筆塗り派ならファレホのメカメタリック「おすすめする色しない色」

塗料・塗装道具
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こんにちは、おらプラです。

私はファレホを中心に水性塗料だけを使い、筆塗り専門でプラモデルを楽しんでいます。

ファレホは基本的につや消しですが、金属感を出したい時に使うメタリック系の色が、ちゃんと準備されています。

私はメタメタリックというシリーズを愛用していますが、これが、

  • 筆ムラ出来にくい
  • 隠蔽力強い
  • 程よい金属感

でなかなか優れものです。

はじめに特徴を解説して、筆塗りでの実際の使用感など紹介していきます。

おすすめの色と、そうじゃない色があるんですよね。

また、ファレホのメタリック系は、種類が多くてちょっと複雑ですので、筆塗りの方は間違って買わないように注意も必要です。

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ファレホにはメタリック塗料の種類が多い

種類一覧

特徴 筆塗り エアブラシ
通常のメタリック モデルカラー・モデルエアーに含まれる
メカメタリック 隠蔽力強い
メタルカラー(アルコール系) 金属感に特化 ×
メタルカラー(水性) 金属感に特化 ×

ファレホは色の種類が多いことで知られていますが、そのぶん、ちょっと複雑です。

  • 通常のメタリック・・・一般的なモデルカラーやモデルエアーに含まれる通常のメタリック色です。一般的なメタリック色の仕上がりです。
  • メカメタリック・・・メカカラーはもともと隠蔽力が強くて、筆ムラが出来にくいシリーズです。そのなかで、メタリック色だけ別シリーズになっているのですが、それがメカメタリックです。
  • メタルカラー・・・アルコール系と水性の2種類あります。金属感に特化した塗料で、仕上がりの良さにこだわるならコレなんでしょうが、筆塗りでは使えません。また、エアブラシでも扱いが難しいと聞きます。

私が愛用していておすすめしたいのは、メカメタリックです。

筆塗り派ならメタメタリック一択

通常のメタリックも少しだけ持っていますが、金属感が全然違いますよ。

同じ銀色でも、通常のメタリックの場合は「銀色の紙」に見えてしまいます。

筆塗り派なら、メカメタリックを使うほうが、後悔しないと思います。

値段も一緒ですし。

ファレホ・メカメタリックの特徴

メカカラーのメタリック系

メカカラーは、アニメやフィギュアのように、はっきりくっきりとした発色が必要な人のために作られています。

そのなかのメタリックなので、よりメカっぽく「らしく」見えるような調色がされているようです。

説明ではつや消しとなっていますが、「本当につや消し?」と思うほどギラギラ感がありますよ。

隠蔽力高し

筆塗りでも筆ムラが出にくく、隠蔽力も強いです。

もともとファレホは筆ムラ出にくいですが、メタリックってどんな塗料でもムラになりやすいものです。

でも、これはとてもキレイに仕上がりますし、2回塗りぐらいで下地を隠してしまいますよ。

程よい金属感

ダークスチール

ライトスチール

つや消しとなっていますが、なかなかの金属感でしょう?

顔が映るようなピッカピカではなくて、鈍く光る金属って感じに仕上がります。

ところが・・・

と、ここまで説明しておいてなんですが、メカメタリックのすべての色で、上のような特徴が発揮されるかというと、そうではないようです。

後述しますが、私が最初使った色は全部、隠蔽力が強くて筆ムラも出ず、「すごいぞ!」と思いました。

でも、それで後々買い足した色のなかには、そうではないものもあったのです。

私の未熟さもありますので、上手にできる人もいるのでしょうが、そのあたりを解説します。

メカメタリックで特別おすすめしたい色

メカメタリックの三銃士

私が最初に使っていたものを、個人的に「ファレホメカメタリックの3銃士」と呼んでいます(笑)

少なくともこれら3つは、ものすごく使い勝手がいいです。

ライトスチール、スチール、ダークスチール。

名前の通り、これら3つがあると金属の明暗が3段階で表現できますので、たいていの場合はこれで用が足ります。

ダークスチール。周囲と比べると金属感あるのがわかるでしょう?

メカメタリックで隠蔽力が弱いもの

メカメタリックのカラーサンプル

とはいっても、調色をしない私にすると、金色だったり銅色だったり、どうしても他に使いたい色が出てきます。

そこで買ったのが、ゴールド、オールドゴールド、ブロンズ、カッパー、メタリックレッド、メタリックブルーでした。

隠蔽力弱め?

金色はどうしても、ね

すると、これらの色は、前述の3つとは違って、なかなか下地を隠してくれませんでした。

銀色はもともと最強の隠蔽力を誇る色ですから、それ以外が弱くなるのは仕方がないのですが、「メカメタリック最強!」と浮かれていた自分にとっては、

「(特別劣っているわけではないが)普通レベルでガッカリした」

のでした。

下地に一度シルバーや白を塗ったり、工夫が必要なようです。

メカメタリックで塗装してみた例「ギャン」

メカメタリックで筆塗りしたギャン

以前、メカメタリックだけでギャンを塗装したくて作った作例がありますので、そちらも参考にどうぞ。

すごい隠蔽力だと油断していたので、今から思えば失敗でした。

もう一度下地からちゃんと作れば、もっとキレイに出来るかもと、後悔があります。

【HGギャン・メタリック塗装#4】完成したので感想など
HGギャンをファレホ筆塗りメタリック塗装で製作してきました。今回は完成写真を見ながら、製作を振り返ったりギャンの感想などを書きたいと思います。ファレホのメカメタリックについては、後日別記事でまとめてみたいと思いました。

ファレホのメタリック塗料筆塗りまとめ

関節部のギラツキ

今回書いてきたことをまとめると、

  1. ファレホのメタリックは種類が多いけど、筆塗りならメカメタリック
  2. スチール、ライトスチール、ダークスチールは文句なし!
  3. 他の色は特別優れているわけではない(全色試してはいない)

ということです。

まずは3つの色を揃えて、試してみる価値はありますよ。

水性で筆塗りしている人なら、最高のメタリックじゃないかな?

【水性塗料ファレホ】基本的な特徴と使い方をレビューします
「奇跡のカラー」と言われる水性塗料ファレホ。安全性が高い水性塗料が、素晴らしい発色性を手に入れたのです。しかしファレホには、知っておくべき特徴や使い方、そして欠点もあります。使ってみての感想も含めて、これから使う人のご参考になればと思います。