【タミヤ仏軽戦車R35#4】製作完了。作ってみての感想など

戦車
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こんにちは、おらプラです。

タミヤの仏軽戦車R35を製作して、前回で完了しました。

今回は、製作を振り返っての、感想や反省点など書いていきます。

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履帯のロコ組みとC組みにチャレンジ

戦車は履帯がたいへん

今回のキットは、私にとって2体目の戦車模型でした。

ちなみに初めての戦車模型はタミヤ1/35 ドイツ軍 軽戦車38 (t) E/F型でした。

そのときに、戦車模型で一番大変な履帯(キャタピラ)の製作に苦労しました。

なんとか無事に作ることに精一杯だったのですが、組んだ後の塗装になって初めて、塗装が大変なことに気づいたのです。

そして、「時すでに遅し」でしたが、ネットで履帯の塗装には特別な方法があることを知ったのでした。

今回は、その方法を試してみるという目的もありました。

初心者が戦車履帯を簡単塗装!『ロコ組み』と『C組み』のやり方解説
戦車プラモ製作で大きな難関が履帯(キャタピラ)です。細かいパーツが多く組み合っても大変ですし、塗装するときにも履帯が邪魔でやりづらいのです。そこで「ロコ組み」「C組み」という2つの方法をやるのですが、初心者向けに詳しくやり方を解説します。

戦車模型をメインに作るつもりはないですが、なんか「やり残した」感が強かったので、引っかかっていたんですね。

ロコ組みとC組みという2つの方法を試してみましたが、自分にはロコ組みが合っていました。

もし次に戦車模型を作ることがあれば、ロコ組みをすることになると思います。

フランス流?迷彩塗装を終えて

独特の迷彩ですよね

戦車を作るにあたって、知っている戦車といえばタイガー戦車などの超有名なものしか知りませんでした。

ですから、タミヤのカタログとネットを見て、見た目とフィーリングでこのキットを選びました。

一番に理由は、見たこともない迷彩塗装でしたねえ。

「こんなクッキリとデザインされた迷彩塗装ってあるんだ!」

とビックリしました。そして、

「これを自分で塗装するのは面白そう」

と即決でした。

素人がどのようにこの迷彩塗装をやってみたか、気になる方はぜひ記事を読んでくださればと思います。

塗料はちゃんと買うべきでした

緑色が浮いてる?

記事の中でも書きましたが、今回は塗料は全て手持ちのファレホの中から、指示に似ているものを間に合わせで使いました。

塗る前から心配だったのが、明るめの緑色のところです。

これが指定色

本当はもっとパステル調の薄い緑色なのですが、手持ちにあるものは、インターミディエイトという「まともな」緑色でした。

恐る恐る塗ってみて、結果的に、

「これはこれでアリか?」

と感じましたが、たぶん詳しい人に言わせると、コレジャナイものだと思います。

そもそも迷彩塗装の役割を果たさないような気もしますし。

たまたま「見れる」範囲におさまりました(?)が、面倒くさがらずちゃんと指定色に近いものを買うべきだったなと思いました。

コピックモデラーは正解だった

コピックモデラーで描いた黒い線

この迷彩塗装の特徴は、各色との境界がボヤッとしているのではなくて、クッキリと黒い境界線で分けられていることです。

これを極細の筆で描けるかどうか、自分には疑問でした。

きっと、太さが一定には塗れなかったと思うんです。

それはそれで、味があっていいのかもしれませんが、かなり手間がかかる上に、

「それで全部台無しになったら・・・」

と思うと、塗るのが最後の最後だけに、勇気がありませんでした。

太さは0.02mmですが、もっと太いのも欲しいかも

そこで思いついたのが、コピックモデラーの墨入れペンで描いていくことです。

これなら太さは一定に出来ますし、ファレホの上からでも大丈夫ですから。

おらプラ
おらプラ

他のスミ入れペンだと、塗料を溶かす恐れがあるんです

結果、私としては大正解。

丁寧に境界をなぞっていくだけで、満足できる出来になったと思っています。

トップコートについて

後面

今回、いつもよりこまめにトップコートを使いました。

以前は、

「トップコートは最後に保護するために使うもの」

程度の認識しかなかったのですが、これでもいくつかプラモデルを作ってきて、少しずつわかってきました。

  • トップコートはそれまでの作業工程を「セーブ(一時保存)」して、ミスした時に戻れる余地を残す
  • これから行う作業に合わせた表面状態に変える

ために、何度も使っていくものだと気づいたのでした。

「スプレー(お金)がもったいない」

とケチっていましたが、そんなに消費するものでもないですしね。

今回、これをかなり強く実感できました。確信。

プラモ塗装で知っておくべき基本【表面がツルツルかザラザラか】
初級者にとって、プラモ製作で覚えることはたくさんあります。でも、プラモ表面のことを知れば案外理解しやすい事が多いです。つやあり=ツルツル、つやけし=ザラザラ。プラモ表面の状態を作業にあった状態に変える、作業をラクにするためのコツなんです。

フランス軽戦車R35について

同じ軽戦車なのに

製作が終わった後に、2つの戦車模型を並べてみました。

ドイツの軽戦車38tと、フランスの軽戦車R35です。

時代とか背景とか違うところもあるのでしょうが、なんだか雰囲気が違うなあ。

サイド。作りもいろいろ違いますね

ドイツの戦車というと、このあとにタイガー戦車とか巨大な車体が続々と登場していくわけで、この38tなんていうのは、大戦初期のもの。

この時点で、あきらかにドイツ戦車のほうが強そう・・・と素人(私)は思います。

こりゃ、ドイツが圧勝するわけだわ・・・(最後には負けるけど)。

フランス人は戦場でもオシャレ?

また、ドイツ兵士がいかにも軍服という威圧的な服装なのに対して、フランス兵士は革ジャンに真っ白なスカーフを首に巻いていて、そのあたりも雰囲気違いますね。

剣で勝負すると聞いてやって来たら、相手が鎧に身を包んで真剣だったのに、自分だけ剣道着と竹刀で来てしまったような、姿勢の違い?

「こりゃ、負けるよね」

と歴史を読み取れたり・・・(笑) これも模型の面白さかも。

38tデカっ

マーキングも素敵

以前、模型ファンにこういう話を聴きました。

「うちら、戦車とか戦闘機とかばかり作っているから、まるで戦争好きと思われるんですが、じつは一般の人より戦争に対する怖さは知ってるものなんですよ。弱い兵器で強い兵器に立ち向かうことの怖さをなんとなく知ってる。詳しくない人は、自分の国の兵器がすごい(はず)と思ってるから、戦争仕掛けろなんて考えるわけで・・・」

この戦車を作って、なんとなくその言葉を思い出しました。

ガンダムの世界でも、ガンダムに乗って戦場に行くんだと思ってたら、ボールに乗れと言われたようなものですかね(笑)

ボール確定だったら、絶対兵士になりたくないよね。

上面

ということで、フランス軽戦車R35の製作を終わりたいと思います。

長々とお付き合いくださった方、どうもありがとうございました。

積みプラが溜まってきているので、次に戦車を作るのはいつになるかわかりませんが、今度はガラリと対極に、巨大な戦車を作って並べてみようかな?

R35戦車、塗装面白かったです。

みなさんもぜひ作ってみてください。

仏軽戦車R35野外撮影

⬇もしも次があるのなら、こういう砲弾がゴロゴロしたものや、兵士もたくさんいるキットを選びたい。面白そう。