薄刃ニッパー

【タミヤ薄刃ニッパー】安物とは違うプラモ専用に感動
プラモデルには専用のニッパーを使いましょう。爪切りやハサミはもちろん、安物の一般用ニッパーではストレスがたまります。プラモデル専用のニッパーはどこが違うのか?5000円を超える高級品は必要なのか?初めて買うならこれくらいがいいですよ。

タミヤ・デザインナイフ

【タミヤ・オルファ】デザインナイフの使い方とカッターとの違い
プラモデル作りに昔はカッターを使っていましたが、デザインナイフを知ってからはあまりに使いやすくてビックリです。完全に上位互換です。刃も頑丈で鋭く力がいらないので、切ったり削ったりがラク。「刺して持つ」という使い方もプラモならではかな。

ヘッドルーペ

【ヘッドルーペ】老眼でのプラモデル作りには欠かせない拡大鏡
老眼になってくると、プラモ作りが辛いです。そこで、拡大ルーペを使います。スタンド型とヘッドルーペ型がありますが、私はヘッドルーペが使いやすいですね。拡大ルーペは長所も短所もありますが、実際、もうこれなしにプラモデルライフは考えられません。

神ヤス

【神ヤス5mm厚】初心者の「神ヤス」頼み【スッキリ!】
プラモデルの曲面をヤスリがけするのは難しいです。曲面がガタガタになっちゃった経験ありますよね。そこで便利なのがスポンジヤスリですが、とくに「神ヤス」は便利です。私のような初心者や下手ほど、腕を磨くよりまずは「神ヤス頼み」でいいんじゃないですか?

タミヤ・タミヤセメント (流し込みタイプ) 速乾

タミヤ・タミヤセメント(白ブタ・角びん)

タミヤ・タミヤパテ(ベーシックタイプ)

リキテックス・胡粉ジェッソ

【胡粉ジェッソ】プラモに塗って情報量アップ【使い方レビュー】
プラモデルの塗装の下地に「胡粉ジェッソ」というものを使っています。ただ適当に塗るだけで表面がザラザラになって情報量が増え、格好良く面白い出来になります。使い方を紹介して、溶きパテとの違いや比較などをまとめてみました。誰でも簡単に出来ますよ。

開封

パーツ数は少ないです

このキットは関節構造がないので、パーツ数は少なめです。

「ソフビキットの造形をインジェクション成形のために適切に分割したもの」

なので、左右対称でもありません。

コレがベースになる本体

胴体の大きなパーツをベースにして、そこに各部パーツをくっつけていくという構造です。

装甲の甲羅感がセクシーではないですか

コレは首です。生物を材料に作られているって感じしますよね

いいぞいいぞ

パーツを眺めているだけでも、

「あ、こいつは普通のプラモじゃないね」

とワクワクしてきますよ。

組み立て開始

それでは組み立てていきます。

仮組みしつつ接着していきますが、基本的になるべく完成品にしてから塗装するものだと思います。

付くようにしか付かないので、組み立ては難しくないです。

ポーズも固定ですから、誰が作ってもビシッと決まったポージングに完成しますよ。

パーツの合わせ目はあります

オーラバトラーというモノ自体が曲線の多いものですから、パーツの合わせ目はしっかりと消したいですね。

ただ、さほど多く合わせ目が見えるわけではないので、手間もそうかかりません。

ツメがするどい。服にひっかけて折りそうになる

ツメは鋭いまま造形されているので、ガンプラのように加工しなくてもエッジが効いてカッコイイです。

ただし、服の袖に引っかかって、何度か折りそうになりました。

足つけました

脚をつけただけですが、この時点で、「うわー」とか「すげー」とか声が出まくってました。

「見て、指で触るだけでもプロの造形を体感出来る」立体化されたお手本みたいなものですからね。

ガレージキット(レジン・ソフビ)は作ったことがありませんが、それに共通する楽しさなんだと思います。

足も生物的だなあ

胸部ハッチは透明パーツです

このキットには透明パーツがいくつかあります。

胸部ハッチ、柔らかい羽根、硬い羽根の内側にあるヒダヒダ(オーラーコンバーター)、目です。

アニメでは、ハッチはたしか半透明の素材で出来ていたと思いますので、そのように塗るほうがいいのかな?

頭部

あまりに奥まったところは筆が入れにくいですから、そういう場所は先に塗装したり、接着を後回しにするべきなのかもしれません。

でも私はなんとかなると踏んで、面倒なことはしませんでした。

お尻・・・格好良い&気持ち悪いを両立

オーラコンバーターのヒダヒダは透明パーツです

外しておきました

クリアパーツはすべて塗装後に後付けすることにします。

クリアーパーツをどのように仕上げるか、このときはまだ考えていませんでした。

仕上がりを大きく左右しそうなポイントですし、でも、難しいことはできないし。

このキット特製の盾。後付けします

このキットには、出渕裕さんが特別にデザインされた、このキットだけの特製の盾が付属しています。

このフェラリオ(妖精)がとてもオーラバトラーらしくて、バイストン・ウェル(物語の世界)らしい彫刻だと思います。

パテで合わせ目を埋めます

パーツ合わせ目は広めに出るところがあるのでパテで埋めました

通常通り接着剤で合わせ目を消してもいいのですが、どうも大きく合わせ目が出たので、パテで埋めてヤスることにしました。

消すべき合わせ目は脚部にほぼ集中

面倒そうに聞こえるかもしれませんが、合わせ目を消す場所は脚周辺が中心に多くはありません。

誰でもビシッと決まるポーズに

全体が組み上がりました。

ビシッと決まってますねえ。

改造しない限り、誰でも同じポーズに仕上がるのでポージングの苦労はありません。

ポージングの苦手な人には嬉しい話。

話はそれますが、個人的にはこういうキットがもっと出てほしいなと思っています。

どうせ固定ポーズで飾っておくだけなので。

後付けするのはこれだけ

クリアパーツ類は塗装後に取り付けできそうですし、盾は裏側を塗ってから固定することにしました。

胡粉ジェッソで下地を塗る

いつもの胡粉ジェッソ

造形そのものは触りませんが、表面に多少テクスチャをつけたほうが筆塗りには合ってそうな気がしたので、いつもの胡粉ジェッソで下地塗装しておきます。

【胡粉ジェッソ】プラモに塗って情報量アップ【使い方レビュー】
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適当に塗りたくるだけで

何度も書いていますが、この胡粉ジェッソという下地材は、適当に塗るだけで表面に微妙な凹凸が出来ます。

ツルッとした表面に仕上げたいもの(車やバイクは最右翼)には向きませんが、表面にテクスチャが出来て情報量が増やせますので、便利ですよ。

乾くとこんな感じ

オーラバトラーの装甲が生物の外骨格で出来ているとして、それがゴツゴツ・デコボコなのか、磨いてツルツルなのか、好みの分かれるところでしょう。

どっちが多数派?

そして木の台にいつも通り固定

あとは木の端材に針金で固定して、塗装準備完了です。

塗装うまく出来るかな?

次回は

組み立てはパーツ数が少ないことと、可動がなく面倒な工作がいらないことで、比較的早く終わります。

HGのガンプラよりも短い感じですかね。

次回は塗装に入っていきますが、もちろんファレホで筆塗りしていきます。

カラーリングは自由らしいので、センスのない頭で考えます。

ではでは次回もどうぞお付き合いくださいませ。