【エアリアル改修型】「水星の魔女」世代ガンプラをパチ組みして飛ぶ

ガンプラ作ろう
スポンサーリンク

こんにちは、おらプラです。

今回はガンプラの最新世代(だよね?)「水星の魔女」のガンダムエアリアル改修型をつくります。

改造も塗装もスミ入れすらせず、

「キットの説明書どおりに作って、付属のシールを貼るだけ」

いわゆるパチ組みします。

進化が著しいガンプラの世界ですが、私はおっさんで最近のガンダム作品はわからず、結果的に新しい世代のガンプラも作ることがありません。

今回、

「ときどきは最新のキットに触れてたいよね」

と思ったのですが、そのためにはパチ組みがいいかなと考えたのでした。

せっかくパチ組みする機会だし、思いっきり初心者向けに、ニッパーだけ使って作っていくことにしました。

スポンサーリンク

前置き「水星の魔女わかりませんが・・・」

「水星の魔女」観てません

前置きになりますが、私は水星の魔女を観ていません。

「宇宙世紀」で育った世代なので、「閃光のハサウェイ」は観たのですが、それまでのガンダムはしばらく観ていないんですよね。

「ダブルオー」とか「鉄血」とか、プラモがあるから名前だけは知ってるけど、作品としては知らないのです。「閃光のハサウェイ」以前に観た最後の作品が「THE ORIGIN」という時代遅れなのです。

ま、ガンダムはメカがカッコよければいいのだ。

学園モノ?

寮?学園モノ?

説明書を少し読んでみたら、「グラスレー寮」とか「地球寮」とか、寮ごとに争っている感じです。

ハリーポッターみたいなものか?

株式会社?

株式会社ガンダム?

と思ったら、株式会社ガンダムという単語も出てきました。

学園を卒業して社会人になっていく感じのストーリーがうかがえます。

「ガルパン」の世界のようにモビルスーツを使った決闘で争うスポーツのようなものがあり、それは学生にも社会人にも広く普及しているのでしょうか。

そういうガンダムも面白そう。

おらプラ
おらプラ

想像にすぎません。きっと違うんでしょう(苦笑)

作る目的みたいなもの

ニッパーだけで作ります

今回ニッパーだけを使ってパチ組みしますが、今回作る上での目的を整理しておきます。

「水星の魔女」世代の進化を知りたい

まずはなんといっても、最新世代のガンプラの技術進歩を味わうことです。

ガンプラって世代ごとに進歩がすごくて、自分的に最新世代なのが「THE ORIGIN」のキットですから、きっと進歩していると想像しています。

現代のデザインも知りたい

また、昔のガンダムメカも好きだけど、最近のデザインはまた違う趣向だと思います。

シンプルな宇宙世紀メカの良さとは違う、現代のメカデザインにも触れてみたいのです。

久しぶりにパチ組みしたい

キットの進歩を味わうためには、パチ組みするのが一番だと思いました。

初心に帰って、パチパチと気楽にガンプラを組み立ててみたかったんですよね。

複雑な手順とか考えず、説明書通り。

結果的に数時間で完成しましたが、楽しかったです。

製作開始!

それでは、作っていきます。

まずは開封してランナーの様子を見てみました。

「ガンダムエアリアル改修型」開封!

パーツ数は多くもなく少なくもなく?

開封して並べてみると、意外にもこれまでのガンプラと違う感じはしませんでした。

数色に色分けされたランナーも、ゲートの形状もとくに目新しい感じは受けません。

クリアの混合ランナーは初めて見たかも

Aランナーは多色成形ですが、そのなかにクリアパーツもありました。

これって自分的には初めてだったかも。

クリアパーツって普通のプラより固いイメージがありますが、それでも一緒に成形出来るんですね。

これには驚いた

クリアパーツに複雑な模様がカラーでプリント(?)されているパーツがありました。

これは初めて見るものですね。

なんだこれ、すごいなバンダイ。

まずは頭部組み立て

頭部説明書

まずは頭部を組み立てていきます。

最初は3つのパーツを使いますが、初めてガンプラを作る人のために、最初だけ丁寧に説明しておきますね。

赤いパーツ「A2」と書いてありますが、これは、

「A」ランナーの

「2」番のパーツ

「Aランナーの2番のパーツ」という意味です。説明書の図と同じ形してるでしょ?

3つのパーツを切り出しました

「C1-16」のパーツに「E4」のパーツをはめ込みます

「ハマるようにしかハマらない」親切設計で安心

最近のガンプラはとても親切に出来ていて、パーツはハマるようにしかハマりません。

間違って付けそうな場所とか、逆に付けそうな場所でも、間違わないように工夫されていますよ。

「A2」もハメました

シールを貼ります

説明書には、ときどきシールを貼る指示が出てきます。

あとで貼っても大丈夫な場所と、先に貼らないとダメな場所があるのですが、初心者の方は説明書に出てきた順番に指示通り貼っていくのがいいですよ。

シールは指や爪楊枝で押さえつけます

目は緑と赤から選ぶようになっています

目(ツインアイ)は緑と赤で選択式になっていましたが、箱絵を参考に緑色を貼りました。

ガンダムエアリアルは目の色が変わるんですね?

シールが効いていますね!

目のシールのギラギラ感がいい仕事してます。

ツノをはめ込みます

一気にガンダムっぽくなった

ツノをつけると一気にガンダムっぽくなりました。

ガンダムの顔って世代が変わってもちゃんとガンダムなんですよね。

回路図のような模様のシールを貼って

回路図のような模様(このキットには各部に配置されている)のシールを貼り付けて・・・

クリアパーツのカバーを付けて頭部が完成です

クリアパーツのカバーを付けたら頭部は完成になります。

クリアパーツはスモークがかかっていてカッコいいですね。

胸部の組み立て

次は胸部です

次は胸部の組み立てに入ります。

説明書のパーツ番号が、ちゃんとパーツの色で描かれているので、ランナーが探しやすいですね。

腹部の関節ボールジョイント

腹部にはいくつかの可動部があるのですが、ここで驚きました。

パーツ自体にボールジョイントの「受け」と「ボール」が付いているので、組み立てがシンプルで簡単なのです。

今までのキットだと、ポリキャップを使ったり、複数のパーツを組み合わせたりして関節を作っていました。これだと2つのパーツを組みわせるだけで出来ちゃう。

シール貼りました

ここで腹部のバルカン砲のようなものにシールを貼りました。

鎖骨部にもシール貼ります

鎖骨部にも、頭部でもあった回路図のような模様のシールを貼ります。

まずは位置決めして貼り付けて・・・

パーツ形状に合わせて折り曲げて貼ります

こんな感じになりました

2種類のシール、いい仕事してますね。

今回はパチ組みですが、塗装しなくてもすごくカッコいいですね。

シール隠れちゃう?

ところが、最初からプリントしてあるようなクリアパーツを、このシールの上に取り付けるように指示されていました。

シールの意味あったのかな?

前側の一部はシールが見えるのですが、ほとんど見えなくなってしまうのです。

「これ、シールは前側だけでいいのでは?」

と思いましたが、勘違いかもしれません。

今回はパチ組みですが、この特殊パーツがあるおかげで、塗装派でも安心ですね。この模様を塗装でやるのってムリすぎます。

ゲート処理は丁寧にやりましょう

パチ組みの場合、塗装をしないぶんニッパーでのゲート処理を丁寧に行わなければいけません。

ヤスリがけもしないので、ごまかしが効かないんですよね。

はっきりいって、無塗装はテクニックが必要です。私は苦手だな。

腕の組み立て

腕はどんな構造かな?

腕を作っていきますが、このキットの腕はとても作りやすく出来ています。

パーツの合わせ方

まずは肩のパーツを組み合わせます。

合わせ目が見えにくい

パーツの合わせ目はモールドや意匠にうまく隠れるようになっていて、合わせ目消しをしなくても全然目立たないんですよ、これが。

相変わらず目立つシール

そして肩部にもシールを貼り付けます。

このガンダムエアリアル改修型の場合、ギラギラグリーンがワンポイントカラーとして全身に散りばめられています。

塗装しなくてもかなり情報量が増えるのですが、きっとシールなしだと寂しい感じになるんじゃないでしょうか?

枚数は少ないけど、いい場所に貼られていい仕事するんですよね。

下腕・上腕は、すごくシンプル構造です。

パーツ数がとっても少ないと思います。

関節を含むメインパーツ群(グレーの部分)に、装甲をサンドイッチして取り付けていきます。

これ、塗装する場合でもやりやすい構造ですね。よく考えられているなあ。

従来のキットだと後ハメ加工するような場所

上の写真は、上腕と肩を結合する場所です。

この形状は、従来のキットだと後ハメ加工が必要な場所で、

「塗装のために後ハメ加工しておきました」

という形をしていますね。

バンダイさん、とうとう後ハメ加工も標準装備してしまったよ(笑)

パチっとハメれます

面倒くさがりの自分でも、

「これなら塗装するのがスムーズだわ」

とヤル気が出てきますね。

腕完成!

あっという間に腕が完成しました。

正直な感想として、とても作りやすくて、それなりにディテールも細かく出来ていますが、ちょっとシンプルすぎるかもしれません。

もう少しだけパーツを増やしてもいいんじゃないかと思いました。MGだともう少しパーツ分割するでしょう。

珍しい組み立て順

説明書どおりに組むと、ここで上半身、頭部、両腕をくっつけてしまいます。

すべての部位を組み立ててから、最後に全部くっつけるという組み立て順が多いので、珍しいと感じました。

ちなみに順序を変えて最後に組み立てても、まったく問題はありませんよ。

脚部の組み立て

足首

次に脚部の組み立てに入ります。

まずは足首から組み立てていきます。

ボールジョイントを利用してかなり自由度のある足首になっています。

つま先のほうですが、自分がこれまで作ってきたガンプラだと、青いパーツと白いパーツが面一になるデザインがほとんどでした。

これは白いパーツが完全に青いパーツの中に入り込む形をしていますよね。

おっさんには斬新なデザインに感じられ、悪く言えば「ガンダムっぽくない」ですし、良く言えば「新しい」と思います。

まあ「ガンダムっぽい(ぽくない)」というのは、古いものにこだわる懐古主義みたいなものなのでしょう。どんどん新しいものが生まれて当然ですね。

順番どおりに組み立てる

初心者の方は、説明書に「組み立て順序」の表示がある場合に注意が必要ですよ。

上の写真の赤丸がそれです。

これらのパーツを

②クリアパーツつける

というふうに。

順番間違うとダメなので、説明書をよく読んで組立順序を見逃さないようにしてください。

ここでも回路図のような模様のシールを貼ります。

フィンのようなパーツも色分けされています

かっこいい

シール、クリアパーツ、色分けパーツのコラボ

塗装する前提でガンプラを組む事が多く、その場合シールってあまり使いません。

シールで指定されていても、塗装で置き換えてしまう場合が多いと思うんです。

何度も書きますがこのキットはシールが効果的に使われている印象で、

「塗装しなくてもかなりの出来」

に仕上がりますね。

ヘタな塗装するならシールの利用も考慮するのもアリかな。

腰部

バックパックの組み立て

バックパックも今風?ですね

最後にバックパックの組み立てをします。

大型のブースターが複数付いていて、いかにも高機動型で高性能なイメージを受けます。

4つのパーツを

組み合わせます

羽も開くよ

こりゃカッコいいわ

旧世代のガンプラだと「上手な人が改造した」みたい

バックパックというかランドセルは、ガンダムの世代が進むにつれて巨大化しているのはわかっていましたが、迫力あってカッコいいですね。

昔のランドセルには戻れないなあ(笑)

その他

あとで紹介しますが、シールドや武器類も単純なものではありません。

なかなかのパーツ数で、組み立てがいがあります。

ここでもシールを使って色分けが細かく出来るようになっています。

シールを使って塗り分け不要に

折りたたんで

シールドの一部もシールで色分け

完成です!

ニッパーだけでここまで作れるキットなんです

じゃじゃーん。ガンダムエアリアル改修型、完成です!

とてもパチ組みとは思えない、色分けされた完成品になりますね。

ニッパーだけを使って、ほんの数時間でここまで仕上がるんですから、最新キットは本当にすごいと思いました。

パチ組みでここまで出来るんかーい

すごいパーツでした

太もも太くてスネが細いのが現代流?

シールドがただの盾じゃないよな

背面

ツノが太いですね

アクションベース使ってポージング

関節の可動範囲すごく広い

いい顔してるぜ

シールドは・・・

バラして・・・

各部に装甲として?付くらしい

ブースターの延長にも

シールドにしたり分けたりして戦うのでしょうね

「水星の魔女」世代ガンプラで驚いたこと

最後に、今回「水星の魔女」世代のガンプラをパチ組みしてみて感じた、感想などをまとめてみます。

ポリキャップがない

関節部に使われてきたポリキャップがありませんでした。

ポリキャップを使うと、それを挟み込む感じにパーツを組み合わせるので、どうしてもパーツ数が増えてしまうと思います。

ポリキャップをなくして内蔵されたボールジョイントで関節を作ることで、組み立てはシンプルだし、可動範囲も広いし、まさに新世代の構造だなと思いました。

合わせ目が出にくい

私が以前作った「THE ORIGIN」世代でも素晴らしかったですが、パーツの合わせ目がうまくモールドとして見えにくくなるようになっています。

塗装派・接着派の人でも合わせ目消しをする場所は、ほぼないのではないでしょうか?

後ハメ加工不要(塗装がしやすい)

組み立て中にも書きましたが、まるで後ハメ加工を標準装備したようなキットでした。

塗装する場合でも余計な工作が不要なので、これは楽だわ~。

デザインが現代的

私は古いガンダム世代で、なかなか新しいものを受け入れるのに抵抗感があるのですが、やはり今風のデザインもカッコいいものですね。

昔のガンダムメカの素朴で無骨な感じも好きですけれど、洗練された感じのデザインもいいものですね。

まとめ

久しぶりのパチ組み、初めての「水星の魔女」ガンプラ、とても楽しく作ることができました。

時間を掛けて塗装したり、スジボリをしたりして作るのもいいですが、たまにはこういうリラックスした息抜きのようなプラモデル製作もやりたいですね。

スジボリや塗装などをしなくても、十分すぎるほどカッコいい出来栄えになるのが現代のガンプラなのでしょう。

アニメ観ていなくても、メカとしてだけ見てもいいのかもしれません。

そんなことを感じさせてくれたキットでした。

初めてのガンプラに必要な道具は1つだけ「他は必要なし!」
初めてガンプラを作るときに、必要な道具は実はたった1つ。プラモデル用のニッパーだけです。接着剤とかピンセットとか諸々は、経験者が先を見据えてアドバイスしてくれているだけで、実は必要ないものです。プラモデルを買ったらニッパーだけ一緒に買って帰りましょう。
【タミヤ薄刃ニッパー】安物とは違うプラモ専用に感動
プラモデルには専用のニッパーを使いましょう。爪切りやハサミはもちろん、安物の一般用ニッパーではストレスがたまります。プラモデル専用のニッパーはどこが違うのか?5000円を超える高級品は必要なのか?初めて買うならこれくらいがいいですよ。
【使い分けよう!】「パチ組み」と「素組み」の違いを解説
こんにちは、おらプラです。 「パチ組み」(ぱちぐみ)と「素組み」(すぐみ)ってどういうことでしょうか? 意味を調べると、どちらもキットをそのまま無改造で組み立てることを指しています。 しかし、 「なーんだ、同じなんだ...
【初心者の勘違い】素組みより塗装したほうがラクだという事実
初心者の頃は、素組みは簡単で、塗装することは難しいと思っていました。もちろん塗装という工程が加わるのでやることは増えます。でも、素組みでは解決できないことが、塗装前提では簡単に処理できるのも事実。塗装のほうがラクなんじゃないか?と思うんです。