【プラモデル基礎用語】ヒケ

プラモ用語集
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ヒケとは?

ヒケとは、プラスチックが冷却や乾燥などをするときに発生する、変形や歪みのことです。

ふくらんで飛び出る変形の場合にヒケというのは変ですが、プラスチックに関するかぎり、ほぼ収縮してヘコむ変形になるので、「ヒケ」と呼ばれます。

「ヒケ」が出る・出ていることを、「ヒケる」「ヒケている」と表現します。

プラモデルのヒケは2つ

プラモデル製作で出会うヒケは2つあります。

1つはパテのヒケ、もう1つはキット自体のヒケです。

パテのヒケ

パテのヒケ

プラモデルで改修などに使うパテ。

パテの種類によって程度は違うのですが、パテはヒケるのです。

「こんな形にしたいな」

と考えてパテを盛ったはずなのに、乾燥して固まると、

「あれ?ここがヘコんでるぞ?盛りなおしかー」

となってしまうんですよね。

そうすると、もう一度そこにパテを盛って乾燥を待たなければいけなくなるので、パテのヒケは面倒くさい!

おらプラ
おらプラ

面倒くさがりの私は、ヒケないからポリパテが大好き

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キット製造時のヒケ

本来作りたいパーツ

プラモデルのキットは射出成形と行って、熱してドロドロになったプラスチックを、金型に流し込んで作ります。

そして、冷えて固まった時に、ヒケが発生してしまいます。

ヒケ発生

大きくて厚みのある部分ほど、ヒケは発生しやすいです。

一番ヒケが目立つのは、広くて滑らかな平面なので、そういうプラモデルを作る場合は、上級者ほど美しい平面になるように修正します。(面出し)

おらプラ
おらプラ

車やバイクのプラモにとっては天敵!

 

 

実際のヒケ

実際のヒケがどんなものか、見てください。

平面に見えますが・・・

上のガンダムのシールドは、平面で出来ているように見えますよね?

金属ヤスリ

でも、そこに平面ヤスリ(金属ヤスリやプレートに貼ったヤスリ)をかけてみると・・・

ヤスリが当たる面と当たらない面がある

ヤスリが当たるところと、当たらないところが見えてきます。

パーツが平面でヤスリが平面ならば、全体的にヤスリ跡が出てくるはずなのに・・・?

これはつまり、平面に見えているけど実際は凹んでいる場所があるということです。

ヤスリが当たらない➡凹んでいる➡ヒケ(とは限らないが)

ということです。

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