こんにちは、おらプラです。
艦船模型で疲れた体と心を癒やすプラモ(艦船模型好きには申し訳ない言い方)は何かと、積みプラのなかから選んだのはマシーネンクリーガー。
ガンプラもいいかなと思ったんですが、なんとなく気が向いたのはこっちでした。
「どんなふうに」とかまったく考えず、気の向くまま、ただただ楽しみます。
今は面倒なこと考えたくない。
グローサーフント・アルタイル
マシーネンクリーガーの大分類
マシーネンクリーガーのシリーズは、設定陣営的には2つに分けられます。シュトラール軍と傭兵軍。
そしてそれぞれに人が乗り込む強化スーツがあり、乗り物があり、飛行機があり、プラモデルとして展開されています。
ガンダムなどとは違って、主人公機もないし、正義も悪もないし、強弱もほとんどない世界です。
形の面白さとか、かっこよさとか、そんなことが大事で、設定的に正しいとか歴史的にどうだとか関係ないんですね。それでいて、実在のミリタリーモデルを使って創造されたものたちですから、妙にリアルで妙にかっこよく、それでいてなんでも自由に作って塗っていい。
マシーネンはそうしてモデラーさんたちに愛されているわけですね。
シュトラール軍の無人兵器
今回選んだキットは「グローサーフント・アルタイル」といいます。
劣勢(?)に立たされ人的資源の少ないシュトラール軍は、それを補うために自律行動型のロボットや戦車を作り出します。
その中の1つがグローサーフントで、人形っぽいやつなのですが、宇宙戦用としての亜種の1種がアルタイルです。
説明書通り組み立てていく
マシーネンは最新のガンプラのように、パーツの合わせ目がうまく隠れるようなことはありません。
接着剤で接着乾燥させ、合わせ目を消し、またパーツを付けていくという、昔ながらのプラモ製作です。
面倒とも言えますが、接着したりヤスリをかけたりという行為そのものが楽しいから不思議。
無心になって細かい作業に集中しているとき、ストレスが解消されていくんですね。
プラモを作らない人にすると、こういう細かい手作業をすること自体がストレスなんだそうです。同じことをやって癒される人と疲れる人がいるのだから面白いですね。
そういう私も、艦船模型は疲れてこっちは楽しいというのですから、よくよく、人は好きなことやってるのが一番いいんだということでしょうか。
未来兵器のはずなのに、ボルトやナットの描写が多いのです。
スチームパンクでもないし、こういうのはどういうジャンルと呼ぶのでしょうか?
古臭い未来。
脚の関節が1つ多いですね。
鳥足っていうのとも違うし、「非人間的」な兵器だと感じさせます。
かなりの段差を生じさせるパーツもあります。
以前だったら、
「こんな大きな段差出来るって困ったなあ」
と思ってたはずですが、これで2年ほどプラモ作ってきて、
「ここはパテで消したほうがいいかな?やってみるか」
と考えられるようになってますので、私も成長したなと感じます。
そして、ちゃんと整形できると嬉しい。最初から合わせ目が無いよりも嬉しい(笑)
関節が多い長い指、それがヒトより少ない4本。
たまらなく不気味でかっこいいです。
頭部のパーツにも合わせ目がいくつか(消さなくていいモールドの可能性もあり)あるので消しておきます。
そもそもグローサーフントというのは「大型犬」という意味だそうで、なるほど耳がたれた犬を思わせる顔を思わせます。
両側に目が飛び出たように見えますが、これは目ではないみたいです。(最後につけるレンズ型のものが目だと思います)
この頭部がくっつく土台が上の写真の部分で、スプリングなどが配置されたメカメカしい形をしています。技術レベルが第二次大戦の戦車と同レベルのような、こんな部分がまたかっこいいわけですね。
すごく油漏れとかしそうだし、スプリングがシャコシャコいいそう。
組み立てはどこも同じようなものです。
可動範囲よりも見た目の方を重視されていて、パーツを付けていくたびに形ができあがってくので面白いですね。
大小様々なケーブルが全身に回されています。
どの線がどこを通ってどこに入るか、ちゃんと説明書にわかりやすく書いてあって助かりました。
生身の人間でも鉄砲撃ちまくればワンチャン勝てそうなくらい、弱そうな関節群が丸見えです。まさかだから「ワンチャン=犬=グローサーフント」だったりして。
でも、そんなことはどうでもいいのだ。かっこいいのだから。
次回は
組み立てが終わったので、次回は少しだけ工作をして手を加えていきます。
具体的には、鋳造表現をして、パイピング(パイプや配線をはわせること)したりして、簡単なディテールアップ工作です。