こんにちは、ニワカ最低野郎おらプラです。
子供の頃からボトムズ自体は知ってましたが、話の内容もよくわかっていなかったし、ただスコープドッグがカッコイイとか、主人公(キリコ)が暗いとか、そんな程度の理解でした。
大人になってからアニメを見直して、あらためてその世界観にはまったのですが、正直ニワカです。
ボトムズファンのことを「最低野郎」と呼ぶことも遅くに知って、やたら使いたがるくらいのニワカです。
今回人生初のボトムズプラモを作ることにしました。
はじめてのボトムズプラモ
ニワカです
主人公メカ(といっていいのか?)スコープドッグが造形的にカッコイイっていうのは、子供心にもわかりました。ガンダムとかとは違うけど、なんか妙に心惹かれるっていうんですかね。
プラモは作ったことがないので、実は知ってるメカの名前もスコープドッグしか知りません。アニメ観てるだけだとあまりメカの名前って出てこないですから。
AFVっぽく作りたい
個人的に最近AFVのプラモ作りが面白いのですが、そこでやっている塗装方法を他のプラモでも試したく思いました。
「マシーネンクリーガーかな、やっぱり」
と思いましたが、ちょうどその頃、WAVEからボトムズの新しいキットが出たことに気づいたのです。
「そういえば、ボトムズもいいかもな!」
WAVEの新作キット
ボトムズのプラモデルは、バンダイ含めいろいろなメーカーから出ています。
そのなかで、タカラのキットが「伝説的名キット」として評判らしいのですが、なかなか手に入りにくいようです。ところが、そのキットを後に受け継いでいるWAVEが、新しくキットシリーズを展開するというではありませんか。
そのシリーズは、タカラのキットをベースに現代風の作りやすさを盛り込んで作られているという触れ込みでした。
スケールも大きめの1/24(ボトムズプラモでは大きめのサイズ)です。
組み立て開始
あたま
WAVEのプラモキットは、マシーネンクリーガーで何個か作っています。
マシーネンクリーガーは基本的に古い構造のキットが多くて、合わせ目消しとか当たり前の「昔ながらのプラモ」という感じです。はたしてボトムズの、そして最新キットはどんな感じなのでしょうか?楽しみです。
このキットはハッチが開閉したり、駐機姿勢も出来たり、可動部分が多めです。
なので、可動ギミックや内部コクピットの様子などかなり作り込まれています。
パチパチと組んでいきますが、パーツの精度とか組みやすさは、さすが最新キットという出来で、バンダイのプラモに慣れている人でもそれほど違和感なく作れるのではと感じました。
頭部の特徴的なレンズタレットが動くレールがありますが、その奥に押し出しピンの跡が派手に残っていました。
塗装すればほぼ見えないのですが、一応ヤスリがけして消しておきました。
いつものように「ま、いっか」とならないのは、初ボトムズ初スコープドッグというモチベーションの高さの為せる技でしょうか。やけに集中できてます。
スコープドッグのことを「タコ」とか「スコタコ」と呼ぶようですが、まさに語源となった頭が完成しました。うん、タコですね。そして、やっぱりカッコイイな。
胸部
スコープドッグのハッチは胸部の上が頭ごとパカッと開きます。
このキットはコクピットの内部も細かく再現されていますし、パイロットのフィギュアも付いています。が、私は全部固定して作ってしまうので見えない箇所はすっ飛ばしてしまいます。
可動部であるがゆえに、胸のパーツの隙間などが出来がちですが、このキットはバチピタではまるので、非可動派の人も安心です。
説明書の写真を見ると、胸部の合わせ目は消さなければいけないようです。
マイナスモールドもあるのでちょっと面倒な合わせ目消しですね。
なんしろ詳しくないので、パーツの合わせ目を消すべきなのかモールドとして残すのか、いちいち説明書の完成写真を見て判断していきます。
背中の大きな合わせ目も、消すべきのようです。これはそんなに難しいものではないかな。
肩から腕
肩の丸いアーマーは、まともに合わせ目が出ます。
昔のザクの肩アーマーもこんな感じでしたよね。ちょっと懐かしい。
ただ、二の腕を後からはめ込めるように工夫されてるので、後ハメ加工の必要もないですし、塗装の順序が面倒ということもありません。
このキットには、関節の部品が2種類付属していました。
通常のプラに加えて「POM」という材質で出来たものです。まったく同じ形のランナーで、選んで作れと指示がありました。「POM」は接着・塗装が出来ないものらしいのですが、たくさん可動させて遊ぶのに向いた素材なのだろうと思います。
二の腕のパーツは、丸いリベットがあるかっこいい形をしていますが、ゲート跡が近くにあるので、ヤスリがけがしにくいです。
リベットもなんとなく薄く曖昧な感じに見えたので、ちょっと改修していました。
まずは平面ヤスリで全部削り落としてゲート処理と面だしを兼ねて、その後にリベットを付け直しです。
リベットはWAVEさんから便利なアイテムが出ています。(別にボトムズ用ではないはず)
戦車とかで時々使うので便利です。
リベットがキットより厚みのあるので、いい感じだと思います。
「他のリベットは変えないの?」
というツッコミはなしでお願いします(笑) けっこう面倒。でも、肩アーマーだけでもやるべきだったか?
他
ボトムズって、比較的小さなロボット(スケールも1/20~35でAFVに近い)なので、造形が戦車っぽい感じがします。
ガンダムのMSでリベットとか見えないでしょうし、そもそもそんなレトロな構造をしているわけがない。ロボットなのに古い機械のような、そんな魅力を感じますねえ。
見える場所に合わせ目がまともに出ることも多く、そのあたりは最近のガンプラとは違いますが、ドイヒーなものではありません。むしろ、
「これくらい合わせ目がないとプラモ作った気がしない」
なんていうオールドモデラーもいるのでは?
真面目に思うことなのですが、すごすぎる作りのガンプラだけ作ってると、そのうちヤスリがけ出来ないモデラーが増えてしまうのではと思います。
失敗して悔しいのもプラモの楽しさだと思うんですよね。
頭部アンテナの改修
一通り組み立てが終わったところで、頭部のアンテナを改修することにしました。
戦車模型でもよく使う真鍮線に置き換えたほうがディテール感が出ると思いました。
太めのアンテナを根本から切り落として・・・
ピンバイスで穴を開けました。2本のアンテナは並行より広がって付いていたので、穴あけのときに角度を調整します。
0.5mmの真鍮線を挿し込んで瞬着で固定するだけです。広がり角度はこんなものかな。
スプリングを短く切って、根本に挿し込みました。
次回は塗装です
組み立てが終了です。
初めて作るもの(ロボットでも戦車でも飛行機でも)は、作っていくときがとても楽しいですよね。
「へー、ここってこんな形してたんだ~」
というのが面白くて好きです。
私は子供のときに出会って以来初めて、とうとうスコープドッグの形を知ることが出来た!
スコープドッグかっこいいわ!
次回は塗装していきますが、AFVっぽく塗装できたらと考えてます。
↓今回改修で使ったアイテム、どれも手元にあったものですが全部WAVE製ということに気づきました。まさかボトムズのため?(違う違う)