こんにちは、おらプラです。
HGガンタンク初期型を作ります。
プラモ屋でたまたま見つけた時は、最初はかっこ悪いと思ったのですが、見ているうちにだんだん格好良く見えてきて、買っちゃいました。
人型じゃなくてタンク型なので、これまでとは違うガンプラが楽しめそうだなと思って作りました。
製作方針
キット
このキットは、「ガンダム THE ORIGIN」に登場した、ガンタンクの試作品です。
ガンタンクより背が低く、どっしりとした印象です。
HGのオリジンシリーズは、どれも作りやすく精巧に出来ているということで、私もいくつか作ってきました。
このガンタンク初期型は、そのシリーズ2作目になります。
どう作る?
以前、初めての戦車模型製作ということで、タミヤの38tというのを作りました。
その時に油絵の具を使ったドッティングというウェザリング手法を試しました。
今回は「ガンダムの世界の戦車」ということなので、その手法を試してみたいと思いました。
また、筆塗りによる迷彩塗装で、試してみたい方法があるのでやってみました。
使った道具
タミヤ・薄刃ニッパー
タミヤ・デザインナイフ
ヘッドルーペ
神ヤス
マイクロセラブレード
開封
ガンプラですが、そこは戦車ですから、キャタピラ周辺のパーツが目立ちます。
そして数の多い転輪に、多少面倒くささが想像されました。
履帯(りたい・キャタピラ)はさすがに一体成型で、そのあたりはガンプラです。
腕の関節などは、これまでに作ったORIGINシリーズでは見慣れない構造です。
組立て開始「シャーシ」
まずはシャーシを作っていきます。
この小さな関節のようなものは、キャタピラが付く(この戦車はキャタピラがかなり自由に動きます)のですが、言ってみれば脚のようなもの。
ハッチとバルカン砲を取り付けましたが、けっこう細かく作り込まれていて格好いいですね。
ハッチは開閉するように出来ていますが、私は閉めた状態で固定してしまいました。
ここまで作った感想ですが、一般的なガンプラより可動部分が少なそうな反面、給排気口とかハッチの造形が精巧で、そのあたりは戦車模型っぽい感じもしました。
キャタピラの組立て
キャタピラは最初から全部繋がった状態で、一体成型されています。
これと同じような部品が4つあって、「あれ?」と思ったのですが、幅広いキャタピラを再現するために、内外を合わせて片側のキャタピラになります。
タミヤの戦車に比べると、全体的にペタッとした印象のキャタピラですね。
あまり地面に食いつかなさそうな、凹凸のなさ。
それはさておき・・・
サスペンションアームのようなパーツを付けて、キャタピラは完成です。
これを左右2つ作りました。
胴体の組立て
次はシャーシに付く胴体(上半身というべきか)を作ります。
ガンタンク初期型の胴体は、かなり幅広い形状です。
胴体のベースになる中央部を作った後、それに左右の部分をくっつけてボリュームを出していきます。
胴体前面のパーツを付けると、だんだん胴体の最終形が見えてきたように思います。
すごいボリュームで、これまでの同じスケールのMSとは違いますね。
ガンタンクってこんなデカイのかよ!
背中に円筒状のバックパックを背負わせます。
このキットは、同じランナーが2つセットになっている物が多く、そのため、バックパックも2つ出来て余ります。
このキットはORIGINシリーズの特徴をもちろん持っていて、パーツの合わせ目消しが必要になるところはほとんどありません。
肩の部分と、腕の部分。このバックパックはパーティングラインが目立つので消したいところです。
頭部の簡単工作「カメラをピカピカにする」
頭部を仮組みして、やってみたい工作が出てきたのでやってみます。
ORIGIN版ガンダムに付いてきたホイールシール(ピカピカのシール)の余白が取ってあったので、これを使います。
ガンプラではよくやることですが、アイカメラを光らせたいので、クリアーパーツの裏側にピカピカを付けます。
透明パーツの裏にこういう銀紙系のものをつけると光が反射してギラつくんです。
写真ではわかりにくいかもしれませんんが、けっこう違うものですよ。
腕の組立て
ガンタンク初期型の肩は、パーツ構成はもちろんプラですが、実際はラバーのようなもので覆われたものを表現しているようです。
この肩関節は、数少ないパーツの合わせ目消しが必要な箇所です。
腕に四角い凹がありまして、そこに合わせ目が出来てしまいます。
説明書を読むと、腕のバルカン砲を撃った時に、薬莢が飛び出るところのようです。
私には絶対に合わせ目を消せそうにないので、逆転の発想で穴を開けてしまうことにしました。
うん、いいんじゃないでしょうか?
穴の中は暗くて見えないですし、これで良しとします。
ちなみに、その横にも少しだけ合わせ目がありますが、消すのはあきらめました。
キャノン砲の組立て
ガンタンクには、脚がないかわりにキャタピラがありますが、両肩のキャノン砲も特徴です。
それを作っていきます。
このキャノン砲ですが、なかなか細かい構造になっていて、上下に動くようになっています。
上下に動かすと、上下2つのショックアブソーバーが伸縮して、なかなか格好いいです。
後述しますが、じつはこのガンタンク初期型は、あまりいろいろなポーズが取れるわけでもないので、私は固定ポーズで作ることにしました。
好きなポーズを決めたら、その形で接着してしまったのです。
そのとき、せっかくのこのキャノン砲の動きがもったいないので、上向きと下向きの2つの状態で固定しました。
キャノン砲の筒は、最初から円筒形のパーツなので、簡単です。
組立て完了
これで組立てが完了したので、写真を撮っておきます。
このあと、固定ポーズで接着したので、いろいろ動かすのはこのときが最後になります。
ガンタンクってたしか案外背が高いイメージで、こちらがドッシリと座っているとすれば、ガンタンクは立膝で座っているような印象です。
こっちのほうが安定してて強そうなのは、デザインされた時代の違い・・・かな。
シャーシを作る時に関節がありましたが、そのおかげで、キャタピラが左右にガニ股になったり、上下にも動かすことが出来ます。
このあたりが、やはりガンダムの世界。
戦車ではなく、戦車型のモビルスーツなのです。
次回は
以上、ガンタンク初期型の組立ての様子を紹介しました。
これまで作ってきたガンプラと、形状も構造も大きく違っているので、作っているのは楽しかったです。
次回は、固定ポーズに固定してサーフェイサーをスプレーします。
そして、ファレホによる基本塗装を行っていきます。
今回は筆塗り迷彩塗装に挑戦してみますが、そのためにはまず基本塗装をしっかりとやるひつようがあります。
次回もどうぞお付き合いください。