こんにちは、おらプラです。
マシーネンクリーガーのキット「キュスター」を製作します。
マシーネンクリーガーは、花形のスーツ系(人が着る強化スーツ)は作ってきましたが、今回はやや大型の無人歩行機械のキットになります。
冬季迷彩(雪上用の白っぽい迷彩塗装)というのをやってみたいと思っています。
戦車のような現実感のある製作をしたいけど、史実とか詳しくないのでちょっと尻込み・・・
マシーネンクリーガーは、そういう挑戦にはピッタリな素材だと思っています。
今回は開封してキットの第一印象と、組立ての様子を書いていきますね。
製作方針
キット
キュスターは、シュトラール軍の無人兵器で、鳥脚の2足歩行機械です。
無人兵器なので搭乗人物のフィギュアはないのですが、代わりに整備士のフィギュアが付属しています。タバコ吹かしてる粋なオッサンです。
マシーネン歴は浅いですが、人型ではないマシーネンは初めてなので、新鮮で楽しみです。
どう作る?
今回は、冬季迷彩に挑戦してみます。
まずは下地塗装として通常の筆塗り迷彩を施して完成させます。(筆塗り迷彩の練習)
その上から油絵の具で冬季迷彩をやってみます。冬季迷彩はアクリル絵の具を使う場合が多いようで、油絵の具でやっているお手本が探せなかったので、かなり自己流になりました。
また、
「私の冬季迷彩では、雪がないとただの白っぽい汚れに見えるかも?」
という恐れ(笑)と、整備士のフィギュアを活かすために、雪景色のジオラマ(土台レベルですが)も作ってみます。
使った道具
タミヤ・薄刃ニッパー
タミヤ・デザインナイフ
ヘッドルーペ
神ヤス
マイクロセラブレード
ピンバイス
開封
キュスターのキットを開封してみます。
塗装シートの一番下、ちょうど冬季迷彩の例がありました。
そこで、まずは一番上(箱絵と同じ)の迷彩塗装をお手本にして塗装を済ませ、その後あらためて一番下の作例のように仕上げていこうと決めました。
細かいパーツが多い
ランナーを並べてみたら、かなりパーツ数が多い感じです。
そして、ものすごく細かいパーツをあちこちに見かけます。
細かいパーツが多いと、『上級者・大人向けのプラモ』のような気持ちになれるのは私だけですか?
戦車のキットのときもそう感じました。
作る前から上達したような気になって、なんか誇らしい(←勘違い)。
金属パーツがセットされてます
キュスターには、プラ以外のものが多くセットされています。
- ショックアブソーバー用のスプリング2本
- 動力パイプ用のスプリング4本
- 脚部用銅線ビニールコード2本
- 銅線(太)3本
- アンテナ用銅線(細)1本
- ライト用透明パーツ(不使用)
- ポリキャップ
銅線もスプリングも、別途準備する必要がないのが助かります。
私はコスパがいいキットだと感じました。
相変わらずセンスあふれるデカール
マシーネンクリーガーのデカールは、原作者の横山先生がデザインされているので、どれもセンスが良くて格好いいです。
かなり余裕もって余りますが、
「足すのも引くのも、横山先生のデザインを邪魔しそう」
と思ってしまって、説明書通りにしか貼れない私。
組立て開始
それでは、説明書に従って組み立てていきます。
細かいからこそリアル
いきなりバルカン砲のパーツの多さに驚きました。
バルカン砲が完成です。
なんと11パーツの構成ですが、ここまでやる必要があるのかと思ってしまいます。
妥協しないからこそリアリティが生まれるのでしょうね。
説明書の特徴
次にオプチカルシーカーユニットというものを組立てます。
キュスターの説明書には、
「各部位が何の役割なのか」
書いてあるので、作る時の楽しみにもなりますね。
「何かわからないけど、こういう形のもの」
と言われるより、
「これは光学式誘導装置で、これでバルカン砲の照準を付ける」
と説明されたほうが、作っていても面白いものです。
「あ、だからバルカン砲の横にあるのね・・・」などなど。
と言いながら、私はこの「b9」のパーツがどのように付けるべきかわからず、ここでは保留しました。
あとで本体に付ける時に、塩梅をみて接着することにします。
何箇所かこのような場所があって、私のような知識なし人間には難しかったです。
スモークディスチャージャー
次にスモークディスチャージャー(煙幕発射機)の組立てですが、なんと片側でこのパーツ構成。
合わせ目について
最近のガンプラとは違って、「パーツ接着の合わせ目を隠してあげよう」という意思なんて、微塵も感じません。
ほぼすべての箇所に、当たり前のように出現します。
これが当たり前なんだろうな。ガンプラが親切すぎるんだと思います。
パーツ数が多くて細かいものの、組立自体が難しいところはありません。
1つパーツを着ける度に格好良くなり、「ほー」「へー」と声が出るのがマシーネンの楽しさの一つだと思っています。
本体は厄介でした
上の写真は砲塔のパーツ構成ですが、この砲塔と腰の部分の組立ては、ちょっと厄介でした。
というのも、パーツ同士がなかなか合わず、合わせ目にかなり段差を作ってしまったことです。
形が複雑な曲面で、うまく圧着することも出来ず、結果的に隙間が出来てしまったのが反省です。
あとでパテ盛りをして合わせ目を消すのですが、ミスが多かったです。(後述)
流用パーツ
エンジン部は上の写真ようなパーツ構成です。
ボルトなどの細かいところも作られていて、いい感じです。
マシーネンは横山先生がいろいろなキットのパーツを組み合わせて作ったものですから、このエンジンはおそらくバイクとか車の実在のエンジンの、どれかのはず。
詳しい人は、「これは何ていうバイクのどのエンジン」などと見ただけでわかるらしいですが、それがわかるとまた楽しいでしょうね。
加工もあるよ
マシーネンのキットは、ピンバイスで穴を開けたり、削ったりしなければいけない場所があります。
説明書に書かれているとおりにやればいいだけですが。
このパーツは脚の付け根の部分です。
安物のニッパー(高いのは壊れます)で大雑把に切り取り、デザインナイフで削ったり、セラブレードで削ったりして平らにします。
削った後には別パーツが付いて、隠れてしまうので、ただ平面になれば大丈夫です。
今回は説明省略していますが、ピンバイスで穴あけをするところは、何箇所もあります。
ピンバイス必須です。
脚部
次に脚部の組立てに入ります。
キュスターは鳥脚型の特徴的な脚部が特徴ですから、個人的に一番楽しみなところでした。
脚部は細い面が多くて、合わせ目消しは注意が必要です。
ここをスポンジヤスリとかでやって、平面が丸くなってしまうと、せっかくのシャープな感じが台無しですよね。
私はセラブレードのカンナがけと、金属ヤスリでやりました。
完成してみると、脚部の関節形状は、私が思ってたよりも1つ多い関節でした。
足首の接着で、前後間違えてやろうとして、あわててやり直したのはヒ・ミ・ツ。
ショックアブソーバー
このキュスターのキットには、脚部のショックアブソーバーが2種類ついています。
金属スプリングも使ったリアルなもの(赤)と、一体成型単独パーツの簡略化したもの(青)です。
これだけ準備万端整えられているのに、リアルなほうにしない理由がないですよね。
なんか負けた気がするし・・・(笑)
本体の合わせ目消し
本体部分の合わせ目は、かなり段差が出来てしまったので、パテを盛って消していきます。
パテを盛って、乾燥させた後にヤスっていきます。
この本体は目立つところなので、絶対にきれいに消したいですね。
うまく消せたかどうか不明ですが、各部のパーツを取り付けていきます。
わからなかったオプチカルシーカーも、なんとか取り付けできました。収まりがよかったというだけで、果たして正解かどうかはわかっていません。
スモークディスチャージャーとかレーダーとかも追加していきます。
第二次大戦の戦車とかと同レベルの「本当に存在した感」だと思います。
やっぱり面白いな~マシーネンクリーガー。
「もしもハッチを開けて作りたいなら、工夫してやってみたら?」
と、言われているようですね。
マシーネンのファンは、同じキットをいくつもいくつも作っているらしいのですが、こういうところが「また作りたくなる」理由の1つかもしれませんね。
プラ以外の工作
銅線ビニールコードは、脚部に取り付けていきます。
次は動力パイプです。
太さの違うスプリングが4本付属していますので、長さをカットして取り付けます。
オッサンはこの動力パイプ見てるだけで酒が飲めますよ。
フィギュア
整備士のフィギュアがこれまたイカしてて、右手にタバコ持ってます。
「オラが整備したキュスター、最高だべ?」
みたいな表情に見えます。
次回は追加工作です
次回は、追加の工作を行っていきます。
具体的には、
- 手すりを銅線で作る(説明書通り)
- パテで溶接跡作る
- 鋳造表現
- ライト(?)にパイピング
です。
次回もどうぞお付き合いください。