【プラモデル基礎用語】フィルタリング

プラモ用語集
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フィルタリングとは?

色が孤立している感のあるところにグレーのフィルターをかけると

全体的に同じトーンになって、馴染んで違和感がなくなる

プラモデルでいうフィルタリングというのは、塗装の上から薄い色を全体に塗ることによって、その色の薄い膜をかぶせたような(フィルターをかぶせる?)効果を持たせることです。

ウェザリングの手法の1つとして使われます。

例えばですが、緑色のザクに茶色をフィルタリングすれば、地上で使われて土に汚れたザクを表現するときに有効です。

具体的に見てもらったほうがわかりやすいと思うので、写真で説明します。

フィルタリングの方法概略

フィルタリングの方法の基本は次のようになります。

①薄めた塗料(これは茶)を全体に塗って

薄めた塗料をバシャバシャと全体に塗りたくって・・・

②一度拭き取ってしまう

少し待って綿棒などで拭き取ってしまいます。

③薄く塗料が残ってフィルターがかかったように

拭き取っても全体的に茶色がかって残ってしまうのですが、それがフィルタリングです。

全体的に茶色っぽくなって、それまでバラバラだった色が馴染んで統一感が出ます。

フィルタリングの効果

実際にフィルタリングしたものがありますので、参考になれば。

フィルタリングの効果

砂漠色と緑色で迷彩模様に塗ったものですが、茶色でフィルタリングをすることで、色が馴染んでいるように見えます。

「2つの色が同じ時間を過ごしてきて、同じように汚れている」

という風に見えるので、プラモデル全体的に使用感が出てリアルっぽくなるのです。

デカールが白くて新品っぽいですが

色同士が馴染むのに加えて、デカールも同じように馴染ませてくれるのがフィルタリングです。

少し茶色っぽく汚れました

デカールが「今貼った(今塗った)ばかり」に見えてしまうのを防いでくれます。

ドム全体が汚れているのに、マークだけピカピカなのはおかしいですからね。

このことからわかりますが、フィルタリングは塗装が終わって、デカールも貼って、その後に行うと効果的です。