【プラモデル基礎用語】押し出しピン・押し出しピン跡

プラモ用語集
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押し出しピンとは?

押し出しピンとは、プラモデルを製造する時に、金型から外すときにランナーを押し出すための金属棒のことです。

よくプラモ製造に似ている例えとして使われますが、

  • タイ焼きなら手やトングでつかんで型から取ります
  • たこ焼きなら串で差して型から取ります

が、大量生産のプラモキットで手で取ってるわけにはいきませんし、たこ焼きのように軟らかいものでもありません。

そこで、金型に内蔵されている押し出しピンが、自動でプラスチックを押し出して金型から外す仕組みになっています。

「なーんだ、そんな製造時のことなんて知らなくていいじゃん」

と思うかもしれませんが・・・

そのときはまだプラスチックが熱い(完全に冷えると外れにくい)ので、その押し出しピンの跡が残ってしまうのです。

これが、「押し出しピン跡」といって、モデラーが気にするポイントなんですね。

押し出しピン跡の実際

これが押し出しピンの跡です

押し出しピンの跡は、必ず付いてしまうものです。

でも、押し出しピンの跡は、実際にはなるべく完成後に見えにくい、内側や裏側に付くように工夫されています。

見える場所に付いてしまっている場合は消す

ただし時々、見える場所に残ってしまっている場合もあって、それは完成後に目立つので、ヤスリがけなどで消さなくてはいけません。

上のようにあからさまに表に出ていることは少ないですが、「チラッと見えてしまう裏面」というのはけっこうありますので、注意しましょう。

例えば、ガンダムやザクの腰の装甲裏とかです。探してみてください。