プラモにおける「白化」とは?
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白くなったところが白化
プラモデル用語の「白化(はっか・はくか)」は、本来白くないプラスチックが、白く変色してしまうことをいいます。
女性は「美白」を目指すものらしいですが、モデラーは白化はさせたくない、避けたい現象です。
白化はどうして起こる?
それでは、白化はどうして起きるのでしょうか?
プラスチックに変な力がかかったとき
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赤いランナーで実験
白化はプラスチックに変な力、強い力がかかってしまったときに発生しちゃいます。
わかりやすいように、赤いランナーで白化をお見せしましょう。
赤いランナーを手で無理やりギューーっと曲げてみます。
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力がかかって変形したところが白っぽくなってるでしょ?
このまま折ってみると・・・
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バキッと折ってみた
無理やり折ったものだから、切断面が完全に真っ白になっています。
これが、白化のメカニズム。
もう一度グレーのランナーでも見てください。
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グレーのランナーでも
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無理やり曲げて白化
曲げられたところは全体的に白っぽく、切断面は真っ白ですね。
切れるのではなくつぶれるから
でも、プラモデル製作でこんな無理な力をかけることはしないはずですよね。
白化はパーツをランナーから切り離す時に出来るのですが、普通はニッパーで切りますから。
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ランナーをニッパーで切ってみると
試しにランナーをプラモ用ニッパーで切ってみました。
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切断面をみる
切断面をみると、ニッパーの刃が入っていく最初の方はグレーのままですが、切り落とす最後のところ(ランナーの中心を横断する帯状)のところは、白く白化しちゃっています。
これは、
ニッパーの刃が鋭く切れ込んでいくところは白化しないけど、切断の最後のほうは押しつぶしているから
なんですね~。
上の例は、本来ランナーのような太いところを、いくら切れ味鋭いプラモ用とはいえ、ニッパーで切ることが間違っているんですけども。
白化を防ぐためには
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白化は目立つよね~
プラモデルでパーツを切り離す時に、白化を防ぐためのいくつかの方法を挙げておきます。
切断のときに無理な力を加えないために・・・
- なるべく細いところを
- 切れ味鋭いニッパーで
- ゆっくり慎重に
- 二度切り・デザインナイフも併用して
切るようにしなければいけません。
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白化を覆い隠す塗装
ちなみに、白化はプラスチックが白くなってしまうことですから、逆に言えば、
塗装までする場合は白化しても問題ない
ということが言えます。
塗料で塗りつぶしてしまうのでね。
素組みで仕上げたり、部分塗装で仕上げる場合には、白化は天敵です。
↓上級モデラーが「白化しない」と絶賛のゴッドハンド・アルティメイトニッパー。
ニュルッと切れるんですって。道具にこだわる人は使ってみる?