こんにちは、おらプラです。
プラモを作っていて、瞬間接着剤を使う場面がありますが、
「瞬間接着剤って言うけど、一瞬でくっつかないよね」
とよく感じていました。
ところが、
瞬間接着剤を本当に一瞬で固めてしまう
スプレーがあることを知って使ってみたら、あら不思議、もうこれなしには考えられないほど便利なんです。
スプレータイプやハケ塗りタイプなど各社から出ていますが、私はあるプロモデラーさんの動画を参考に、
アルテコ瞬間接着剤用硬化促進スプレー
を愛用しています。
これはなんといっても使いやすいノズルとコスパが最高なんですが、使い方や注意点など解説したいと思います。
瞬着硬化促進剤の使い方
平面同士の接着ならば、安定しているので大丈夫なんですが、ちょっと無理な形状・・・たとえば上図のような一点で不安定なものを固定したい場合は困ります。
瞬間接着剤と言っても、ご存知の通り数秒~数十秒ほど硬化にかかりますから、指で固定して硬化を待たなくてはいけません。
指はプルプルするし、指を離すのが早いと重力で垂れ下がってしまうし、なかなか難しいですよね。
そこで登場するのが、瞬間接着剤用硬化促進剤というわけです。
瞬間接着剤と硬化促進剤が触れた瞬間に、一気に硬化する効果があります。
「これこそまさに、瞬間接着剤!」
と感じる驚きの速さですよ。
もう一つの使い方として、接着する片方に硬化促進剤をつけておき、もう片方に瞬間接着剤をつけておきます。
両者をくっつけると、液体が交ざり合って、固定されると言うわけです。
基本的には、この2つの使い方を、部位や形状によって使い分けるといいでしょう。
アルテコ硬化促進スプレーのいいところ
私(をはじめ多くのモデラーさん)が愛用しているのが、アルテコ瞬間接着剤用硬化促進スプレーです。
アルテコさんという聞き慣れない会社名ですが、これはプラモデル用ではなく業務用のようです。
長いノズルが付属しているのですが、先が広がって噴射できるようになっていて、とても便利です。
プラモ関連メーカー各社から出ているのは、スプレータイプとハケ塗りタイプがあるのですが、好みで選んでもらっていいと思います。
私としては、スプレータイプのほうが使いやすいと思っています。
ハケ塗りタイプは、「塗る=接触する」ということですから、なんだかズレやすいような気がするんですよね。
瞬着硬化促進スプレー使用の注意点
瞬着硬化促進剤は、無色透明でしばらくすると揮発して消えてしまいます。
塗料やプラに悪影響はないので、気軽にかけてもらっていいのですが、スプレータイプには一つ注意点があります。
それは、スプレーした箇所以外にも多少散布されていることです。
瞬着でパーツ固定➡位置決めして硬化促進スプレー
としたあと、次に近い場所にパーツを置く場合、硬化促進スプレーが残っていて、パーツを置いて位置決めする前に固まってしまう場合があるんです。
よほど急いでやらないかぎり、揮発していて大丈夫なんですが、一応頭に置いておくほうがいいですよ。
効果が同じならコスパ重視!
メーカー | 実売価格 | 容量 | 100mlあたり |
WAVE | 1300円 | 180ml | 722円 |
ガイアノーツ | 1600円 | 220ml | 727円 |
アルテコ(小) | 1000円 | 100ml | 1000円 |
アルテコ(大) | 1600円 | 420ml | 380円 |
各社から出ている瞬着硬化促進スプレーの価格と容量を比較してみました。
効果について比べたことはありませんが、おそらく、どれも効果は変わりがないと思います。
そうすると、問題になるのはコスト面だけです。
アルテコ社のは、大小2つがあるのですが、小さいものはコスパが悪い。
ところが、他社では出していない大容量(420ml。他社の倍以上)のものがあって、それがオススメです。
容量が多いほどコスパが良くて、少ないほどコスパが悪いというのは、どんなものでも同じかと思いますが、それは今回も同じというわけです。
「そんなに大量に使うものではないし・・・」
と思う方は、小さいもののほうがと考えるのでしょうが、
使わない人は滅多に使わず、使う人は大量に使う
ものだと思いますので、買うなら大容量のほうがいいですよ。
保存出来ないものでもないですしね。
とくに、エッチングパーツを使う人なら、迷わず大容量アルテコ一択じゃないですか?
いずれにしろ、
「瞬間接着剤を本当に瞬間で固まらせる」
のは、すごく便利ですし、一度使うと「これなしには無理」となるすぐれものです。