こんにちは、おらプラです。
プラモデルで布を表現したいときがあります。
昔から試行錯誤されてきたので方法はいくつかありますが、初心者でも手軽にできるのが、
エポキシパテで布を作る方法
だと思います。
エポキシパテだけあれば特別な材料もいらないので、作りたい時にすぐできますからね。
私が失敗した例を見ると、上手くいくコツがわかりますので、ポイントをお教えしましょう。
プラモデルで布を作りたい場面
プラモデル製作で布を使いたい場面って、どんなものが浮かびます?
やっぱり戦車などのミリタリーモデルが多いんじゃないでしょうか?
戦車や装甲車の幌とか、後ろに積んであるタープとか、グッと雰囲気がアップする小道具ですよね。
とくにジオラマで情景を表現するときに欲しくなりそうです。
エポキシパテで布を作ろう
プラモデルで布を表現する方法は、私が知っているだけでもいくつかあります。
- 紙をボンドなどで固めて布に見立てる
- 既製品の小道具セット
- エポキシパテで作る
(既製品は丸めてあるものが中心なので、広げた状態の布はないと思います)
私は一番初心者向けなのは、エポキシパテで作る方法だと思います。
エポキシパテなら持っている、そして使い慣れている人が多いからです。
「エポキシパテかー。こねて伸ばして布にできそうだな。うん、簡単」
直感的に出来そうだと思った人も多いと思います。
実際簡単です。
ただ、一応初心者向けに、コツというかポイントを伝えられたらなと思います。
なぜなら、私は失敗したからです(笑)
私の失敗例
エポキシパテは、粘土のようにこねたり形を作ったりできるパテです。
使い方の基本については下記事で書いてますので、初めて使う人はまずそちらをどうぞ。
それでは、私が初めてやったときの失敗例を紹介しますね。
失敗といっても、じつはそのときは「うまくいった」と思っていたわけです。
でも、あとで時間がたって見てみたら・・・「うん、イマイチだね」と気づいたのです。
さて、布を作るわけですから、エポキシパテを薄く伸ばしていきます。
十分薄くなったと感じたので、四角くカットしてクルクルと巻いてみました。
「ちょっと厚いかもな」
と感じたので、デザインナイフで端っこだけを薄くしてみたのでした。
このときは初めて戦車模型を作ったときでしたが、
「ウホッ、かっこいい! 積んであるタープとか荷物とかイキフンたっぷりじゃん!」
と思っていましたよ。
でも、時間がたって(目が肥えてきて)あらためて見ると、
「なんという分厚い布なんだ。布というよりトルコ絨毯レベルだな」
と感じてきたんですね。
これが失敗例です。
私の成功例
これは先日作った「Ⅲ号突撃砲」ですが、後部に荷物を積んで布で隠してあるのを作りたくて、やってみました。
荷物を配置してそこに布をかぶせたいのです。
「成功例」と書きましたが、また後で見ると失敗に見えてくると思うので、前回に比べると成功したよという意味にしておいてください。
「人は同じ過ちを繰り返す。まったく」ってやつですか
私も勉強しまして、今回はまずマットにベビーパウダーを振りまきました。
エポキシパテはベトベトとくっついちゃう場合があるので、それを予防するためです。
次に、エポキシパテをこねて手で伸ばしていきます。
先程の失敗したときは、ここで終わっていたわけです。
このままではまた分厚い布になってしまいますから、うどんや蕎麦を伸ばすように、丸い棒でさらに伸ばしていきます。
これが超重要なポイントなんです。
木の丸棒を使ってもいいですが、わざわざ準備するのも邪魔なので、私は手近にあったエアサロンパスのスプレー缶を使いました。丸くて転がせれば何でもいいと思います。
当然それにもベビーパウダーをまぶしておきましょう。
小麦粉の代わりにベビーパウダーですが、気分は蕎麦打ち職人です。
丸棒で押し広げると、手でやるのとは大違いに薄く出来ます。
あとは欲しい大きさにデザインナイフでカットするだけです。
失敗のときとは全然違う薄さ!
ペラッペラで柔らかそうでしょ?
荷物の上に被せると、柔らかいので荷物の形がうかがえて、いい感じだと思います。
これなら布に見えるでしょ?
今見ると、
「伸ばすのはこれくらいで限界だったけど、端っこだけヤスリがけして薄くすればベストだったかな?」
「先端はもっとクタッとさせるべきだったかな?」
と反省点も出てきますが、そのあたりはみなさん工夫してください。
ひとかず成功例とさせていただきます。
エポキシパテで布を作るポイントは薄く伸ばすこと
以上、「エポキシパテを使って布を再現する基本的ポイント」を書いてきました。
振り返ると、
手で伸ばすだけじゃ足りない!丸棒でうどんのように伸ばして薄くしろ!
ということです。
布を表現するのには、エポキシパテが一番使い慣れていて、手元にあるものですから、適していると思います。
プラモデルの情景がグッとアップしますので、初めての人でもぜひ挑戦してみてください。
なあに、ベビーパウダーと丸棒があれば、簡単ですよ。