こんにちは、おらプラです。
マシーネンのキュスターを、筆塗り塗装と油絵の具による冬季迷彩で製作しています。
前回までで、キュスター本体の塗装と、付属のフィギュアの塗装まで終わりました。
今回は、100均の材料を使って、ジオラマ作りに挑戦してみます。
舞台は冬、雪景色にしたいと思っています。
先達たちの知恵を借りただけですが、
「それなりに冬景色になったんじゃないか?」
と思っています。
初心者でも、100均の材料だけで雪景色ジオラマ作れます。
簡単ですよ。
冬季迷彩+立ちフィギュア=雪ジオラマ
今回は油絵絵の具を使って、冬季迷彩というものに挑戦してきました。
白っぽく塗装された機械は、それなりに臨場感があって、気に入っております。
また、キュスターには立ち姿の整備員のフィギュアが付属していました。
とくれば、
「どうせなら雪景色の小さなジオラマを作って飾ろうかな?」
と興味が出てきました。
ジオラマなんて人生初ですので、ネットで調べてみたのですが、案外特別な材料がなくても作れそうな感じなのです。
製作の様子を順番に書いていきますので、やってみたいという方は参考にしていただければと思います。
「初めてでもこれぐらいは出来るんだな」
100均材料で雪のジオラマを作る方法
使った100均製品
今回ジオラマ(ヴィネットという表現との違いはわかっていません。同じ?)は、すべて100均で買えるものばかりです。
- ジオラマベース・・・フォトフレームはがきサイズ
- 地面・・・紙粘土
- 土・どろの表現・・・クレヨン
- 雪・・・重曹、木工用ボンド、水
以上です。
紙粘土は1個買いましたが、半分以上は余りました。
フォトフレームを土台にする
まずはフォトフレームを土台にするのですが、脚は邪魔なのでむしり取っておきます。
また、ガラスの代わりの透明シートも今回は不要ですので外しておきましょう。
枠と裏板は接着してしまいます。
木工用ボンドがいいでしょう。
フォトフレームの裏側(↑今見えている方)は、ジオラマでは下側になります。
接着だけですと、底が抜けてしまう恐れがあるので、力がかかっても外れにくいように、アテを付けておきます。
フォトフレームによっても違うでしょうが、割り箸がちょうどよい高さでした。
上から抑えた時に地面で支えられればいいので、高さが合えばなんでもOKです。
見えないところですので、見た目は2の次。
針金で補強しておく
ジオラマが完成したあとに、キットを置く(または接着する)のですが、安定するように工作が必要なものもあります。
戦車などは大丈夫でしょうが、脚で立っているようなものですと、針金等で支柱を仕込んでおいたほうが無難でしょう。
倒れるとガッカリしますからね。
紙粘土で地面を作る
紙粘土で地面を作っていく前に、フォトフレームの木枠をマスキングしておきます。
どこまでマスキングするかは、フォトフレームの形状で変えればいいと思います。
今回私が使ったフォトフレームは、外が一番高くて、内側へどんどん低くなっていくタイプでした。
そこで、一番外側だけマスキングして、他のところは紙粘土で地面にします。
紙粘土を手で伸ばしていきます。
紙粘土の感覚なんて、小学生以来?
意外と手にくっつくので、薄いゴム手袋などをしたほうが、汚れなくていいですね。
フォトフレームに押し付けながら伸ばしていきます。(このとき割り箸がないと、裏板が抜けてしまう恐れ)
足したり減らしたり、紙粘土の量は調整しましたが、結局1/2ぐらい使いました。
ここで、キットやフィギュアをどのように配置するか決めてしまいました。
ジオラマサイズが小さいので、それほど自由はききませんが、こんなものかな?
紙粘土にギュッと押し付けて、目印にします。
どうせ上から雪を置いて隠すのですが、綿棒でスタンプのように凹凸を付けていきました。
一応私のイメージですと、「ドロドロのぬかるみがちな地面に雪が降ったあと」という感じだったのですが、どうでしょうか。イマイチかな。
地面の色は、とりあえず紙粘土の白色を消してしまいたくて、シャバシャバに薄めた塗料を塗っていきました。
とりあえずは白が消えればいいと思います。
ちなみにこのままですと、いかにも紙粘土という感じしかしません。
「なんとか土とか泥とかの感じにならないか?」
と調べたところ、クレヨンを使っている人がいました。
本来ならば
じつは模型界には便利なものがありまして、ちゃんとジオラマ用の専用材料が売られています。
例えば地面には、
とか、
などがあるのです。
でも、どれもそこそこ良いお値段しますので、ジオラマをよく作る人ならともかく、今回やってみて次はやるかどうかもわからない私のような人間は、なかなか手が出しにくいです。
それにお金かけるなら、キットや塗料などの必需品にお金をかけたいですから。
そこでみなさん、いろいろアイデアを出して楽しんでいるんですね。
クレヨンで地面にひと工夫
100均には、クレヨンが売ってます。
それを買ってきて、荒いヤスリなどで粉にします。
ここで、溶剤を足してペースト状にします。
ネットではアクリル溶剤を使っている例しか見当たりませんでしたが、私は持っていないのでエナメル溶剤でやってみました。今回は、問題なくできました。たぶん・・・大丈夫?
古くなった筆で、出来たペーストを塗っていきます。
クレヨンは粉なので、適度な粉感が泥のようになってくれればという狙いです。
もしも雪なしで地面を作るとしたら、1色では単調なので、何色か混ぜたほうが地面ぽくなると思います。
今回は雪で隠す下地なので、これでいきます。
重曹で雪を作る
プラモより台所用品のイメージですが、この重曹で雪が出来るというのですから驚きです。
やってみましょう。
まず最初に、木工用ボンドを水で薄めておきます。
木工用ボンド「1」に対して、水「3~4」ぐらいです。
私もそうですが、適当で大丈夫ですよ。
そうしたら、そこに重曹を入れていきます。
完成すると、薄めたボンド「1」に対して、重曹「2」ぐらいでしょうか。
おすすめな方法ですが、まずは薄めたボンドと同じ量くらい入れて、かき混ぜつつ、重曹を足していくのが良いと思います。
ドロドロだったものが、どんどんシャーベット状になっていきますので、好みの状態を作りましょう。
少し溶けかけたシャーベットアイスくらい? シェイクぐらい?
そんな感じです。
そうそう、この時点でキット(フィギュア、配置するもの)は接着しておきました。
脚の上にも雪を少し置いたほうが、雪っぽく見えると思いましたのでそうしました。
まずは薄く全体的に置いていきました。
積雪が多いところですと、地面が見えているのはおかしいと思うのですが、オッサンが立ってて、箱が置いてある以上、「大した量ではない、春先の湿った雪」って感じでしょうか。
地面を隠し切るところと、見え隠れするところがメリハリがあったほうが面白いと思ってやってみました。
これが正解ではないので、みなさんもっと工夫してやってみてください。
最後にマスキングテープを剥がして、「100均で作る雪のジオラマ」完成とします。
自分で作ったので恐縮ですが、ただ棚に並べるより、多少でもジオラマという情景があったほうが、グッと雰囲気でますね。
また機会があったらやってみたいと思います。
これでキュスター完成!次回は完成写真で振り返り
これで、キュスター完成です。
ファレホ筆塗りで迷彩塗装を施し、その上から油絵の具で冬季迷彩をして、おまけに雪のジオラマという、私にとっては欲張り過ぎな製作でした。
次回は完成写真を見ながら、製作を振り返ります。
反省点や感想など、よかったら聞いてやってください。