こんにちは、おらプラです。
プラモデル作りの最後に、トップコートというのをします。
私は子供の頃は知らず(あったのかなあ?)、最近プラモに復活して初めて知りました。
プラモデルを保護するので、
「完成したプラモにほどこす、最後の仕上げ」
という感じです。
さて、私は水性のトップコートを使うのですが、
「通常とプレミアムってどう違うの?」
「私はどっちを使えばいいの?」
と思いました。
使ってみた感想を、初心者の方向けに送ります。
「初心者は何も考えずプレミアム!」
トップコートとは?
まずは簡単に、トップコートの役割について説明します。
プラモデルを保護する
プラモデルは、塗装したりデカールを貼ったりして完成です。
ところがそのままでは、長い間に塗装が剥げたり、デカールが劣化したりします。
せっかくの作品が悲しいことになってしまいます。
そこで表面全体に透明な保護膜をつけて、プラモデルを守るのです。
ツヤ感を統一する
トップコートは、ツヤあり、ツヤ消し、半ツヤの3種類に分けられます。
例えば、塗料を塗ったところと塗っていないところ、塗料のツヤの違いを、均一にしてくれるのがトップコートです。
ツヤツヤしてると変な兵器などは、ツヤ消しで統一。
車などは逆にピカピカ・ツヤツヤに仕上げます。
細かいキズを消す
トップコートは透明で均一な膜で覆いますから、プラモデルの細かいキズや塗りムラを隠してくれます。
透明なのに隠してくれるってすごいですね。
光の反射とかそういう原理だと思います。
水性・溶剤系・エアブラシ
トップコートは、大きく3種類に分けられます。
- 強いけど塗料によっては溶かしてしまう溶剤系
- 塗料を溶かさない万能な水性
- エアブラシでクリアー塗料を吹き付ける方法
です。
私は水性一択です
私はシンナーやエアブラシを使えない環境でプラモを作っていますから、塗料は水性塗料オンリー、トップコートももちろん水性だけです。
一番メジャーなのは、クレオスから販売されているトップコートになるでしょう。
通常とプレミアムの違い
クレオスからは、「通常のトップコート」と「プレミアムトップコート」が販売されています。
通常のものが500円、プレミアムは100円高く600円です。
比較する前に、トップコートで初心者によくある失敗を説明します。
初心者によくある失敗「吹きすぎ」
私のような初心者は、とにかくスプレーのかけ具体がわからないと思います。
「こんな感じ? もう少し?」
経験が少ないので、適切な感じがまだわからないんですよね。
そして足りないと嫌だから、ついついかけ過ぎちゃうんです。
初心者によくある失敗「足りない」
逆に、かけすぎるとダメだからと思って、少なすぎる失敗もあります。
メーカーさんの説明では、「薄く全体が濡れれば良い」とありますが、少ないと、上の写真のように、ブツブツになってしまいます。
プレミアムは吹付けミスを少なくしてくれる
トップコートは、かけすぎると液垂れしたり、乾燥する時に白っぽくなって(白化という)しまいます。
逆に足りないと、梨地状に凸凹ブツブツになってしまいます。
どちらも、失敗です。
しかし、プレミアムトップコートは、白化しづらく、足りない場合でもキレイになりやすいのです。
白くにごりそうなところが透明なままきれいに乾燥したり、凸凹が平らにしっとりと仕上がってくれます。
もちろん、すべてをカバーしてくれるわけではなくて、
通常よりプレミアムのほうが失敗のカバー率が高い
と考えてください。
初心者ほどプレミアムトップコート
トップコートの比較を図に表すと、上のような感じです。
スプレーする量が多かった場合と少なかった場合、通常なら、
「あちゃー失敗だ~(泣)」
となるところを、プレミアムは、
「おっ、なんとかなったみたい。助かった~」
となるわけです。
私の感覚では、成功した場合の美しさや耐久性とかは、変わりがありません。
成功の範囲が幅広いということです。
これってつまり、
初心者ほど、自信のない人ほど、トップコートはプレミアムにしとけ!
ってことです。
たった100円違うだけで、ケチって通常版を選ぶことはないかなと思います。
100円ケチってプラモを台無しにしちゃったら、それこそ涙ですよ。
悲しいけどこれ、失敗なのよね
なんかスレッガーさんが100円ケチったみたいだからやめて!