こんにちは、オラプラです。
筆塗り初心者にとって、細かい部分をキレイに塗り分けるのはとても難しいです。
上級者からは、
「マスキングちゃんとしろ」
なんてアドバイスされますが、マスキング自体が下手で、余計に始末に負えなくなるのが初心者です。
私も、
「こんな細かいマスキングできるなら、苦労しませんぜ」
と思ったりします。
そんな私が、
「腕の足りない分は筆に頑張ってもらおう」
と導入したのが、
タミヤのモデリングブラシPROⅡ面相筆超極細
という、ちょっとお高めの筆です。
じつに具合が良かったので、ご紹介します。
下手でもガンダムの顔がなんとかなります(笑)
FGガンダムの顔
さて、先日FGガンダムの顔を塗装する時、自分なりに上手に塗装できたんです。
上手と言っても、
ガンダムの顔がちゃんとガンダムなだけ
程度ですがね。
タミヤ・モデリングブラシPROⅡ面相筆超極細
ちなみに、私はあまり筆のことを詳しく知りません。
毛の種類とか、ブランドとかは無知です。
平筆と面相筆の違いぐらいはわかる程度です。
普段、タミヤの3本セットを使っているのですが、
「もしメチャクチャ細い筆があったら、細かいところ塗る時に便利じゃないか?」
「どうせなら一番細いやつにしよう」
と探して、これを購入しました。
筆のブランドに詳しい人ならば探せるのでしょうが、私のような初心者がプラモデル用として安心して買えるのは、知ってるブランド(タミヤとかクレオスとか)だけなんです。
めちゃくちゃ細い
愛用のタミヤ・モデリングブラシHFスタンダードセットの面相筆と比較してみます。
どうですこの違い!
ちなみにこの面相筆は「極細」ですが、それでもこれくらい違うんです。
ちなみに私は拡大ルーペを着けないと、筆先の毛が見えていません。
1本で1000円!
タミヤのモデリングブラシは、いろいろなグレードがあるようです。
スタンダード、HFスタンダード、HG、PROと、各種準備されています。
この筆は、PROⅡというグレードで、正直私などにはもったいない高級品だと思います。
細い筆ほど毛先がバラけるのは知っていましたし、
「どうせなら奮発しよう。ずっと使えるものだし」
という心理が働きました。
他のものが合成樹脂毛なのに対し、コリンスキーセーブル(イタチの1種)というのを使っているそうです。なんとなく物欲を刺激するじゃないですか。
1本1300円しますが、他との差が5~600円なら思いきって買ってしまう大人の悪いところ。
注意すること
塗装の途中で、筆を水や溶剤につけておくことありますよね。
私は水性塗料を使っているので、水を入れた紙コップに筆を立てて、感想を防いでいます。
そもそもこういう置き方自体がマズいのかもしれませんが、この超極細に関しては、絶対にやらないほうがいいです。
たぶん、あっというまに毛先が曲がりそうな予感がします。
また、同じく毛先を保護するという意味で、キャップは忘れずにするべきだと思います。
ちなみに他の筆よりもこのPROⅡシリーズは筆自体は太く、キャップも太いです。
毛先を入れる時に、苦労することがないのがいいです。
キャップが細いと、毛先がうまく入らずに毛が変な方向に行っちゃうんだよなあ
初心者なりに思った筆のこと
自分には不相応な高級筆を使わせてもらって、感じたことがあります。
それは、
そもそも筆より細かいところは、塗れなくて当たり前なんじゃないか?
ということです。
筆が細いからといって、細かいところを塗れるかどうかは別問題
ですが、
筆が細くないと、塗れないものは塗れない
と思いました。
スゴ技を持つ上級者は別にして。
ガンダムでいえば、ただの極細の面相筆では、目の周りの黒いところは塗れません。
黒がはみ出して、黄色を塗り直して、それがまたはみ出して・・・
私のようなヘタッピは、おそらくそういう運命をたどるでしょう。
エナメル塗料を使って拭き取るという技法もありますが、私の使っている水性塗料ではどうなるか不明です。
マスキングもこんな細かいの出来ません。
私にとっては、このPROⅡ超極細面相筆は、最適な筆なんです。
私と同じような悩みのある人は、ぜひ試してみてください。
ガンダムの顔が、ちゃんとガンダムの顔に塗れますよ。