【艦船模型のエッチング】ラッタル(はしご)曲げ方の基本手順

初心・初級者
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こんにちは、おらプラです。

今自身2隻目の艦船模型を作っています。

まだまだ製作途中なのですが、やっぱり1隻目よりもそこそこ慣れて、いくぶんスムーズに作れている気がします。

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さて、そのなかでエッチングパーツのラッタル(はしご)を作っていて、

「これ、初めてのときは上手に作れなかったよなあ」

と思いました。

上級者には当たり前すぎて、本にも書いてないんですよ。でも、初級者が手順を知らずにやると絶対難しいんです。

エッチングパーツ初心者向けに、ラッタル(はしご)の作り方の手順を詳しく解説します。

方法さえわかれば驚くほど簡単に、キレイに作れますよ!

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ラッタルとは?

エッチングパーツのラッタル

ラッタルとは、「はしご」のことです。

船の世界では昔からラッタルというのが一般的で、艦船模型をエッチングパーツ付きで作ると、手すりと同じように一気に情報量が増えてくれるポイントなので、必ず登場します。

上の写真のように、大きく分けて2つのタイプがあります。

1つは手すり付きで、踏み板(横板)があるタイプ。

もう1つは手すりがないタイプ。

初心者に難しいのは、手すりがあるタイプです。

簡単なほう

簡単なラッタル

簡単なほう(手すりがないタイプ)のラッタルは、切り離してから両側を曲げるだけで完成です。

ここでは手順は省略しますが、わかりますね?

ラッタルの作り方手順

問題はこっちのラッタル

初心者が作り方わからないのは、こっちのラッタルです。

両側を曲げるのは同じなのですが、踏み板(横板)を1枚ずつ全部起こして、階段状にしなければいけないのです。

私もそうでしたが、たぶん初めての人は、

  1. パーツ切り離す
  2. 両側を曲げて手すりを起こす
  3. 踏み板を丁寧に起こしていく

とやります。まさかこれが失敗の元とは思いも知らず、です。

正解は、

  1. 踏み板を全部起こす
  2. パーツ切り離す
  3. 両側の手すりを起こす

なのですが、それを以下に説明していきますね。

まずは踏み板を起こしていく

踏み板の起こし方にもコツがありまして、デザインナイフを隙間に突っ込んで・・・

ぐいっと回転させると踏み板が起きるのです

ぐいっと回転させるだけで、踏み板がうまい具合に起きます。

踏み板が全部起きました

デザインナイフの刃の角度のおかげで、

「同じように回転させると、同じ角度で起きてくれる」

ので、全部の踏み板が並行になってくれます。うまくいかなかったら微調整してください。

デザインナイフの動きだけ

それから土台からパーツを切り離します

踏み板が全部起きたら、ここでようやくパーツを土台から切り離します。

あとは手すりを起こすだけ

あとは両側の手すりを曲げて起こすだけで完成です。

もちろんこの手順じゃなくても作れるのですが、

最後に踏み板を曲げる手順だと、力が加わって細い手すりなどがグニャッと曲がりやすい

ので、いびつなラッタルになってしまう可能性が高いんですよ。

以上、艦船模型のエッチングパーツで、ラッタルをキレイに簡単に作る手順を解説しました。

あまりに基本すぎて説明がないものですから、初心者が失敗しやすいポイントです。

高価なエッチングパーツで「コツがわかるまで練習じゃー」って出来ないと思いますので、イメージトレーニングしてがんばってください。

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